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渡辺 隆一 院長の独自取材記事

わたなべ歯科医院

(鎌ケ谷市/北初富駅)

最終更新日:2024/11/08

渡辺隆一院長 わたなべ歯科医院 main

新京成線北初富駅から程近い場所にある「わたなべ歯科医院」は、2023年5月に開院した。院長を務める渡辺隆一先生は、北海道大学歯学部を卒業し都内の歯科医院で研鑽を重ねた後、地元千葉で開業。幼少期に、家族全員が頻繁に歯科医院に通っていたことから、歯科医師をめざしたといい、今では両親やきょうだいも患者だという。勤務医時代には、高齢者の歯科治療や小児歯科、インプラント治療、矯正歯科までさまざまな診療に携わり、その経験を生かし患者の幅広い悩みに応えられるよう多くの選択肢を取りそろえている。いつまでもおいしく食事ができるよう、地域の歯の健康をサポートしたいと考える渡辺院長に、治療で心がけることや力を入れることについて話を聞いた。

(取材日2024年10月21日)

子ども時代の経験から、怖くない歯科医師を志す

先生は、なぜ歯科医師になろうと思ったのでしょうか。何かきっかけなどはありますか?

渡辺隆一院長 わたなべ歯科医院1

子どもの頃、自分も含めて家族みんながよく歯科医院に通っていました。お恥ずかしい話ですが、虫歯の治療ですね。あまりに歯科の先生にお世話になる機会が多かったので、こんなに頻繁に治療が必要なら、家族の中に一人くらい歯科医師がいたほうがいいのでは、と思ったのが最初のきっかけです。僕は小さい頃は歯医者さんが苦手で、虫歯の治療に行くのが本当に怖かったことを覚えています。子どもながらに、「自分が歯科医師になったら、怖くない先生になって、家族の歯を優しく治してあげるんだ」と思っていました。

勤務医時代は、どのような治療経験を積まれてきたのでしょうか。

北海道大学歯学部を卒業して、最初は東京都健康長寿医療センターという医療機関に勤務しました。その名のとおりご高齢の患者さんが多くいらっしゃる場所だったので、そこではたくさんの高齢者の歯の治療に携わりました。その後、もう少し幅広く勉強したいと考え、都内の歯科医院で小児歯科やインプラント治療、部分矯正などさまざまな治療を学びました。結果として、お子さんからご高齢の患者さんまで、皆さんのお悩みに応じて治療の選択肢を提供できるようになりました。

診療方針や、ポリシーについてお聞かせください。

渡辺隆一院長 わたなべ歯科医院2

当院では、「より笑顔に、楽しい会話、おいしい食事、大切な人との幸せな時間を」のフレーズをコンセプトとして掲げています。口の健康を保ち続けて、何歳になっても自分の歯でおいしく食事をすることは、幸せな人生につながると思うのです。勤務医時代にも、ご高齢の患者さんから、年を取って入れ歯になり、大好きだったものが食べられなくなったという話をよく聞き心苦しく思っていました。食事はご高齢の患者さんにとって大きな楽しみの一つですので、いつまでもおいしく食事ができるよう、サポートしていきたいという思いを込めています。

検査を基礎とし、根拠のある診断を行う

建物の造りなどでこだわった点はありますか?

渡辺隆一院長 わたなべ歯科医院3

意識したのは、歯科医院らしくない建物にする、という点です。いかにも「歯医者さんです」という感じだと、患者さんが緊張してしまうと思ったのです。僕自身、子どもの頃歯科医院が怖かったので、少しでもリラックスして来ていただけるよう、全体を木目調にして、優しい雰囲気に仕上げました。待合室も天井を高く取って、ゆったりと圧迫感がないように心がけました。加えて、ご家族皆さんで来ていただけるよう、受付の横にはお子さんが遊べるようにキッズルームを作り、また診察台も一台一台の間隔を広く取って、付き添いの方が横に座ることができるようにしました。ご高齢の方や小さなお子さんが靴の脱ぎ履きにご苦労されることが多いと聞いたので、院内はすべて土足にして、靴のままで入れるようにしています。患者さんとご家族皆さんの人生に寄り添いお口の中を診ていきたいという願いを建物の造りに込めています。

