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平野 直樹 理事長の独自取材記事

武蔵小杉胃と大腸の内視鏡・消化器内科クリニック川崎中原院

(川崎市中原区/武蔵小杉駅)

最終更新日:2025/02/19

平野直樹理事長 武蔵小杉胃と大腸の内視鏡・消化器内科クリニック川崎中原院 main

武蔵小杉駅から徒歩2分。綱島街道沿いにあるショッピングモールの2階にある「武蔵小杉胃と大腸の内視鏡・消化器内科クリニック川崎中原院」は、2023年7月1日に開業。患者の不安な気持ちを落ち着かせてくれるような雰囲気の院内が印象的な同院は、内視鏡検査を中心に消化器疾患の診療に注力。先進の内視鏡システムを導入していることに加え、胃では経口内視鏡のほか経鼻内視鏡の検査にも対応する。さらには鎮静剤を用いるなど、患者ができるだけ楽に受けられるのと同時に精度が高い内視鏡検査を提供していく考えだ。そんな同院の理事長で、「川崎市で内視鏡検査といえば当院といわれるような病院をめざしていきたいですね」と穏やかで丁寧な口調で話す平野直樹先生に、同院の診療内容や新規オープンにかける意気込みを聞いた。

(取材日2023年6月21日)

内視鏡を中心に消化器疾患の検査・治療に力を注ぐ

まずはクリニックの紹介からお願いします。

平野直樹理事長 武蔵小杉胃と大腸の内視鏡・消化器内科クリニック川崎中原院1

当院は今年の7月1日に開院する、内視鏡検査を中心とする消化器専門クリニックです。私は、これまで晴海に開設したクリニックでも内視鏡検査を中心に診療してきましたが、神奈川県にお住まいの患者さんが結構いらっしゃり、この武蔵小杉周辺のエリアから来られている方も多かったんです。患者さんの中には、症状があるのに受診したクリニックで検査までに1ヵ月くらいかかると言われ、すぐに検査を受けられるところを探して来たという方も。神奈川の先生方ももちろん頑張っておられますが、患者さんの数に消化器内視鏡検査の体制が追いついてないという印象がありました。そこで今回、この武蔵小杉エリアで当院を開院することにしたのです。やはり、病気の早期発見と早期治療は大切ですから、特に症状がある患者さんにできるだけ待ち期間も少なく、内視鏡検査をすることができるクリニックにしたいと考えています。

すてきな院内ですが、こだわったところはありますか?

一つは広さです。晴海のクリニックは内視鏡検査のブースが一つしかなく、できる検査数にも限りがありました。ですから、当院では3ブースの内視鏡検査室を用意しました。加えて、大腸内視鏡検査の際には下剤を服用してもらいますが、そのための半個室のスペースや、検査後のリカバリースペースもカーテンで区切られた5つを用意しています。さらに、内視鏡システムは特殊な光で病変を観察できる機能や拡大、ワイドアングルなどの機能も搭載されている新鋭のものを導入したほか、内視鏡検査室はちょっとした画像の変化も見やすいようにブルーライトが使えるようにしています。院内は、落ち着いたシックな雰囲気となっていますが、私にはそういうセンスがまったくないものですから(笑)、スタッフに任せました。そういう意味では、スタッフと一緒につくり上げたクリニックですね。

こちらで取り組んでいる内視鏡検査について、詳しく教えてください。

平野直樹理事長 武蔵小杉胃と大腸の内視鏡・消化器内科クリニック川崎中原院2

できるだけ患者さんに苦痛の少ない胃と大腸の内視鏡検査を提供していきたいと考えています。胃の内視鏡検査では、嘔吐反射が起きづらい鼻から挿入する経鼻内視鏡と、口から挿入する経口内視鏡を患者さんの希望などに応じて選択が可能です。さらに、多くの場合で鎮静剤を使用しますので、患者さんは半分眠ったような状態で検査を受けられます。また、大腸内視鏡検査の場合は、医師の技術が患者さんの検査中の苦痛に大きく関係しますから、大腸内視鏡検査でも鎮静剤を使用します。また、私を含めて経験も豊富な日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持つ医師たちがそろっていますので、さまざまなテクニックを駆使して、患者さんに余計な負担をかけない検査を実践していきます。

病気を見逃さないことを心がける

少しでも楽に検査を受けられるのは大切なことですよね。

平野直樹理事長 武蔵小杉胃と大腸の内視鏡・消化器内科クリニック川崎中原院3

内視鏡検査は、苦しくないようにすることはもちろんですが、基本的に病気の有無を確認する検査なので、一番大切なのは病気を見逃さないこと。そして、胃や大腸などのがんは、早期に発見し、早期に適切な治療を行えば、治癒をめざすことも十分期待できますし、治療自体も体への負担が少ない内視鏡を使った治療が可能です。さらに、胃がんはピロリ菌の除菌、大腸がんの場合はがん化することが多いポリープの切除が予防につながります。病気になってしまうのは、ある程度はしょうがないですから、早期に発見して治療をすることが重要で、苦痛の少ない内視鏡検査をすることで患者さんの検査に対するハードルを下げるのは、とても大切なことだと考えています。

内視鏡検査のほかに力を入れていきたいことはありますか?

