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更年期に現れるつらい症状は
我慢しないで一度受診を

Mieruレディースクリニック

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2025/03/11

Mieruレディースクリニック 更年期に現れるつらい症状は 我慢しないで一度受診を Mieruレディースクリニック 更年期に現れるつらい症状は 我慢しないで一度受診を
  • 保険診療

渋谷駅から歩いて8分の立地にある「Mieruレディースクリニック」は、思春期から老齢期まで幅広い年代の女性の健康に尽力する婦人科医院だ。その中でも同院は、更年期障害をはじめ、40代以降の女性に起こりやすい疾患の治療に注力している。柴田あずさ院長は、更年期障害の原因は女性ホルモンの減少だけではないと語る。「更年期の症状は多岐にわたるため、女性ホルモンの変化の他にも環境などさまざまな原因が考えられます」そう話す柴田院長は、複合的な要因を視野に入れて一人ひとりの症状に合わせた治療を施している。多くの女性が悩む更年期障害の症状や原因、同院で行っている治療について聞いた。

(取材日2025年2月14日)

閉経前後10年間に起こるさまざまな違和感は更年期障害の可能性が。治療によって症状の改善が期待できる

Q更年期障害とはどういったものなのでしょうか。
A
Mieruレディースクリニック さまざまな症状があり、自身での判断が難しい更年期障害

▲さまざまな症状があり、自身での判断が難しい更年期障害

更年期障害は、閉経前の5年間、そして閉経後の5年間の計10年ほどの間に起こるさまざまな症状を指します。典型的な症状として、ほてりやのぼせなどの「ホットフラッシュ」が挙げられますが、それ以外にも何となく疲れやすさを感じたり、眠れなかったりと、症状は多岐にわたります。頭痛や肩凝り、抑うつ感や物忘れなど、人によって出る症状が異なるため、「これが出たから更年期障害だ」とすぐに断言できないのが実情です。ですが、閉経前後に体やメンタル面に違和感を抱き始めたら、更年期障害の可能性を考えても良いかもしれません。

Q更年期障害の原因と、主な治療方法を教えてください。
A
Mieruレディースクリニック 更年期障害の症状はさまざま。症状についてしっかりと相談できる

▲更年期障害の症状はさまざま。症状についてしっかりと相談できる

更年期障害は、それまで潤沢にあった女性ホルモンが閉経をきっかけに減少することで起こります。ただし、女性ホルモンの変化だけが原因ではなく、患者さんを取り巻く環境など、複合的な要因で発症する点にも留意が必要です。ホットフラッシュのように女性ホルモンが密接に関係する症状は、ホルモン補充などの治療で改善が期待できますが、不眠症や疲労感、抑うつ感といった症状は、必ずしもホルモン補充が最良の選択とは限りません。運動や漢方の処方がより有用なケースもありますので、患者さんの話をよく聞きながら、個々の症状に合わせたアプローチを行うことが大切です。

Q更年期障害はどのように診断するのでしょうか。
A
Mieruレディースクリニック チェックシートと問診で症状を確認

▲チェックシートと問診で症状を確認

更年期障害は、確定診断となる検査方法などがありません。そのため現在は、全国的に使われている更年期障害のチェックシート「SMI(簡略更年期指数)」を活用しています。SMIは、「顔がほてる」という症状が強ければ10点、中程度であれば6点といったように症状の強弱で点数が決まっています。チェックシートの合計点数に応じて更年期障害の重症度を見極め、治療していくという形が一般的です。また、更年期の症状と間違われやすいのが、甲状腺機能の低下や心不全、貧血による疲れやすさです。こうした可能性がすべて否定された後に、年齢的に更年期を疑って当クリニックにいらっしゃる方も多いですね。

Q貴院で提供している更年期障害の治療方法を教えてください。
A
Mieruレディースクリニック 個々の症状に合った診療で対応

▲個々の症状に合った診療で対応

当クリニックでは、患者さんの症状に合わせて漢方の処方やプラセンタ療法、HRT(ホルモン補充療法)などの治療を行っています。漢方は西洋薬に比べて副作用が少なく使いやすいので、一番手軽で始めやすい治療法といえるでしょう。プラセンタ療法はプラセンタを定期的に皮下注射する方法で、慢性的な疲労感の解消などに効果が期待できます。HRTはエストロゲンとプロゲスチンを補うことを目的とし、張り薬タイプの配合剤や経口内服薬と塗り薬のセットタイプがあります。特に張り薬タイプは肝臓を介さないので体への負担がかかりにくい点がメリットですね。こうした選択肢を提示しながら、患者さんの希望や症状に合わせて治療方法を決めます。

Q更年期とうまく付き合うために大切なことは何でしょうか?
A
Mieruレディースクリニック 体調に変化を感じたらいつでも相談してほしいと語る院長

▲体調に変化を感じたらいつでも相談してほしいと語る院長

治療を行う上で、便宜上「更年期障害」という病名がつけられていますが、この名前にとらわれすぎる必要はないと考えています。「更年期」と向き合うのではなく、自分の体や症状と向き合っていただけたらと思います。また、更年期だから仕方がないとつらい症状を我慢するのではなく、違和感が出てきたら気軽に受診していただきたいですね。更年期の症状だけに限らず、何ごとも十分な睡眠と適度な運動、バランスの取れた食事が基本です。生活習慣を整えることも、更年期の症状を付き合う上で大切になります。

ドクターからのメッセージ

柴田 あずさ院長

更年期の症状があるけれど、人に相談できなかったり、話す機会がなかったり、またインターネット上に情報が散在していて何を信じて良いかわからないといった方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういう方にこそ、当クリニックに相談に来ていただきたいです。医師として人の体とずっと向き合ってきた経験がありますので、何かしらお手伝いができることがあるかと思います。一度お話をして、一緒に良い道筋を見つけていきたいと考えていますので、ぜひお気軽にお越しください。

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