糖尿病の専門的な治療や栄養指導を
通いやすいクリニックで
かないクリニック
(東大阪市/俊徳道駅)
最終更新日:2026/03/13
- 保険診療
糖尿病は、いったん発症すると長く付き合っていくことになる病気だ。治療でも、服薬に加え食事や運動など生活習慣の改善が欠かせず、定期的な通院が必要になる。「だからこそ、患者さんが通いやすい地域のクリニックで、専門性の高い糖尿病治療を行いたい」と話すのが「かないクリニック」の金井有吾院長。京都大学医学部附属病院や大阪赤十字病院の糖尿病・内分泌内科で多くの患者を診てきた経験を生かし、病院と同じ水準を追求した糖尿病治療を同院で提供する。先進の検査機器や治療薬を取り入れ、管理栄養士による栄養指導にも注力。金井院長やスタッフの笑顔や、患者へ寄り添う気持ちにあふれた和やかな雰囲気も、同院ならではの魅力だろう。今回は、同院で行っている糖尿病、内分泌疾患の治療や栄養指導の特色を、金井院長に詳しく語ってもらった。
(取材日2026年2月26日)
目次
自己注射製剤の導入を通院で実施。管理栄養士による「取り組みやすい」栄養指導にも注力
- Qこちらで受けられる糖尿病治療の特徴を教えてください。
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A
▲肌に貼るパッチを用いて継続的に血糖値を測定する
新しい治療薬や検査機器などを積極的に取り入れていることです。今、2型糖尿病の治療薬ではインスリン以外の自己注射製剤が増えていて、正しい使い方を学ぶために入院で投与を始めることもありますが、入院はどうしても難しいという患者さんも。そこで、当院では通院で注射製剤の導入を行っています。安全性に配慮しながらわかりやすい説明を行い、帰宅後に不安なことがあれば電話でご相談いただけます。また当院では、HbA1cや血糖値は1分ほどで測定できます。最近では指先からの採血をせず、肌に貼るパッチで継続的に血糖値を測定しスマートフォンで見られる機器もあり、検査として2週間だけ使用していただくこともできます。
- Q妊娠糖尿病の患者さんも増えていると聞きました。
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A
▲産科に特化した病院と連携し、妊娠糖尿病の診療も行っている
産科に特化した病院と連携し、妊娠糖尿病と診断された妊婦さんの診療を行っています。妊婦さんにはお薬が使いにくく中心になるのが食事療法になりますので、私の診察に加え管理栄養士による栄養指導に力を入れています。妊娠糖尿病の患者さんでは、「朝は食べない」「昼食はパンだけ」など、それまでの食生活が乱れていることも多い印象です。そこで毎食の食事内容や食後に測定した血糖値を見た上で食材の追加や食べ方など血糖値を下げるための具体的な方法を提案し、食事に対する意識の変化も促します。体を動かすアドバイスなども加えることも。血糖値の変化が見えてくると、モチベーションにもつながるかと思います。
- Q甲状腺疾患など内分泌系の病気にも対応されているとか。
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A
▲甲状腺エコーを用いて現状を把握し患者に合った診療をする
甲状腺の腫れを指摘されて受診先を探していたり、バセドウ病や橋本病の治療、甲状腺腫瘍の経過観察などで定期的な通院を必要としていたりする人が、実は少なくありません。ただ、これらの内分泌疾患に対応できる病院は限られています。遠方の専門病院まで通う患者さんもいますが、やはりご負担は大きいですよね。私は勤務医時代に多様な内分泌疾患を診てきましたので、当院でも甲状腺エコーなどを用いながら検査や治療に取り組んでいます。さらに、難病指定された内分泌疾患の維持療法を、導入した病院から引継ぎ継続することもしています。当院のように通いやすい環境で内分泌疾患の診療が受けられることを、多くの方に知ってほしいですね。
- Q管理栄養士による栄養指導とは、どんな内容でしょうか?
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A
▲誰でも参加できる「糖尿病教室」も定期的に開催している
糖尿病や妊娠糖尿病の患者さんを中心に、高血圧症、脂質異常症や肥満症の方でもご希望に応じて個別の栄養指導を定期的に行います。管理栄養士は血糖値や体重、血圧などを確認し、食事の内容や量をお聞きしながら、必要な食事量、食材やメニューのバランスを考え、控えたい食品や献立のアレンジなど、取り組めそうなところから具体的にアドバイスします。糖尿病は長く付き合う病気ですので、日々できることから少しずつ、患者さんの意欲を支える栄養指導が大切になります。管理栄養士は患者さんの生活背景やお人柄にも寄り添い信頼関係を深めてくれていますし、得られた情報は私が治療の方向性を決める際の重要な判断材料にもなっています。
- Q院内での多職種連携や、外部医療機関との連携にも積極的ですね。
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A
▲糖尿病と向き合えるようスタッフ全員で患者を支える
糖尿病などの生活習慣病は、薬だけで治療できるわけではありません。食事や運動など日々の生活で取り組むことも多く、私の診察だけですべてをお伝えするには時間が足りません。ですから管理栄養士による栄養指導のほか、誰でも参加してもらえる「糖尿病教室」を待合室で定期的に開催しています。このような啓発活動に、今後も力を入れていきたいですね。また産婦人科に限らず、近隣の整形外科、腎臓内科、さらに歯科医院など異なる専門を持つクリニックとも積極的に連携し、気になる患者さんはご紹介し合うように心がけています。当院と他院の専門性をかけ合わせ、患者さんが必要とする医療へ地域内でスムーズにおつなぎしたい、と考えています。

