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石田 和也 理事長の独自取材記事

日下診療所

(荒川区/南千住駅)

最終更新日:2026/05/13

石田和也理事長 日下診療所 main

南千住駅から徒歩5分というアクセスの良い場所にある「日下診療所」は、内科・糖尿病内科・小児科・リウマチ科を診療する地域のかかりつけ医だ。理事長の石田和也先生は、東京女子医科大学病院などで、内科全般の診療経験を積むとともに、生活習慣病や甲状腺疾患を専門に研鑽を重ねてきた。同院では医師を増員し、診療体制を強化。高血圧症や糖尿病、脂質異常症をはじめ、甲状腺疾患やリウマチ疾患、睡眠時無呼吸症候群など広く診療する。健康診断や各種予防接種にも対応し、地域の健康寿命延伸に貢献。また、オンライン診療や土日診療を行い、仕事や子育てに忙しい人たちも利用しやすいよう体制を整えている。「いつ来ても安心して受診できるよう努めています」と、穏やかに語る石田理事長に、同院の「今」と診療の特徴について話を聞いた。

(取材日2023年10月1日/再取材日2026年4月14日)

リウマチ科を新設。内科全般を担う町のかかりつけ医

前回の取材から約2年半がたちましたが、診療全般で変わったことはありますか?

石田和也理事長 日下診療所1

内科・糖尿病内科・小児科に加え、新たにリウマチ科を設けました。これまでの診療内容はそのままに、リウマチ疾患を専門とする医師が加わり、複数の医師による診療体制となっています。当院は日曜も診療を行っているため、安定した医療を提供できるよう医師を増員しました。体制の変化により診療の質を心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、電子カルテを活用して医師間の連携を図り、患者さんがいつ来ても安心して受診できるような環境づくりに努めています。それぞれの医師の高い専門性を生かしながら、地域医療に貢献していきたいと考えています。

どのような先生が在籍されていますか?

当院では、主に4人の医師が診療にあたっています。まず、院長を務める木村先生は、一般的な内科や甲状腺などの内分泌疾患、高血圧症など幅広く対応しています。副院長の篠崎先生は日本リウマチ学会リウマチ専門医の資格を持ち、膠原病・リウマチを中心に多様な症例の経験を積んできました。2人とも女性医師ですので、女性の患者さんも気軽にご相談いただけるかと思います。また、森本先生は糖尿病や高血圧症、循環器疾患、腎臓疾患など内科全般に精通するベテラン医師です。大澤先生は糖尿病や内分泌疾患の診察を得意としています。

御院は生活習慣病の治療が得意だそうですね。

石田和也理事長 日下診療所2

はい。私自身は内科全般の診療経験を積む中で、大学病院では主に高血圧症・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病や甲状腺疾患を専門としてきました。これらの疾患の診療には特に強みがあります。当院には0~100歳までさまざまな悩みを抱える患者さんが来院されていますので、それぞれの医師が専門性を生かし、幅広い診療に対応しています。これまでの医療現場では、病気が進行した状態の患者さんを診る機会が少なくありませんでしたが、当院ではより早い段階での介入を大切にしています。地域の皆さんが大きな病院にかからずに済むよう、身近なかかりつけ医として支えていきたいですね。また、小児科も診療していますので、ご家族皆さんの健康管理のために来ていただきたいです。必要に応じて適切な医療機関へのご紹介も行っておりますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。

大人にも子どもにも安心してもらえるよう説明は丁寧に

生活習慣病の中でも、糖尿病は体のさまざまな場所に影響を及ぼすと聞いたことがあります。

石田和也理事長 日下診療所3

そうですね。糖尿病が悪化すると目・腎臓・神経にも影響を及ぼしますから、糖尿病を診る際は腎機能を確認しながら治療を進めることが大切です。糖尿病の怖いところはそれだけではありません。高血圧症や脂質異常症などとも関連性があり、血管へのダメージから脳梗塞や心筋梗塞につながることもあるのです。ただ、糖尿病は初期段階では自覚症状がほぼないのです。そのため、数十年後のリスクを下げるためには、早い段階から生活を見直すことが重要です。ですが、無理な食事制限や運動では長続きしませんよね。当院では患者さんの年齢や職業も考慮しながら、無理なく長続きできるような生活改善のためのアドバイスをします。今は薬や注射の選択肢もそろっていますから、一緒に健康な体づくりに取り組んでいきましょう。

診療において心がけていることはありますか?