健康診断です。人間ドック的な内視鏡検査はもちろんですが、就職するときに必要な雇入時の健康診断にも対応して、1週間程度で結果を送れる体制を整えているところです。また、来年からになりますが川崎市の健康診断も行っていく予定です。先ほども言ったように、何かしらの病気になるのは、ある意味でしょうがないところがあると思うんです。そして、多くの病気は早期に発見して早期に治療に取りかかることができれば、予後に影響も少なくて済みます。ですから、地域の皆さんの寿命が縮まるようなことがないように、健診にも力を入れて取り組んでいきたいです。また、当院の院長は女性医師です。内視鏡検査は男性医師だとちょっと恥ずかしいという女性もいると思いますが、当院では希望してもらえれば女性の院長が検査を担当します。さらに、土日も検査を行いますので、平日は忙しいという方でも受けやすいと思います。

今後、診療で心がけていきたいことは?

平野直樹理事長 武蔵小杉胃と大腸の内視鏡・消化器内科クリニック川崎中原院4

患者さんの話をできるだけ聞くこと。加えて、なるべく優しく接して丁寧な対応を心がけていきたいです。これまで行ってきた診療でも、話をあまりガツガツ聞くのではなく、患者さんがリラックスして話しやすい雰囲気を大切にしてきましたから、そこは変わらないでしょう。あと、当院では内視鏡検査の結果は基本的に当日中にお伝えしていく予定ですが、その際には実際の検査画像もお見せしながら、わかりやすく丁寧に説明していきます。

「内視鏡検査ならここ」といわれるクリニックに

ところで、先生はなぜ医師を志したのですか?

平野直樹理事長 武蔵小杉胃と大腸の内視鏡・消化器内科クリニック川崎中原院5

実家が内科クリニックでしたので、子どもの頃から自然と将来は医師になるものだと考えていましたね。そして、内科を学ぶ一方で手術もしていきたいという思いもありましたので、消化器内科を専門に選び、内視鏡の技術も磨いていこうと考えました。ですから、大学を卒業後は東邦大学医療センター大森病院第一内科に入局し、国立国際医療研究センターの消化器科を経て、さらに知識を深めるために大学院にも進みました。その後は、愛知県がんセンターで研究に取り組んだり、虎の門病院にも勤務したりし、博士号を取得後は東邦大学医療センター大森病院に戻り、昭和大学江東豊洲病院消化器センターの助教を務め、2018年に晴海に最初のクリニックを開業しました。この間には、現在基幹病院や大学病院で内視鏡の部門長を務める先生たちとの出会いがあり、当院にも顧問として協力してもらっています。

休日どのようにリフレッシュしていますか?

晴海のクリニックでは土日も診察していたり、当院の開院の準備もあったりしましたので、なかなか自分の時間が取れていないですね。ただ、中学生の頃からテニスをしていて、今も夜11時にやっているテニススクールに参加して、リフレッシュしています。ほかには、トイプードルを飼っているので、犬の散歩ですかね。思春期を迎え、少しずつ相手をしてくれなくなってきた2人の娘と一緒に散歩できるいい機会でもあるんです(笑)。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

平野直樹理事長 武蔵小杉胃と大腸の内視鏡・消化器内科クリニック川崎中原院6

「川崎市で内視鏡検査といえば当院」といわれるようなクリニックをめざしていきたいですね。検査の件数の多さなどというよりは、患者さんの満足度というか、苦痛も少なく安心して検査が受けられるということがクチコミで伝わるような診療をしていきたいと思っていますし、それができれば検査を受ける人も多くなって、それだけ地域の皆さんの健康に貢献できるのだと思います。当院の院長を務める熊倉有里先生は、私の医局時代の後輩で、いろいろなところで一緒に診療もしてきましたが、患者さんやスタッフにすごく優しく、経験も豊富で診療の能力も高いですから、全面的に信頼して任せています。開業後は、この武蔵小杉エリアで苦痛の少ない内視鏡検査に努め、丁寧な診療を心がけていきます。女性の医師もいますので、少しでも胃腸の具合が気になるのなら、どなたでも気軽に受診してほしいと思います。

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