全国のドクター13,667人の想いを取材
クリニック・病院 157,052件の情報を掲載(2025年4月24日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 新宿区
  4. 新宿駅
  5. 新宿うるおいこころのクリニック
  6. 心の不調は早期受診が大切心療内科・精神科の正しい頼り方

心の不調は早期受診が大切
心療内科・精神科の正しい頼り方

新宿うるおいこころのクリニック

(新宿区/新宿駅)

最終更新日:2024/09/10

新宿うるおいこころのクリニック 心の不調は早期受診が大切 心療内科・精神科の正しい頼り方 新宿うるおいこころのクリニック 心の不調は早期受診が大切 心療内科・精神科の正しい頼り方
  • 保険診療

心の不調を感じた時、心療内科と精神科のどちらにかかるべきか、こんな些細な悩みでも相談していいのかなど、医療への頼り方に悩む人は多い。「受診を迷う時間が長引けば治療が遅れ、改善が期待できるまでの治療期間も長くなりかねません」と話すのは、うつ病や適応障害を中心に幅広く心の病気に対応する「新宿うるおいこころのクリニック」の大垣宣敬院長だ。心療内科や精神科の違いや実際の診療内容、受診すべきタイミング、受診の流れなどを知れば、受診へのハードルが思いのほか低いことがわかるだろう。心の病気を中心に、身体的な病も見逃さないよう診療に取り組む大垣院長に、心療内科や精神科への正しい頼り方について話を聞いた。

(取材日2024年8月8日)

心の不調を感じたら早めに受診。早期治療と周囲の協力、患者本人の主体的な考えが治療期間の短縮につながる

Q精神科と心療内科の違いについて教えてください。
A
新宿うるおいこころのクリニック 院長の大垣先生は穏やかな口調で優しい雰囲気

▲院長の大垣先生は穏やかな口調で優しい雰囲気

どちらも心の病を診療する科という点は共通しています。その中で心療内科は、主に心の病が原因で体の症状に現れてしまっている方を診ています。例えば、職場の環境や対人関係などの心理的ストレスによって、動悸や倦怠感、下痢、腹痛、手の震え、血圧が上がるといった体の症状が出てしまっている方です。対して精神科は、主に心の病が気持ちや感情に表れた方を診ています。例えば、うつ病、躁うつ病、統合失調症、パニック障害、PTSDなどの方に頼りにしていただきたい診療科です。

Qどのようなときに心療内科と精神科の受診を考えるべきですか?
A
新宿うるおいこころのクリニック 木のぬくもりとブラウンを基調とした広い待合スペース

▲木のぬくもりとブラウンを基調とした広い待合スペース

心の病気は医療介入が早ければ早いほど治療期間が短くて済むことが期待でき、薬を服用せずに改善することも望めます。ですから、つらいことや悲しいことがあり、何かしら体に症状が現れたときはもちろん、仕事のパフォーマンスが落ちたり、いつもと何となく違うなと感じたら受診を検討してください。そのような軽い症状で来ていただいて構いません。こんな悩みでもいいのかなと思わず、症状が軽いうちにいらしていただきたいですね。また、内科に行ったものの良くならなかった方は、心理面での負担が原因となっている可能性もあります。当院では器質的な病気がないかの検査、確認もしていますので、めまいや頭痛がある方も一度ご相談ください。

Q受診後の流れについて教えてください。
A
新宿うるおいこころのクリニック 緑あふれるカフェのような雰囲気の院内

▲緑あふれるカフェのような雰囲気の院内

初診では心理検査を行い、診察でしっかりとお話を聞かせていただきます。併せて、血液検査や心電図などの検査を必要に応じて行います。当院の場合は診察の前に医師の指示のもと公認心理師による予診を行い、よりしっかりお話を聞ける体制を整えていることも特徴です。初診にかかる時間はトータルで40~50分ほどですが、時には長引く場合も。お話だけで回復が見込める場合も多くありますが、症状に合わせて薬の処方や生活習慣指導を行います。また早期治療へと結びつけるため、必要に応じて休職のための診断書を発行します。その後、うつ病の場合であれば最初は2週に1回通院していただき、症状が落ち着いたら月に1回程度の通院となります。

Q周りの人はどのように協力すればいいですか?
A
新宿うるおいこころのクリニック 完全個室を複数完備している

▲完全個室を複数完備している

メンタルの病気は、周りの方の協力がとても大切です。例えば、患者さんが一人暮らしをしているのか、実家が近いのかなどは、問診の時に必ず聞かせていただくことの一つです。周りの人の協力をうまく得られる環境づくりも診療にとっては大事な部分ですね。また、受診に関しては、周りの方から勧めていただくこともいいと思います。心療内科・精神科は不調が続いていても行きにくいと思う方がほとんどで、かなり経過が悪くなってから受診されるケースも珍しくありません。家族や友人に言われて来たという方も多いですから、ぼーっとしている、忘れっぽくなったなど、いつもと違う様子があれば、周りの方が背中を押してあげることも大切です。

Q日々の診療で大切にしていることは何ですか?
A
新宿うるおいこころのクリニック 患者の話を遮ることなく最後までしっかり聞いてくれる

▲患者の話を遮ることなく最後までしっかり聞いてくれる

心療内科や精神科を受診するハードルの一つは、これまで心の病があまり世の中に理解されず、身近な人に気軽に話せない状況にあったことだと思います。当院では多くの患者さんに来院いただいていますが、会話を大切にするだけでなく、生活習慣を見直す提案をすることも大切にしています。例えば、不眠の症状が出ている方であれば、睡眠のリズムを作るため規則正しい生活をするなど、少しの変化を加えることでストレスなく過ごせる環境や時間を増やしていけるようにします。できることを探り、できる範囲で取り組むことが大切。外に出るだけでもストレス解消につながります。日の光は最低でも1日10~15分程度浴びるよう心がけてほしいですね。

ドクターからのメッセージ

大垣 宣敬院長

心の不調がある時は、物事を認識する自分の考え方や生活習慣が負担になっているのではないかと思います。われわれは、そういったところを常に意識しながら診察をさせていただき、患者さんの考え方や過ごし方を変えることでストレスなく過ごせるようサポートしていきます。例えば、診療の中で「自分の心の中にあることを全部紙に書いてください」とお話しします。自分が知らなかった自分を見つめる機会になると思うからです。当院では、心の中にあるものを大切にしながら、患者さんの力でしっかりと先々の人生を生きていけるお手伝いをさせていただきたいと思っています。

Access