治療でのこだわりを教えてください。

検査に基づく診断と治療の見える化を重視しています。例えば、歯周病の疑いがある患者さんの場合、必ず検査を行い歯周病の怖さと予防の重要性をお伝えします。初期の歯周病は症状がほとんどないため、患者さんに危機感がないことがほとんどです。また、表面の汚れだけを落とすだけでは、歯周病治療にはなりません。治療の必要性をご理解いただくためにも、治療前に口腔内写真を撮影し、ご自身の目で確認いただくことが必要です。また、歯周病は治療を行っても早期回復は望めません。治療のモチベーションを保つためにも、治療中に変化があった部分は都度画像を撮り、見ていただいています。重度の場合は、歯科用CTでの検査や患部を20倍にまで拡大できる歯科用顕微鏡を用いた精密な外科的治療も可能です。適切な診断や、治療レベルの判断においても検査は欠かせないと思っています。

患者さんとの接し方で意識していることはありますか?

渡辺隆一院長 わたなべ歯科医院4

小さなお子さんをはじめ、皆さん診察台に上がると緊張すると思うので、まず視線を合わせて、目を見て優しく話しかけるようにしています。また、症状や歯を診るだけではなく、患者さんご自身やその生活背景を見て診療することを心がけています。さっとあいさつだけをして診療に入ってしまうと、患者さんとしては不安を拭えないでしょう。ですので、まずは目を見てしっかりお話をし、安心してもらえるように心がけています。皆さん大切な時間を使って当院に来てくださっているので、忙しいことを言い訳にはできません。患者さんが来てくださるから僕が歯科医師でいられるので、期待に応える治療ができるよう真摯に診療をしていきたいと思っています。

小児矯正や小児の口腔機能改善に注力

歯科治療を怖がるお子さんにはどのように対応していますか?

渡辺隆一院長 わたなべ歯科医院5

未就学から小学校低学年のお子さんの場合は、当院の環境に慣れてもらうことを重視し、無理な治療は行わないようにしています。1人で診療台に座れない場合は、キッズスペースで治療することも少なくありません。私も、子どもの頃は一人で診療台に座るのが怖かったので、そういう子には無理をさせず、徐々に慣れてもらうようにしています。知らない大人に接すること自体が子どもにとっては怖いことなので、私を知ってもらうことも大切です。子どもと目線を合わせて、どういう道具でどういう治療をするのかわかりやすく伝えることで、少しでも安心してもらいたいと思っています。自分も親となってからは、保護者へのケアにもより一層気を配るようになりました。子どもの状態を詳しく知りたいと思う親心がわかるので、些細なことでも保護者に共有するようにしています。

小児矯正にも力を入れているそうですね。

はい。子どもの虫歯は非常に少なくなっていますが、歯並びや顎、口腔機能の発達が心配な子どもが多いように感じます。私の所感ですが、堅い食べ物が少ない現代の食習慣も、影響しているのかもしれません。小児期に口の中へアプローチすることで、顎の発達を促せたり、反対咬合が改善したりすることが期待できます。装置を使うので、当院では早くて5歳くらいから声がけをすることが多いです。少し歯並びが乱れている程度であれば、永久歯が生えそろった小学校3年生頃から始めても十分でしょう。矯正が専門の歯科医師が非常勤でいるので、その先生に相談しながら治療を進めます。注意したいのは、いつも口をポカンと開けている子です。口腔機能の発達が悪い可能性があります。口を開けていると、歯並びに影響しますし、口が乾燥して虫歯にもなりやすくなるんです。当院には、口腔機能を測る検査具もあるので、お子さんの様子が気になる場合はご相談ください。

患者さんに伝えたいことはありますか?

渡辺隆一院長 わたなべ歯科医院6

そうですね、入れ歯治療も好きですとお伝えしたいです。というのも、ご高齢の患者さんはなかなか当院に入りにくいようなのです。開院したことは知っていたけれど、すぐに来られなかったといった患者さんの声も時折耳にします。この場所に開業したのも、幅広い年代の患者さんのかかりつけ歯科医院になりたいと思ったからなので、ご高齢の方にもぜひ受診していただきたいですね。また、より受診しやすくするために、歯科治療や当院の情報も積極的に発信していきたいと思っています。小児矯正に関する情報がわかるサイトも現在準備中です。歯科疾患は予防に勝る治療はありません。患者さんが笑顔で、会話や食事を楽しんで、大切な人と幸せな時間をできるだけ長く楽しめるよう、当院がサポートさせていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント1本/40万円~、部分矯正/5万円~(症例による)、成人矯正/70万円~、小児矯正(1期)/35万円~

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