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並木 祐樹 院長の独自取材記事

赤羽ここちクリニック

(北区/赤羽駅)

最終更新日:2024/05/13

並木祐樹院長 赤羽ここちクリニック main

赤羽駅から徒歩6分の場所にある「赤羽ここちクリニック」。アーケードを2分ほど歩き左手に曲がると、同院の大きな看板が見えてくる。院内に入ると、受付スタッフが患者の緊張を和らげてくれるような笑顔で温かく迎えてくれる。2024年3月から同院の院長を務める並木祐樹先生は、2001年に東京慈恵会医科大学を卒業後、都内や埼玉の基幹病院や一般病院などで研鑽を積んだ。同院では、皮膚科・美容皮膚科・形成外科の各分野を専門とする経験豊富な複数の医師が、それぞれ診察を行い、患者目線のわかりやすい説明と丁寧な診療に努めている。また、機器を多数そろえ、患者一人ひとりの肌質や悩みに合わせた診療を心がけている。今回は、並木院長に同院の特徴や医師としてのこだわりなどについて詳しく聞いた。

(取材日2024年3月26日)

強みは、3分野を専門とする各医師が診療にあたること

初めに、クリニックの概要とコンセプトについてお聞きします。

並木祐樹院長 赤羽ここちクリニック1

当院は2023年4月1日に開業し、私は2024年3月に、院長に就任いたしました。老若男女問わず、幅広い年齢層の患者さんに来院いただいています。主にかゆみやかぶれなどの一般的で身近な皮膚科症状のほか、美容皮膚科のご相談も数多く承っています。医師が在籍する医療機関において美容皮膚科を受診するメリットは、安全性に配慮した施術を提供できるところにあると思います。当院では、医療機関だからこそ使用できる医療機器を取りそろえています。それらは、強度の調整加減により見込まれる効果の出方が変化しますが、その点を重視したケアにも尽力しております。当院では、患者さんの皮膚の美にこだわることはもちろん、診察や説明・治療、スタッフの接遇など患者さんに関わることすべてが美しいかどうかも大事にしています。

クリニックの強みを教えてください。

皮膚科、美容皮膚科、形成外科の3分野それぞれを専門とする医師が在籍していることです。皮膚科を専門とする私は、美容皮膚科につなげるところまでを担当。手術を含む専門的な外科処置などは、その道のスペシャリストが対応することにより、患者さんにより精度の高い医療提供がめざせますし、患者さんにもご満足いただけるものと信じております。また、当院は、保険診療から自由診療まで幅広く対応していますが、例えば、保険診療でかゆみ症状の改善が見込めた患者さんの場合、炎症後の色素沈着が気になる方には、自由診療になりますがお悩みを解消できるよう対応させていただくこともできます。

スタッフを含めた診療体制について教えてください。

並木祐樹院長 赤羽ここちクリニック2

医師7人、看護師4人、受付・事務スタッフ4人が、患者さんのご相談に対応しています。また、医師の約半数は、女性医師です。女性の患者さんの中には、女性医師のほうが相談しやすいという方もいらっしゃるため喜ばれています。複数の医師が、各専門の診療科の治療にあたることは先述したとおりですが、看護師やスタッフも自分の得意なスキルを業務に生かしてくれています。例えば、当院のホームページは外注ではなく内製です。PCリテラシーの高いスタッフが中心となり作製しています。業者さんに外注すると、コミュニケーションの手違いが原因となり手戻り作業が発生することもありますが、専門知識を有する医師、看護師にその場ですぐに確認できるため、理解の食い違いを未然に防ぎ、効率的に作業できます。私の運営方針は、精鋭ぞろいのスタッフを信頼してお任せするスタイル。当院はまさにチーム医療のもとで成立しているといっても過言ではありません。

やりがいは、「見た目も重視した診療」を完結できた時

院長が皮膚科の医師を志した理由についてお聞きします。

並木祐樹院長 赤羽ここちクリニック3

2001年に東京慈恵会医科大学を卒業後、戸田中央総合病院で勤務しました。当初、私が興味を持っていたのは整形外科と救急で、各診療科を学ぶためにローテーションして最後に回ったのが、私の人生を決めた皮膚科でした。診療科の多くは、検査、診断を経て治療をスタートするのが一般的。皮膚科に配属された際、「見た目で診断を下して、すぐに治療に入る」場面に接し、他科では味わったことのない魅力を感じました。そして皮膚科部長に勧められたこともあり、皮膚科を選択することに。皮膚科の医師として症例を担当するようになると次第に、皮膚科においても「見た目」だけでなく、必要に応じて検査を行う必要があることを理解しました。戸田中央総合病院に17年間在籍した後、都内や埼玉などで研鑽を重ね、現在に至ります。

