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クリニックで行う内視鏡検査
超音波内視鏡検査で膵臓がんの発見を

いわした内科おなか診療所

(鹿児島市/市立病院前駅)

最終更新日:2023/06/29

いわした内科おなか診療所 クリニックで行う内視鏡検査 超音波内視鏡検査で膵臓がんの発見を いわした内科おなか診療所 クリニックで行う内視鏡検査 超音波内視鏡検査で膵臓がんの発見を
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がんは自覚症状がほとんどないまま進行するため、症状が出たときには手遅れとなっているケースも少なくない。そうならないよう定期的な検査が重要で、近年は内視鏡検査を実施するクリニックが増えている。しかし、中には病院へ行かないと専門的な医療を受けられない病気もあるという。こうした現状を問題視している岩下祐司院長は、患者が地域で気軽に検査を受けられるよう「いわした内科おなか診療所」を開院。胃・大腸内視鏡検査はもちろん、全国的にも導入しているクリニックが少ない超音波内視鏡検査にも対応し、膵臓がんをはじめ各種がんの早期発見をめざす。今回、岩下院長に、早期発見するために内視鏡検査が有用な疾患や超音波内視鏡検査の特徴について聞いた。

(取材日2023年4月18日)

病院レベルの超音波内視鏡検査もクリニックレベルで実現を。病歴や家族歴に応じた定期的な受診が重要

Qこちらでは各種内視鏡検査に対応すると聞きました。
A
いわした内科おなか診療所 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の岩下院長

▲日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の岩下院長

当院では胃・大腸内視鏡検査に加え、より専門性の高い超音波内視鏡検査にも対応します。いずれも先進の機器を導入し、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医としての知識・経験も生かしてがんの早期発見に努めます。胃内視鏡検査では、胃のほかに食道や十二指腸、喉の一部を含めた上部消化管を観察できるのが特徴です。また特殊な光を使用し、近年増えている早期の食道がんの発見にも役立てます。大腸内視鏡検査に関しては、ポリープが見つかった場合、基本的には日帰り手術という形でその場で切除が可能です。そして超音波内視鏡検査は通常大きな病院で行われることが多く、クリニックでの実施は鹿児島県内でもごくわずかです。

Qそれぞれの検査はどのような疾患の発見に有用なのですか?
A
いわした内科おなか診療所 クリニック独自の工夫で負担の少ない内視鏡検査を心がける

▲クリニック独自の工夫で負担の少ない内視鏡検査を心がける

胃内視鏡検査では胃・食道や一部の咽頭がんをはじめ、胃がんのリスク病変でありピロリ菌の感染が原因の萎縮性胃炎の発見に有用です。さらに胸焼けが主な症状である逆流性食道炎や、十二指腸潰瘍、十二指腸炎、胃潰瘍など、胃内視鏡検査が有用な病気は多岐にわたります。大腸内視鏡検査で最も多いのは大腸ポリープです。加えて大腸がんや大腸憩室症、最近増加している潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患の発見にも有用なため、定期的な検査は非常に重要です。超音波内視鏡検査は、膵臓がんや慢性膵炎、膵嚢胞と呼ばれる液体のたまった袋のほか、胆管結石や胆管がん、胆石、胆嚢ポリープ、胆嚢がんなどの発見に有用です。

Q超音波内視鏡検査とはどのような検査なのですか?
A
いわした内科おなか診療所 患者の不安を和らげられるよう丁寧な説明を心がけている

▲患者の不安を和らげられるよう丁寧な説明を心がけている

超音波内視鏡検査は、主に膵臓がんの疑いやリスクがある方に実施する検査です。カメラの先端には腹部超音波装置に似た特殊な機械が搭載されており、検査時は胃内視鏡検査と同様、口から内視鏡を挿入します。そして胃の中や十二指腸から、膵臓、胆管、胆嚢といった臓器を、非常に近くから観察することが可能です。十分な検査技術を身につけるには時間が必要で、実際に検査を行える医師は少ないのが現状です。しかし、大きな病院へは受診のハードルも高く手間もかかりますので、身近なクリニックでも検査や定期的な観察ができればと考えました。当院でも膵臓がんの早期発見を第一に、気軽に受診できる環境づくりに取り組んでいます。

Q検査はどのような人が受けるべきなのでしょうか?
A
いわした内科おなか診療所 前処置室はリラックスできる空間となっている

▲前処置室はリラックスできる空間となっている

胸焼けやおなかの痛み、血便や下痢でお悩みの方は受診をお勧めします。検診で便潜血などが出た方も、結果を放置せず詳しい検査を受けましょう。ただ、がんの場合はほとんど自覚症状がないため、胃であればピロリ菌がいる、またはいた方などは注意が必要ですし、大腸であれば過去に大腸ポリープを切除したことがある方などはこまめな検査が望まれます。また、膵臓がんになりやすい人の特徴も近年わかってきており、糖尿病の方や肥満体型の方、ご家族の中に罹患者がいる方は注意が必要です。そして、膵嚢胞の中でも粘液がたまっているタイプのものは一層危険視されていますので、病歴やリスクを踏まえ適切な頻度で検査を受けてほしいですね。

Qこちらの内視鏡検査の特徴を教えてください。
A
いわした内科おなか診療所 リカバリー室のゆったりと包み込むようなチェアで休憩できる

▲リカバリー室のゆったりと包み込むようなチェアで休憩できる

当院では「きれいに見ること」を重視し、胃内視鏡検査は鮮明な画像が得られる経口で行います。さらに経口の場合は拡大内視鏡を併用できるため、怪しい箇所があれば表面の構造を何十倍にも拡大して確認できるのがメリットです。経口は経鼻よりも患者さんが苦痛を感じやすい分、鎮静剤を取り入れるなどの配慮もしていますね。超音波内視鏡検査においても診断の精度を追求し、超音波観測装置は最近アップデートされた新鋭のシステムを導入しました。そして消化器内科だけでなく、日本内科学会総合内科専門医として内科全般も診療しながら、膵臓がんのリスクがある生活習慣病の患者さんにも早期に介入することに努めます。

ドクターからのメッセージ

岩下 祐司院長

内視鏡検査には「苦しい」といったイメージがあるため、検査を受けるのには勇気がいるかもしれません。しかし、当院では麻酔などを使用しながら負担の少ない検査を心がけます。一般的に聞き慣れない超音波内視鏡検査も決して怖いものではなく、方法は胃内視鏡検査とほぼ同じです。ただ、どうしても超音波内視鏡検査に抵抗がある方は、膵臓を簡易的に確認する腹部超音波検査から始めてもいいかもしれませんね。当院は腹部超音波検査に独自の工夫を凝らし、事前にミルクティーを飲んでいただくことで、膵臓の普段は見えない部分を見やすくします。さまざまな検査体制を整えていますので、あまり怖がらず気軽に検査にお越しください。

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