生理の辛さに悩まない生活を
婦人科の利用や低用量ピルについて
Mieruレディースクリニック
(渋谷区/渋谷駅)
最終更新日:2026/02/26
- 保険診療
生理は我慢するしかない、そう思っている女性は多いのではないか。試験や試合などイベントと重なりませんようにと願い、生理中は淡色の服は着られない、常に漏れが気になるなど毎月悩まされ我慢を重ねている人も多いだろう。生理さえなければ、と思うことも一度や二度ではないかもしれない。しかし低用量ピルの登場で、生理の悩みの軽減が図れるようになった。低用量ピルを上手に活用して、自分自身の本来持っているパフォーマンスを発揮することが望める時代になっている。自身も低用量ピルを活用し子育てに診療にと生き生きと活躍している「Mieruレディースクリニック」の柴田あずさ院長は、女性のためのかかりつけ医として患者に優しく寄り添いながら女性の活躍をサポートしており、より輝ける人生のために低用量ピルを勧めている。
(取材日2026年1月30日)
目次
本来の力を発揮しより良い人生を歩むためにも、低用量ピルを活用したい
- Q毎月生理が重くつらい思いをしています。
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A
▲パンフレットなどを用いてわかりやすい説明を心がけている
月経の時に起こるつらい症状は月経困難症です。おなかが痛い、腰が痛いという症状のほかに、頭痛、おなかの張り、食欲不振、吐き気、疲れやすい、イライラする、気分が落ち込む、下痢など幅広い症状があります。日本では約900万人の方が月経困難症で困っていると推定される一方で、医療機関を受診し治療を受けている人は非常に少ないのが現状です。多くの方が我慢し、毎月つらい思いをしているのです。月経困難症には、子宮に原因となる病気がない「機能性月経困難症」と、子宮筋腫や子宮内膜症などが原因の「器質性月経困難症」があります。生理がつらいのは当たり前、と思わずに、不快と感じる症状があるならばぜひ婦人科を頼ってください。
- Q低用量ピルはどのような効果が期待できるのでしょうか?
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A
▲生活背景をしっかりヒアリングし、その人に合うピルの提案を行う
生理は天気のように自分では操れないと思っていませんか。実は生理はある程度コントロールが図れる時代になっています。低用量ピルというと避妊への有用性が注目されますが、月経不順も含め、月経に伴う症状の多くの改善が期待できる、とても頼もしい存在です。初潮から30代までの方にぜひ使っていただきたいと思っています。部活や試験、仕事など重要な場面で、生理による不快感やトラブルで本来のパフォーマンスが発揮できない経験をされた方は多いことと思います。私自身は出産後に生理のつらさを再認識し、低用量ピルの有用性を改めて実感しました。今はさまざまな種類のピルを試しながら継続して服用しています。
- Q副作用について気になります。
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A
▲プライバシーに配慮して、話しやすい空間をつくっている
副作用は個人差が大きく、まったく気にならない方もいらっしゃいますし、中には吹き出物や気分の落ち込みなどの症状がある方もおられます。薬にも個性があり、相性もありますから、合わない時は薬を変更できます。ごくまれに血栓が現れることもあります。血栓ができると痛みがあり、血栓が胸に移動して肺塞栓を起こすと胸の痛みや息苦しさがあります。その場合はすぐに服用を中止し医師に相談してください。また長期服用で乳がんや子宮頸がんのリスクがわずかに上がる可能性があるため、検診をきちんと受けるようにしましょう。服用して気になることがあったら、決して我慢せずにどんなことでもすぐに相談してください。
- Qオンライン診療も行われていますね。
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A
▲患者のライフスタイルに合わせて、オンライン診療も取り入れる
低用量ピルの処方は初回は1ヵ月分。その後は順調であれば3ヵ月ごとの処方になります。定期的な通院は大変ですし、わざわざ来院するほどでもないけれどちょっと相談したい時、聞きたいことがある時など、ご都合に合わせて気軽にオンライン診療を使っていただけると良いと思います。例えば、検査やじっくり相談したい時は来院、時間がない時やちょっと聞いてみたいことがある時などはオンライン、などですね。急に不正出血があって急いで聞きたい時や、出かけるのがつらい時などもオンライン診療が活躍している場面です。
- Q低用量ピルはきちんと婦人科で相談することが大切だそうですね。
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A
▲どんな些細なことも相談してほしいと話す柴田院長
どんな治療もそうですが、この症状にはこの薬、と絶対的な正解があるわけではありません。患者さんごとに違う症状や体質、好みなどを踏まえてこまやかな調整が必要です。低用量ピルも連続投与と周期投与があり、患者さんのお考えや中心となるお悩みにより話し合って決めるべきです。それには専門的な知識が欠かせません。また婦人科は初潮から妊娠、出産、閉経と一生を通じた長いお付き合いになりますし、繊細な女性の身体は些細なことで変化し、変調を来すことも多いです。自分の体のことをよく知る婦人科のかかりつけ医がいれば心強いと思いますし、低用量ピルのように服薬し続けるものは専門家のもとで診てもらいましょう。