これまでの経験で、現在につながっていることはありますか。

大学を卒業して2、3年たった頃、高齢の女性患者さんの手術を執刀しました。手術前に上司から言われた言葉のうち、今でも鮮明に残っているものがあります。それは、「見栄え良くきれいに処置を行うということだけに意識を向けるのではなく、お母さんだと思って縫いなさい」というアドバイスです。自分の母を施術すると思った途端に、患者さんに喜んでもらえる結果につなげたいという気持ちが増幅し、かなり気合いが入ったことを今でも時々思い返します。私が皮膚科医としてやりがいを感じるのは、「見た目も重視した診療」を完結できた時です。常にレベルアップをめざし、日々努めております。

診察の際に、心がけていることを教えてください。

並木祐樹院長 赤羽ここちクリニック4

初診では特に、患者さんのお話を丁寧に伺うことに注力しています。また肉眼だけでは見えにくい症状については、拡大鏡を使用して確認。皮膚が部分的に赤くなる紅斑が出た場合、それが皮膚そのものの湿疹に類する病気である場合もあれば、血管が広がり赤く見えているケースもあります。その原因を見極め、適切な治療を行うよう努めています。また、女性の皮膚科医師が、女性ならではの生活歴などにも配慮した診療を実施しています。例えば、かぶれのご相談でいらした患者さんの場合、長年使用している毛染め液やシャンプー、化粧水や下着のゴムなどが、かぶれの原因になっている場合が少なくありません。患者さんが思ってもいなかった気づきを示し、それによって改善した患者さんの笑顔を拝見できたら、やはりうれしい気持ちでいっぱいになりますね。

わかりやすい説明と丁寧な心遣いに徹する

患者さんに知っておいてもらいたいことはありますか?

並木祐樹院長 赤羽ここちクリニック5

当院では、アトピー性皮膚炎の注射治療も行っています。この治療を導入した当院の思いは、今までの治療法で十分な効果が望めなかった重症患者さんに、より快適な生活を手に入れてもらいたいという願いです。また最近、ニキビのご相談がとても増えています。これまでの治療法で期待する状態に至らなかった、でも諦めたくないという方は、ぜひ当院にお声がけください。保険診療枠での治療が可能です。

ご自身の健康のために行っていることがあれば、教えてください。

新型コロナウイルス感染症の流行前は頻繁に知人とお酒を楽しんでいましたが、そうした機会がなくなったことにより減量できました。これがきっかけで、酒量もめっきり減少。健康のためにジムに通ったり、熱心にスポーツアクティビティーにのめり込んだりということはありませんが、小さな子どもがいるので一緒に遊んでいるだけで良い運動になっています。肩車や子どもを持ち上げて高い高いなどをした後には、かなり体力を使ったという感じで、疲労感を覚えることも。また、特に没頭するような趣味はありませんが、仕事が終わり帰宅して、家族水入らずで夕食の卓を囲む時間は至福のひと時です。

最後に、今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

並木祐樹院長 赤羽ここちクリニック6

私は、常に改善を重ねたいタイプです。例えば、院内の掲示板に貼られた診療メニュー表に診療内容と料金は記載されていますが、医師が「患者さんの悩みを、ちゃんと理解している」ことも伝わるよう加筆などを行うのが望ましいと感じます。私のモットーは、患者さん目線のわかりやすい説明と丁寧な心遣いに徹すること。また、私自身が小さな子どもを抱える一人の親として、親御さんの大変さを痛感しています。お子さんが植物に触れたり、砂遊びをした後にかぶれなどを発症し、困った経験はありませんか? 医師に相談するほどではないと思える症状でも構いません。治療を必要としない状態でも良いので、気軽にご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しわケア/各1箇所 1万4300円(眉間・目尻)別途、診察代:2200円

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