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中西 正光 院長の独自取材記事

熊本サニースマイル矯正歯科

(熊本市中央区/通町筋駅)

最終更新日:2023/05/24

中西正光院長 熊本サニースマイル矯正歯科 main

熊本市電A系統・通町筋駅の近く、百貨店や飲食店が軒を連ねる繁華街の中心部にある「熊本サニースマイル矯正歯科」。開院したばかりの院内には、シックで落ち着いた雰囲気が漂う。矯正には長い期間を要するため、患者に少しでもくつろいでもらおうと中西正光院長がこだわり抜いてつくり上げたのだという。研修医時代、「矯正歯科は歯並びに悩む人に明るい笑顔をもたらし、その人の人生をも変えられる」と感じて以来、この分野で研鑽を積んできた中西院長。取材時、一つ一つの質問に平易な言葉で丁寧に答えてくれる様子から、日々患者に穏やかに接し、安心感と信頼感を与えているのだろうと想像できる。今回は、同院の特徴や矯正にかける思いなど、じっくり語ってもらった。

(取材日2023年4月26日)

患者の笑顔に大きなやりがいを感じ、矯正歯科の道へ

矯正歯科の道に進まれたきっかけをお聞かせください。

中西正光院長 熊本サニースマイル矯正歯科1

東京歯科大学を卒業後、大学病院に勤務していた時に、矯正歯科の魅力に気づいたんです。大学病院では、患者さんの口腔内写真やさまざまな角度からのお顔の写真、笑顔の写真を定期的に撮影しています。矯正が進むにつれて患者さんの表情がどんどん明るくなり、印象が変わっていき、とてもやりがいのある分野だと感じました。矯正によって前向きな一歩を踏み出していただければ、歯科医師としても大きな喜びです。また、矯正のメカニズムに興味を惹かれたことも、この道に進むきっかけになりました。

その後、九州に戻って研鑽を積まれたのですね。

いずれは実家がある熊本に戻るつもりだったため、九州で矯正歯科を学べる環境を探して九州大学病院の矯正歯科に入局しました。診療開始前の早朝ミーティングから始まり、診療時間が終われば、患者さんの検査結果を分析して矯正計画を立てるという大切な仕事が待っています。朝から晩まで気が抜けない日々でしたが、たいへん勉強になり、精神的にも鍛えられましたね。今は矯正もデジタル化が進んでいますが、この時の経験がベースとなり、一人ひとりの患者さんに適切な矯正方法をご提案できているのだと実感できます。その後、父が経営するクリニックに移り、矯正を担当しながら準備を進め、2023年4月1日に当院を開院しました。

この場所に開院されたのはなぜですか?

中西正光院長 熊本サニースマイル矯正歯科2

矯正のニーズが高いエリアであり、また、交通の便が良く、仕事帰りや買い物ついでに立ち寄っていただきやすい立地だと考えたからです。中央区以外から来られる患者さんも多くいらっしゃいます。当院では初診時に無料で相談を承っていますので、まずは気軽にご相談いただき、矯正へのさまざまな疑問を解消していただければと思っています。無料相談では、お悩みやご要望を詳しく伺った上で、口腔内スキャナーで口腔内を撮影し、矯正後の歯並びのシミュレーション画像を見ていただいたり、期間の目安や費用などについて詳しくご説明したりします。

歯並びを整えるだけでなく、人生を豊かにできる矯正を

開院にあたり、先進の機器をそろえられたそうですね。

中西正光院長 熊本サニースマイル矯正歯科3

矯正には精度の高い検査と診断が重要で、そこに狂いが生じるとうまく進まなくなってしまいます。そのため、先進の口腔内スキャナー、歯科用CTを活用してより精密な口腔内データ、骨格や歯の位置のデータを取得し、詳細に分析した上でお一人お一人に適切な計画を立てていきます。また、矯正の分野は機器類も矯正方法も急速に進化しているため、勉強会に参加したり海外の論文に目を通したりしながら、新たな技術を矯正に生かそうと努めています。3Dプリンターの精度がさらに向上すれば、近い将来、院内で装置をつくれるようになるかもしれませんね。

