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秋山 暢 院長の独自取材記事

さがみひまわりクリニック

(相模原市中央区/相模原駅)

最終更新日:2023/08/02

秋山暢院長 さがみひまわりクリニック main

血液・腫瘍内科を専門として長年大学病院などで白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など血液疾患の臨床・研究・教育に携わってきた秋山暢院長。血液疾患の専門家は少なく、症状が落ち着いても多くの患者が大学病院に通い続ける状況から、地域で患者の体調管理や生活習慣病治療などを担いたいと「さがみひまわりクリニック」を開業したそうだ。また、血液疾患で起こりやすい合併症や治療の副作用など、幅広い領域の疾患に対応してきた経験も生かし、内科疾患全般も積極的に診療していきたいという。自分の病気を知り、納得して医療を受けられるよう疾病啓発の動画配信も始めるなど意欲的だ。「青空に向かって咲くひまわりのように、心身ともに健康になれる診療を提供するクリニックをめざす」と語る秋山院長に、同院の特徴や開業に至る思いを聞いた。

(取材日2023年7月4日)

血液疾患、糖尿病など生活習慣病、がん緩和医療も対応

医院名に込められた想いをお聞かせください。

秋山暢院長 さがみひまわりクリニック1

ひまわりは、夏の青空に凛としてまっすぐ咲くところが、とても好きな花です。このクリニックも、ひまわりのような元気いっぱいのイメージで、心身ともに元気になれる診療を提供したいという想いで名づけました。そもそも私は、長らく血液疾患を専門として、血液疾患やがんの患者さんが抱える高血圧、脂質異常症、糖尿病、骨粗しょう症、心臓病、腎臓病なども診察してきました。当院では、そうした経験を生かして、血液疾患の患者さんのみならず、地域の住民の方にも、生活習慣病を含めた総合的な内科診療を提供したいと考えています。また血液疾患やがんの患者さんには、気軽にご相談いただけるかかりつけ医としてQOLの向上をめざした医療をご提供します。大きな病院での治療が終わった方のフォローアップも行いますし、血液のがんに限らず、進行したがんの患者さんの疼痛緩和や、副作用に対する支持医療などにも対応します。

糖尿病内科も標榜されるなど、幅広い診療に対応されるのですね。

血液疾患の多様な症状や合併症、治療に伴う副作用などに幅広く対応してきた経験を生かしたいと考えています。特に糖尿病は、血液疾患でよく使われる薬の副作用として起こることがあるため、その治療にも取り組んできました。また、多血症という赤血球が増える病気の患者さんでは、睡眠時無呼吸症候群が原因ということもありますので、そちらの診療も手がけてきました。ですから、当院でも睡眠時無呼吸症候群の検査や治療を行っています。

クリニックの設備にはどのような特徴がありますか。

秋山暢院長 さがみひまわりクリニック2

患者の皆さんが安心して受診していただけるよう、発熱専門の外来用の部屋を設け、発熱患者さんとそれ以外の患者さんの動線が分かれるようにしました。血液疾患、悪性腫瘍では画像診断が重要ですのでCTも導入し、肺がんの早期発見をめざして50歳以上の喫煙者を対象とした低線量CT肺がん検診も行っています。通常のCTより被ばく量が低く、胸部エックス線検査では見つからない早期がんを見つけることができます。血液検査や糖尿病の指標HbA1cを測る測定器、肝機能、腎機能の検査機器も整備しました。30分ほどで結果がわかりますので、診断、治療の判断が迅速に行えます。血液疾患の方には、骨髄検査も可能で、骨髄像を一緒に見ながら説明いたします。北里大学病院など近隣の病院との連携体制もありますので安心して受診していただけると思います。また、相模原市の特定健診、肺がん、胃がん、大腸がん、前立腺がんの検診にも対応しています。

大学病院での血液内科診療の経験を生かして幅広く対応

血液疾患とはどのような病気なのでしょうか。

秋山暢院長 さがみひまわりクリニック3

白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などで、高齢の方に多いですが、他のがんに比べて若い方の発症も多いのが特徴です。研修医時代に、高校生の患者さんを励ましながら、一生懸命治療したことは今もよく覚えています。白血病に対する分子標的治療薬をはじめ、さまざまな薬が開発されて患者さんの寿命延伸が望めるようになってきた分野でもあります。血液内科は、医師が手術を行って治すというような診療科ではありませんが、新薬が出ることによって患者さんに恩恵がもたらされるという、目覚ましい医療の発展を如実に見てきました。今後はそうした患者さんが、地域で安心して生活できるようにお手伝いしたいと思っています。

