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西澤 克 院長の独自取材記事

北千住ネクサス歯科・矯正歯科

(足立区/北千住駅)

最終更新日:2023/10/20

西澤克院長 北千住ネクサス歯科・矯正歯科 main

北千住駅東口から徒歩2分の好立地にある「北千住ネクサス歯科・矯正歯科」。2023年3月に千葉県柏市にある「柏グレイス歯科医院」の分院として開業し、幅広い年齢層の地域住民に歯科医療を提供している。院長の西澤克(にしざわ・まさる)先生は本院の院長に師事し、顎関節や噛み合わせの治療を専門分野として研鑽を積んでおり、開業直後から顎の不調を訴える多くの患者の治療にあたる。白を基調とした清潔感あふれる院内には、患者とコミュニケーションを取るための専用スペースも設けられている。検査・診断を行い、問題点を原因から解決するための説明をした上で治療方針を固め、口腔内以外の体の不調にも目を向けながら治療を進めていく「総合歯科治療」を理念に掲げる西澤院長に、歯科医療にかける思いを聞いた。

(取材日2023年4月3日)

活気ある街で幅広い年齢層の人の歯科治療に尽力

開業から1ヵ月がたちましたが、現在の心境はいかがですか。

西澤克院長 北千住ネクサス歯科・矯正歯科1

たくさんの患者さんにご来院いただいており、手応えを感じています。患者さんには徒歩や自転車で近隣から来院される方もいれば、職場が北千住という方もいます。当院は土曜・日曜も開いていますので、平日は仕事で忙しい働き盛りの方の土日の受診希望も多いですね。相談内容は、虫歯や歯周病はもちろんですが、予想以上に顎に関する相談が多いです。口が開かなくなったとか、顎や口周りの筋肉の痛みを訴える患者さんです。他の歯科医院に行ったけれど「様子を見ましょう」と言われて、治療してもらえなかったという方もいますね。

北千住で開業した経緯を教えてください。

出身大学が近く、学生時代から身近なエリアでした。北千住はいろいろな路線が通っているところなので、人が多くにぎわっているイメージは当時から持っていましたね。開業にあたりさまざまな場所を見ましたが、私は子どもからご年配の方まで幅広い年齢層の患者さんを診たいという思いを持っていましたので、北千住ならではのいろいろな年代の人で活気あふれる雰囲気に魅力を感じて、開業を決めました。駅の東側は、ファミリー層や学生さんなどが多いですが、反対の西側は居酒屋などが多く、幅広い世代がたくさんいる街なんですよ。

院名に入っている「ネクサス」の由来は何ですか。

西澤克院長 北千住ネクサス歯科・矯正歯科2

当院は千葉県柏市にある「柏グレイス歯科医院」の分院として開業しました。柏グレイス歯科医院は、以前私が勤務医として働いていた場所です。在籍当時の歯科医師は、院長と私を含めた勤務医2人の計3人でした。3人はもともと大学時代の先輩後輩という関係で、仕事だけでなくプライベートでも毎日一緒にいるほど親しい間柄です。そんな3人の絆を院名に入れたいと思い、「つながり」を意味するネクサスという言葉を選びました。また、将来的にはともに勤務医だったもう一人のメンバーが新たな歯科医院を開業するのではないかと思っており、次につなげるという思いも込めてネクストサクセスを省略したネクサスという言葉を入れました。

患者との会話や適切な診断により体全体の改善に努める

先生の専門分野について教えてください。

西澤克院長 北千住ネクサス歯科・矯正歯科3

顎関節と噛み合わせの治療を専門分野としています。顎関節症で困っている方は、とても多いです。まだ開業して間もないですが、当院には既に何人もそうした方が来院されています。顎から音が鳴ったり痛みがあったりという症状は、今始まったものではなく、以前から継続しているケースが多いです。そのため、治療には時間がかかります。まずは動かせていない顎の筋肉を動かす体操であったり、触診による痛みが出ている筋肉の特定、またマウスピースを使った治療を開始します。当院では保険診療内のものを使用するようにしています。高価なマウスピースを使うとなると、値段を伝えた時点で治療を諦めてしまう患者さんが出てくるからです。なるべく多くの困っている人を診たいという思いで治療方針を考えています。