心がけているのは、患者さんに少しでも不安を解消して帰っていただくことです。わかりやすい症状がある方だったら、「この薬を飲んでください」とお伝えできますが、例えば、血圧が高いものの特段症状がない、ただ、治療の必要はあるというような場合は「この薬を飲んで治療すれば、こういう良いことにつながりますよ」ということまでお伝えして納得してもらってから治療に臨んでいただきます。きちんと説明するということは一番大事にしていることですね。また、可能な限り診断名は伝えたいと思っています。クリニックに行っても、診察を受けてただ薬をもらって終わりということもあるかと思いますが、患者さんにとっては、改めて診断名をもらうことが一つの安心につながるのではないかと考えています。

小児科診療において、お子さんと向き合う際に大切にしていることは何ですか?

石田和也理事長 日下診療所4

基本的には大人の診察と同じですね。お子さんも大人もきちんと診察をし、丁寧にコミュニケーションを取って、「これが必要だと思いますので、この治療をしましょう」ということを本人にもきちんと伝えることを大切にしています。どの年代の患者さんに対しても、この姿勢は一貫しています。一方で、小児科診療では薬の処方が過剰にならないよう留意し、必要な薬を見極めた上で、必要な分だけ処方するようにしています。お子さんの元気な姿が見られれば、私としても、とてもうれしいですね。

いつ来院しても安心して相談できる診療を

患者さんにはどんなときに相談に来てほしいですか?

石田和也理事長 日下診療所5

熱がある、痛みを感じるといったはっきりした症状がなかったとしても、「何かおかしい」と感じるときは誰でもあるものです。それは、体や心が発している何らかのサインかもしれません。ですから、違和感がある時は遠慮せずに相談に来ていただきたいですね。不安を解消できるようにお話をしっかりと伺い、内科、小児科、生活習慣病などについてこれまで学んできた経験を生かしながら、南千住の皆さんの健康をお守りします。患者さんが健康を少しでも長く保てるようにお手伝いすることがかかりつけ医である当院の役割だと考えています。

南千住という地域にも親しみを抱いていらっしゃるそうですね。

そうなんです。当院の理事長になったのをきっかけに南千住と関わりが深くなり、「とても住みやすそうなところなのだな」と、改めてこの辺りの雰囲気の良さを実感しました。せっかくのご縁ですから、地域の皆さんとお付き合いを重ねながら、その時々で必要と思われる医療をご提案し、長い目で健康をお守りできればうれしい限りです。患者さんに寄り添い、信頼関係を育み、今よりもっとこの町や周辺の皆さんと親しくなることができればと思っていますし、そうなれることをとても楽しみにしています。

最後に、地域の方々や読者の皆さんにメッセージをお願いします。

石田和也理事長 日下診療所6

体制は変わりましたが、どの曜日、どの医師でも安心して受診できることを第一に考えています。日曜診療については「受診しやすく助かる」との声を多くいただいていますので、これからも地域に根差した医療を提供できればと思います。近隣にリウマチ科を診療する医療機関は少ないため、検診で指摘された場合や気になる症状があればご相談ください。また、生活習慣病は自覚症状が乏しいまま進行し、放置すると脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。重症化した後も命が助かることが見込める場合はありますが、その後のリハビリテーションの負担は大きく、予防と早期管理が重要です。今は健康でも将来困る可能性があるため、そのようなつらい思いをしてほしくない、というのが切なる願いです。当院は気軽に相談できる最初の窓口として、適切な医療を提供するのはもちろん、利便性を向上させ、かかりつけ医として南千住の方々が笑顔でいられる診療をめざしていきます。