先生はどうして血液内科に進まれたのですか。

そもそも小さい頃は体が弱く、よく熱を出していて、どうして熱が出るのか、病気や人の体の抵抗力に興味がありました。高校生の時に父が病気になったことがきっかけとなって医学部に進みました。学生時代、いちばん興味があったのは免疫学で、免疫に関係した病気であるリウマチ、膠原病を専攻にしようと大学院に進みました。しかし、そこで、急性白血病や悪性リンパ腫など、血液疾患の患者さんの抗がん剤治療を目の当たりにして、こういう病気を治せるようになりたいと思うようになり、血液内科を志したのです。その後は、主に大学病院で血液疾患の臨床・研究・教育に携わり、特に白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫の患者さんを数多く診療し、抗がん剤治療や副作用に対する支持医療、緩和医療に取り組んできました。

この地で開業された理由について教えてください。

秋山暢院長 さがみひまわりクリニック4

もともと定年後は地域医療に携わりたいと考えていたので、少し早めに60歳になったのを機に開業しました。というのも、ある程度病気が落ち着いた段階で、患者さんを地域に戻したいと思っても、血液疾患に詳しい先生が少なく受け入れてくれるクリニックがないため、多くの患者さんは大学病院に通い続けることになる現状があるのです。そこで、そうした患者さんの受け皿にもなりたいと考えました。この地を選んだのは、30年以上相模原市に住んで、とても良いところで好きな街ですので、この地域のお役に立ちたいという思いからです。

患者に寄り添い心身とも元気になれる医療をめざして

先生の診療方針について聞かせてください。

秋山暢院長 さがみひまわりクリニック5

医学生に、患者さんとのコミュニケーションについても教えてきた経験があり、患者さんとの良好なコミュニケーションは治療にとって重要であると考えています。ただ医師に言われたとおりに薬を飲むだけでは、病気はよくはなりません。患者さん自身に病気や治療についてよく理解していただき、前向きな気持ちで治療に臨むことが必要だと思うのです。ですから、よく理解していただくために十分に説明すること、そして、患者さんの生活背景など個々の状況をよくお聞きして、それに合った治療をご提案することを心がけています。クリニックの理念は心身ともに元気になれるクリニックをめざすこと。毎日朝礼の時に、理念とスタッフに心がけてほしいモットーを言い合わせているんですよ。幸い、信頼できるスタッフが集まってくれたので心強く思っています。

今後についてのお考えをお聞かせください。

開業して、事務や経営面の仕事は苦労と言えば苦労ですが、自分が取り組みたいことが実現できるように道筋がつけられるのは楽しいと感じています。例えば、病気について解説した動画配信を始めました。コロナ禍で医学部もオンライン授業になったので授業用の教材として動画を作ったのですが、同じように患者さん向けに動画が作れるのではないかと考えていたのです。大学病院ではできなかったのですが、開業を機に、少しずつ動画配信を始めています。今後はいろいろな病気について啓発する動画を作っていきたいですね。また、当院の患者さんの中に、血液疾患やがんなど同じ病気の方が何人かいらっしゃれば、患者さん同士がお互いに支え合い励まし合う患者会ができるといいなと思っています。このクリニックを拠点にして、患者さん同士でピアサポートや情報交換ができるような場が作れたらいいなと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

秋山暢院長 さがみひまわりクリニック6

当院は、血液・腫瘍内科だけでなく、糖尿病など生活習慣病を含めた総合的な内科診療を行っていますので、何か気になることや体調不良があれば、お気軽に受診していただければと思います。血液の病気に関しては、貧血や発熱、疲れやすい、動悸、息切れ、出血症状、歯茎の出血、手足にポツポツ赤い斑点が出る、そういった症状がある場合は、ぜひ受診していただきたいですね。がんの緩和医療にも対応しています。また、当院はCTがありますので、他の診療科の先生方にも活用していただきたいと思います。そして、血液疾患が疑われる場合にはご相談いただくなど、診診連携で地域の皆さんの健康に貢献したいと思っています。

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