患者さんに寄り添った治療方針として、他にどのようなことを心がけていますか。

例えば、顎関節や噛み合わせ治療の場合、100点満点の口腔内をめざすとなると、どうしても矯正が必要になってきます。けれど患者さんの年齢などを考慮した時、必ずしも全員に矯正が必要というわけではないと考えています。例えばまだ小さなお子さんで将来が長い患者さんの場合は、治療をしないと今後どうなっていくかを予測し、悪い方向へいかないために矯正を含めた計画を練るようにしています。一方でご高齢の方に関しては、ストレスなく今の生活を維持できるよう、マウスピースでの治療をメインに考える場合もあります。同じ症状だとしても、全員が全員一緒の方法が適しているとは限りませんからね。

一人ひとりに適した診察を行うという理念を持つようになったきっかけについて教えてください。

西澤克院長 北千住ネクサス歯科・矯正歯科4

以前の勤務先である、本院の院長の影響が大きいですね。院長は患者さんのお口の中だけでなく、ご家庭の環境や通院経歴など、バックグラウンドを理解した上で治療を行います。例えばマウスピース一つ入れるにしても、もし患者さんが接客業や営業など人前に立つ職業だったら、仕事中の装着は難しいですよね。本来は日中も装着できたほうが顎にとって良い状態の維持が期待できます。ただそれが難しい場合は、夜寝ている間だけでも良いですよと、その人に合った無理のない治療を勧めるんです。会話の中で患者さんの情報を得て、治療に生かしていました。その院長の歯科医院では診療台で患者さんに説明するのではなく、専用のコンサルティングルームが設けられていましたが、当院でも同様のスペースを設けて患者さんとのコミュニケーションに努めています。

先生が注力している「総合歯科治療」について教えてください。

肩凝りや頭痛、首の痛みといった体の不調は、噛み合わせからきているケースがあります。私たちは物を噛む時、口の周りのさまざまな筋肉を使っていますが、その筋肉は、首や肩回り、こめかみのあたりまでつながっています。噛み合わせのバランスが悪いと筋肉のバランスも崩れ、その部分に症状が出てきてしまいます。例えば、こめかみあたりの筋肉のバランスが崩れて痛みが生じた時、患者さんはそれを頭痛と感じるわけです。このように、口の中以外の症状も改善をめざす治療を行うのが「総合歯科治療」です。歯科と関係ない症状だと思っていながらも、患者さんは「最近頭が痛くて……」など、会話の中でヒントを出してくれるものです。そういった言葉を逃すことなく、治療につなげていきます。

コミュニケーションを大切にした上で治療を進める

先生が歯科医師をめざすようになったきっかけを教えてください。

西澤克院長 北千住ネクサス歯科・矯正歯科5

父が歯科医師で、昔は虫歯の治療をしてもらったり、夏休みに父の歯科医院の手伝いをしたりしていました。当時から歯科が身近な存在だったので、いつかは自分が継ごうと思っていました。父の優しい姿は今でも印象に残っています。その影響もあり、誠心誠意患者さんと向き合うことを大切にしたいと思っています。例えば外食をした時、ご飯がとてもおいしくても店員さんが魅力的でなければ、その店を好きになれませんよね。まずはしっかり患者さんと会話をして、安心して通える場所だなと思ってもらえるように心がけています。

今後、地域でどのような存在になっていきたいですか。

専門分野である顎関節や噛み合わせについては、困っている人がまだこの地域にたくさんいるなと感じています。こうした治療は大事だけれど、実際どのように治療すれば良いかわからないという歯科医師も少なくありません。「経過観察」と言われてそのままになっている患者さんを助けていきたいと思っています。本院の院長が、顎関節症で何十年と悩んでこられた患者さんを治療している様子を見て感銘を受けました。分院の院長として、私も同じような存在になれたらなと思っています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

西澤克院長 北千住ネクサス歯科・矯正歯科6

患者さんの多くは、自分に何本歯が生えているのかを知りません。当院では、まずは自分のお口の中のことを知っていただくことからスタートします。そのために、どんな患者さんに対してもたくさん話をしますし、たくさん話を伺います。しっかりコミュニケーションを取った上で、今後の治療方針を決めていきます。説明を進めていくと「そんな話、初めて聞きました」「今まで、そんなこと言われたことなかったです」などおっしゃる方も少なくありません。これからも歯科医師として、患者さんのお口の中の状況を正確にお伝えするようにしていますので、「これからしっかり治療していきたい」という方はぜひご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

成人矯正77万円~、小児矯正33万円~

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