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田中 聡 院長の独自取材記事

表参道総合医療クリニック

(渋谷区/表参道駅)

最終更新日:2023/06/07

田中聡院長 表参道総合医療クリニック main

表参道駅近くに「表参道総合医療クリニック」を2023年3月に開院した田中聡院長。脳神経外科と脊椎外科を専門として、勤務医時代には、複数の総合病院で脳卒中や脳腫瘍から脊椎疾患まで幅広く手術や治療を行い、脊椎内視鏡手術や経鼻的下垂体腫瘍摘出など低侵襲な内視鏡手術の研鑽も積んできたドクターだ。脳出血や脳梗塞の手術後、脳機能が十分に回復できないケースや麻痺に悩む患者の姿を目の当たりにし、またIT技術の活用が遅れ効率化が進まない医療現場の課題にも直面し、現在の医療では解決できない部分を多方面から解決したいと開業したという。「進化を続ける医療を誰もが安心して選べる、受けられるクリニック」と意欲的な田中院長に、同院の診療の特徴やめざすところを聞いた。

(取材日2023年4月21日)

「痛みと再生」をキーワードに、表参道に開院

表参道のイメージにぴったりの、優雅な雰囲気ですね。

田中聡院長 表参道総合医療クリニック1

ありがとうございます。「痛みと再生のクリニック」をコンセプトとしたクリニックですから、痛みに悩む方や、自分に適した医療を探し求める方に安心して来ていただけるよう、院内は、清潔さや誠実さ、そして未来へ向かう明るさを表現したいと考えました。ロゴも再生をイメージする不死鳥なんです。診療面では、整形外科・脳神経外科・腫瘍内科・内科と幅広く対応して、腰痛や膝痛、首の痛み、頭痛など痛みの治療から、がん治療、先進的な治療、椎間板ヘルニアなどへの低侵襲な手術まで行っています。遠方の患者さんなど、通院が難しい方のためのオンライン診療も準備中です。

脳神経外科の医師となったきっかけなどを教えてください。

もともと子どもの頃、母親が急に具合が悪くなり、救急車を呼んだことをきっかけに、次第に医療に興味を持つようになりました。脳神経外科に進んだのは、まだ解明されていない脳という分野、顕微鏡を使った精密な手術に興味を持ったからです。一方で、全身を診ることができる医師になりたいという思いも強かったので、湘南鎌倉総合病院で初期研修を受けました。というのも同院は、救急搬送を多く受け入れる、非常に忙しい病院で、医師としてのモチベーションの高さが要求されるため、そこでトレーニングを受けたいと考えたのです。その後は、NTT東日本関東病院、そして再び湘南鎌倉総合病院に戻って脳神経外科の研鑽を積みました。

脊椎外科や内視鏡治療の研鑽も積まれたそうですね。

田中聡院長 表参道総合医療クリニック2

そうです。日本では脊椎外科というと整形外科のイメージが強いですが、脊椎外科は脳神経外科の領域でもあり、腰痛もそうなんですよ。そのため、湘南鎌倉総合病院では脊椎疾患の治療を多く手がけられている先生の指導を受けることができました。その後、これからは内視鏡などを活用した低侵襲の治療が求められると考えて、脊椎の内視鏡手術を多く行う稲波脊椎・関節病院、さらに脳神経外科診療を専門とする森山記念病院で鼻から内視鏡を入れる下垂体腫瘍摘出手術の研鑽を積んできました。また、多くの勉強会や症例研究会に参加して幅広く勉強してきました。

多様な選択肢から、症状や希望に合わせた治療を提案

この地で開業したきっかけを教えてください。

田中聡院長 表参道総合医療クリニック3

自分の目標とする診療技術を修得したことと、経験を積む中で、日本の医療の課題を目の当たりにしたことから、開業して自分の思うような医療を行いたいと考えるようになりました。例えば、脳梗塞などの手術を受けた患者さんの後遺症に対して海外では先進的な治療が盛んに行われているのに、日本の保険診療では提供することができないのです。また医療現場はIT化も遅れていて、非効率的だと感じることも少なくありませんでした。そこで、現在の医療では解決できない部分に先進的な医療や、IT化など多方面から取り組み、より多くの方に進化した医療を安心して選べる、受けることができる環境をつくりたいと考えました。そして、そうした医療を受け入れてくれる、健康意識の高い人が集まるエリアとして、この表参道を選んだのです。

診療面にはどのような特徴がありますか?

