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自覚症状がないからこそ怖い
緑内障の検査と治療法

あおぞらクリニック眼科形成外科

(板橋区/板橋区役所前駅)

最終更新日:2024/12/13

あおぞらクリニック眼科形成外科 自覚症状がないからこそ怖い 緑内障の検査と治療法 あおぞらクリニック眼科形成外科 自覚症状がないからこそ怖い 緑内障の検査と治療法
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緑内障というと、失明に至る疾患と思う人も多いのではないだろうか。実際、日本人の中途失明原因の第1位は緑内障だ。しかし、本当に恐ろしいのは自覚症状がほとんどないという点。早期に発見し治療を行えば、視力の維持が見込めるにもかかわらず、症状がないだけに発見が遅れるのだ。「あおぞらクリニック眼科形成外科」の野田拓也院長によると、自覚症状が出た段階では末期になっている可能性があるという。一度見えなくなってしまうと、それ以上視力が回復することがないという緑内障。リスク因子がある人はどういう人か、どういう検査が必要で、治療法にはどういったものがあるのか、野田院長に詳しく聞いた。

(取材日2024年11月29日)

失明リスクがあるにもかかわらず治療継続できない人も多い。症状を長く安定させるために緑内障手術も検討を

Q緑内障とはどういう疾患ですか?
A
あおぞらクリニック眼科形成外科 目の違和感は、特に早期受診・早期治療が大事

▲目の違和感は、特に早期受診・早期治療が大事

緑内障は眼圧が高くなることで視神経が圧迫され、視野が徐々に狭くなったり、視力が低下したりする病気です。初期症状はほとんどなく、なかなか自分では気がつけません。特に片目に疾患がある場合、もう片方の目が見えにくさを補ってしまうため、余計に気づきにくくなります。視野欠損などに気がついたときにはかなり進行している状態で、そうなると失明のリスクも相当高くなります。緑内障は日本人の中途失明原因1位の疾患ですので、放置しておくと非常に危険です。進行スピードには個人差がありますが、日本人に多い緑内障のタイプの場合、末期段階になるまでに20~30年ほどかかるとされています。

Q治療はどのようにして行うのでしょうか。
A
あおぞらクリニック眼科形成外科 眼球の模型を使いながら患者に説明

▲眼球の模型を使いながら患者に説明

基本的に治療は点眼薬で行います。眼圧を下げるための薬を点眼することで、進行を遅らせることが期待できます。進行が早く点眼薬で間に合わない場合や、点眼が困難な患者さん、すでにかなり進行している緑内障には、レーザー治療や手術を検討します。緑内障の原因となる眼圧の上昇は、眼内の房水循環の不具合から引き起こされます。レーザー治療も手術も、この房水の排液機能の改善を図り、眼圧を下げることを目的としたものです。レーザー治療は低侵襲で治療を行えるメリットがありますが、悪くなったら再治療しなければなりません。その点、手術の場合は1回の手術で眼圧を相当下げることが見込めるため、安定した状態を維持しやすくなります。

Q緑内障のリスクがある人や、検査方法について教えてください。
A
あおぞらクリニック眼科形成外科 モニターを見ながら丁寧に説明

▲モニターを見ながら丁寧に説明

緑内障は、高齢者や血縁に緑内障を患った人がいる方、強い近視の人は特に注意が必要です。40代から罹患率が高くなるので、危険因子のある方は定期的に検査することをお勧めします。緑内障の検査は視野検査と眼圧測定で行いますが、日本人の多くは眼圧が正常値の緑内障が多いので、視野検査は欠かせません。視野検査は片目ずつ行います。正面を見ている状態で、周辺に光が見えたらボタンを押します。単純な検査ですが、苦痛に感じる方も多いため、当院ではよりスピーディ―に検査ができる機器を導入しました。明るい室内でも検査が可能で、暗いところが苦手な方でも安心して受けていただけます。

Q緑内障と白内障には関連性はありますか?
A
あおぞらクリニック眼科形成外科 看護師や視能訓練士たちが優しく対応してくれる

▲看護師や視能訓練士たちが優しく対応してくれる

白内障の治療を行わずに放置していると、緑内障も発症する恐れがあります。また、緑内障は自覚症状がないので、白内障の症状で受診して緑内障がわかるということも少なくありません。現在は白内障と緑内障を同時に手術できるようになったので、当院では基本的に同時手術をお勧めしています。これまでは緑内障の手術に1時間ほどかかることもありました。しかし、術式が変わり、今では数分で終われるようになっています。当院の場合は白内障と緑内障の同時手術で、片目で約6分ほどです。切開を伴う手術なので、出血のリスクはありますが、あまり心配しなくてもいいでしょう。

Qこちらではどういった治療が受けられるのでしょうか。
A
あおぞらクリニック眼科形成外科 目の疾患は翌日の手術では手遅れになりかねないと話す野田院長

▲目の疾患は翌日の手術では手遅れになりかねないと話す野田院長

当院の最大の強みは大学病院並みの設備を備え、執刀経験豊富な医師が手術を行うということです。私は、高齢の患者さんが多い総合病院に8年勤務していたため、白内障や緑内障の手術を数多く経験してきました。難治性や合併症のリスクが高い症例も対応してきたので、他院で難しいと言われた方もぜひご相談ください。また、片目だけに症状が出ている場合でも、その後もう片方に症状が現れることも多いため、両目の定期検査が必要です。必要に応じて、両目の手術をご提案することもあります。白内障手術では、眼鏡での補正をできるだけ抑えるために多焦点眼内レンズによる手術も可能です。

ドクターからのメッセージ

野田 拓也院長

緑内障は残念ながら完治する病気ではありません。点眼や手術などによって、進行抑制を図るのが緑内障の治療です。しかしながら、緑内障の症状はわかりにくく、点眼治療を行っていても途中でやめてしまう方が多くいらっしゃいます。一度見えなくなってしまうと視力は回復しないため、点眼治療が難しいと思われた場合はレーザーや手術をご検討ください。緑内障と診断された方はもちろん、その心配がある方も、まずは検査にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズ/29万円~

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