大森西メンタルクリニック

大森西メンタルクリニック

小堀 俊一院長
頼れるドクター掲載中

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「大森西メンタルクリニック」の院長を務める小堀俊一先生は大田区の出身で、大森にキャンパスのある東邦大学医学部を卒業。2001年に東邦大学医療センター大森病院の向かいに現在のクリニックを構え、長年にわたり地域診療を行っている。外観はプライバシーの守られた造りになっており、2年前にリフォームしたという院内は明るさと清潔感にあふれている。若い世帯の流入も顕著な大田区。小堀院長は同院において、働き方改革が推進される以前より、地域に根付いて勤労者の心のケアを行ってきた。今回、小堀院長に医師をめざしたきっかけから、診療、患者にかける思いについてたっぷりと話を聞いた。
(取材日2017年9月11日)

働き方改革がいわれる前から、勤労者の心のケアに従事

―医師をめざしたきっかけは何ですか?

私は読書が好きで、特に精神科医であり、作家としても活躍していた方々の書く小説を中学生の時から読んでいました。そういった本を読んでいるうちに、精神科の医師という仕事に興味を持つようになったんですね。また、私は人と話をすることが好きで、会話の中で相手が何を感じているかをくみ取りながらコミュニケーションを交わすことに、面白さを感じていました。そうした自分の性格も精神科の医師として生かせるのではないかと思ったのもあります。私の場合は始めから「医師になりたい」というより「精神科医になりたい」という思いが強かったですね。そして、生まれ育った、大好きなこの街にある、東邦大学医学部へ進学しました。

―卒業後のご経験を教えてください。

東邦大学の精神神経学講座へ入局しました。当時は社会復帰が難しいとされていた統合失調症について、患者さんが社会生活を送る上で指標となるものを生み出したいという思いで大学院へ進学し、研究に取り組みました。その後、メンタルヘルスという言葉ができたばかりの頃、東京労災病院に赴任し、勤労者の心の健康管理に力を入れていくようになりました。一般病床での精神科の治療について、当初はスタッフの理解や協力を得るのに苦労したのを覚えています。東京産業保健推進センターの立ち上げにも協力したりと、産業精神保健の分野の移り変わりを見てきました。東京労災病院では、副部長を経てその後に、部長を務めさせていただいたので、病院の玄関にある精神科の標榜を見るたびにいつも責任や緊張を感じていましたね。

―勤労による精神疾患について、どのような移り変わりが見られますか?

終身雇用制から成果制度へ移行し、リストラの増加に伴って自殺者数も増加の一途をたどり、2016年に「働き方改革実現推進室」というのが設置されました。従業員のストレスチェックを産業医が行い、事業所にコメントすることが法的に定められたものです。われわれは勤労者の労働と病気の関係性を雇用者へ医学的に説明することで、勤労者の要求が単なるわがままではないことを示し、雇用者側に業務上必要な処置を取るよう促す役目を果たしています。昔は精神的な疾患にかかると個人の疾患として扱われましたが、現在は各企業が労働環境改善に関する取り組みを見せ、疾患に対する理解も大きくなっていますね。

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