2つ特徴があります。1つは腰痛や、首、膝などの痛みやしびれ、頭痛などの痛みに対して、多方面からの治療をご提案することができます。原因を突き止めて、その上で適した治療を行うことが重要であり例えば腰痛に対しては、薬物治療に加えて、ブロック注射や低侵襲の日帰り手術による治療を行うことができます。僕は、脳神経外科、脊椎外科を経験していますので、頭から腰まで痛みやしびれの鑑別診断を行い、原因をしっかりと突き止めます。その上で、身近な保険診療から、先進的な医療までを含めて、適切な医療をご提案することができるわけです。また2つめはがん治療を総合的に治療と評価を行えます。今まで脳腫瘍や転移性脳腫瘍の手術含めた全身の治療を行ってきましたので原発性のがんに関しても知見があります。

どういう場合に先進的な医療を提案するのですか?

田中聡院長 表参道総合医療クリニック4

例えば、椎間板ヘルニアの場合、手術を受けても神経の障害は改善せず、しびれが残るケースが少なくないので、患者さんに合った治療方法をご提案します。また、薬物療法では改善しないが、まだ手術の適応ではないという場合にもご提案できる選択肢を増やすことは大事だと考えています。医療はとても進化していますが、さまざまな情報が氾濫していて、一般の方ではどの医療が効果的なのか、信頼できるのか判断できないのではないかと思うのです。そこで、僕はさまざまな勉強会などに参加して、医師の視点で論文などを精査して信頼できる治療を見極めた上で、必要とされる方に提案していきたいと考えています。

患者を家族と思い、できる限りの医療を提供していく

診療する上でどのようなことを大切にされていますか?

田中聡院長 表参道総合医療クリニック5

患者さんを自分の家族だと思って、その方に適した医療、自分にできる限りの医療を提供したいと思っています。例えば、家族が重い病気の時に、医師に「もう治療方法がない」と言われても、多くの方が諦めずに、死に物狂いで治療方法がないかと調べるでしょう。僕も同じ思いで、腰痛やがんなどさまざまな分野の先進的な医療を学んでいます。患者さんが保険診療で満足されたらそれでいいのですが、患者さんに求められた場合にも対応できるよう、自費診療も提供していますし、先進的な医療についても学びを深めたいと考えています。そして、どんな場合でも当院に相談すれば、なんとかなる、解決できると思っていただける、そんな信頼されるクリニックをめざしていきたいです。

今後の展望について聞かせてください。

まず、このエリアで質の高い医療を提供することと、さらにもっと多くの方に当院の医療を提供できるよう分院化もめざしたいと思っています。また現在の医療現場はいまだに非効率なことも多く、医師や看護師など医療従事者の労働環境にも多くの課題があります。そこで、IT技術も活用して効率化を進めたいと思っていますし、オンライン診療も準備しています。初診の場合や検査や注射治療、日帰り手術などの場合は対面での診療が必要ですが、再診や薬の処方だけという場合はオンライン診療のほうが患者さんにとっても負担が軽減できます。今後アフターピルの処方やAGAの治療などを行うのであれば、プライバシーに関わるデリケートな分野もオンライン診療が適していると考えています。また他院で治療を受けたが腰痛がなかなか治らないという方や、地方で近くに医療機関がないという方などにも活用していただけるように体制を整えていきたいと考えています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

田中聡院長 表参道総合医療クリニック6

開業して間もないのですが、少しずつ患者さんが増えてきて、やはり当院のめざす医療は求められていると手応えを感じているところです。腰痛や膝の痛みやしびれ、頭痛などに悩まれている方、がんの治療を受けたがなかなか改善しない方など、気軽にご相談ください。何が原因で痛みが起こっているのかを突き止めて、適切な治療をご提案します。身近な保険診療から、専門的かつ先進的な治療まで幅広い選択肢の中から、適切なものを選んでいただけるようにサポートします。また、より専門的な施設での治療が必要な場合には、提携する病院などをご紹介できる体制も整えています。セカンドオピニオンにも対応していますので、他院で改善しない腰痛やがん治療などの悩みもいつでもご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)/44万円~

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