クリニックのコンセプトをお聞かせください。

「歯列矯正で人生をもっと豊かに」をコンセプトに掲げています。矯正は自由診療であり、歯並びの乱れが直接的に命に関わることはありません。しかし、深刻な悩みを抱えている方が多く、もし矯正によりコンプレックスを克服できれば、大きな喜びだと思います。口元に自信が持てれば心が前向きになり、人生がより豊かになるでしょう。クリニック名にあるサニースマイルとは、患者さんの喜びにあふれた笑顔のことです。患者さんのサニースマイルは私たちの喜びでもあり、すべての患者さんにサニースマイルを見せていただけるよう力を尽くしたいと考えています。丁寧な対応を積み重ねることで信頼関係を築き、ゆくゆくは親子3代で通っていただけるようなクリニックになれればうれしいですね。

ひと口に歯並びが悪いといっても、さまざまな種類があるそうですね。

中西正光院長 熊本サニースマイル矯正歯科4

日本人によく見られるのが、前歯が突出しており、下顎が小さく見える上顎前突(じょうがくぜんとつ)や、顎が小さいため歯が重なって生えたりねじれて生えたりする叢生(そうせい)という状態です。両者が併存しているケースも多いですね。著しい上顎前突があると、上下の前歯が噛み合わないため前歯で食べ物を噛み切れません。また、口を閉じにくいため口腔内が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。消化効率も悪くなりますし、運動時に食いしばる力も低下してしまいます。さらに、ご本人にとっては見た目のコンプレックスが最も深刻で、人前で笑えなくなったり、内向的になったりする方もいます。矯正は健康面のみならず、精神的にも大きく影響するといえるでしょう。

子どもの歯並びが気になったら早めに受診を

マウスピース型装置を用いた矯正に力を入れられていますね。

中西正光院長 熊本サニースマイル矯正歯科5

マウスピース型装置を定期的に交換しながら歯を動かしていくことを図る方法です。装置が透明で目立ちにくく、着脱可能で食事や歯磨きも普段どおりにできるという利点がある一方、ワイヤーによる矯正に比べ適応範囲が狭いという難点があります。マウスピース型装置による矯正を希望されても、ワイヤーによる矯正を選択せざるを得ない症例もあるのです。なお、マウスピース型装置で矯正可能かどうかの見極めには専門知識が必要となるため、矯正を専門とするクリニックに相談されることをお勧めします。期間には個人差がありますが、多くの場合、1年半から2年程度です。

患者さんと接する際、どのようなことを心がけていらっしゃいますか?

当院では、矯正後のお顔立ちを重視しています。前歯の位置によって口元のバランスが変化するため、その方がよりきれいに見えるバランスを計算しながら計画を立てています。また、矯正は長い期間がかかるため、矯正へのモチベーション維持が重要です。継続すれば歯を動かすことが図れるのですが、患者さんは日々ご自身の口腔内をご覧になっているため、なかなか実感が湧かないのです。そこで、定期的に矯正開始当初の画像をお見せし、現状と比較しながら矯正の進捗をご確認いただいています。

矯正は何歳ぐらいから始めると良いのでしょうか?

中西正光院長 熊本サニースマイル矯正歯科6

小児矯正の対象は小学校入学前から小学校高学年ぐらいまでです。近年は顎が小さいお子さんが増えており、歯並びに問題を抱えているケースが多いですね。永久歯への生え替わりに影響を及ぼす場合もあるため、注意が必要です。成長期を過ぎると大人の矯正が可能になります。女の子なら中学生以降、男の子なら高校入学が目安になるでしょう。この年齢になると口元に悩みを抱え、ご本人の意思で矯正を始める方が多いのですが、学校生活を送りながら継続するのはなかなか大変です。その点、小児矯正なら成長に合わせて顎の骨のバランスを整えることがめざせるため、成長期を過ぎてから歯並びに悩まずに済むと思います。また、早期に歯並びを改善できれば、歯磨きしやすくなるため虫歯のリスクも抑えることにつながります。

最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。

お子さんの歯並びが気になる方、学校の歯科検診で指摘を受けたという方は、早めに矯正歯科専門のクリニックを受診されるようお勧めします。顎の骨格のバランスを整えられれば、将来にわたる口腔の健康維持の土台を確立できるでしょう。また、小児でも大人でも矯正には時間がかかり、費用も高額です。複数のクリニックへ相談に行き、ご自身やお子さんに合ったクリニックを選び、安心して矯正を受けてほしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/26万1800円~、ワイヤー矯正/75万6800円~、小児矯正/55万円~、部分矯正/22万円~

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