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荒船 寛貴 院長の独自取材記事

ゆずの木歯科クリニック

(入間郡毛呂山町/武州長瀬駅)

最終更新日:2026/03/10

荒船寛貴院長 ゆずの木歯科クリニック main

東武越生線・武州長瀬駅から徒歩約9分、イオンタウン毛呂山の1階に「ゆずの木歯科クリニック」はある。2022年7月、日高市の「あさひ歯科クリニック」の分院として、商業施設のオープンと同時に開院した。院長の荒船寛貴先生は明海大学を卒業後、本院で経験を積み、分院の院長を任された。学生時代にこの地で暮らした縁もあり、なじみ深い土地で新たな一歩を踏み出した。白と木目調を基調にした開放的な院内は荒船院長自らがアイデアを出し、こだわりの空間となっている。「私と会う頻度を減らすことが患者さんにとって本当に良いこと」と予防の大切さを語る姿勢は誠実そのもの。気さくで話しやすい荒船院長に、診療へのこだわりや地域への思いを聞いた。

(取材日2026年2月13日)

学生時代を過ごしたなじみ深い土地で土日祝も診療

まずは、こちらのクリニックについてご紹介ください。

荒船寛貴院長 ゆずの木歯科クリニック1

当院は2022年7月イオンタウン毛呂山のオープンと同時期に開院しました。毛呂山町の町おこしの一環として誕生した商業施設の中にあります。この地域では人口流出を食い止め、暮らしの利便性を高めていこうという動きがあり、イオンタウンもその取り組みの一つでした。歯科医院を誘致したいというお話と、私たちが分院をつくりたいという時期がちょうど重なり、ここに開院することになったんです。本院からは10キロ圏内で、隣の市町村にあたります。同じ敷地内にはスーパーやホームセンター、フィットネスジム、内科なども入っていますので、地域の皆さんがさまざまな用事をまとめて済ませられる場所になっています。

先生ご自身は、この地域とご縁があったのでしょうか。

はい、実は学生時代からなじみのある土地なんです。私は埼玉県秩父市の出身で、明海大学の歯学部を卒業しました。大学は毛呂山町のすぐ近くにあり、入学して最初に一人暮らしを始めたのがまさにこの駅の周辺だったんです。当時は「こんなところに自分のクリニックができるとは」と想像もしていませんでしたが、あれから15年ほどがたち、縁あってここで開業することになりました。いつか自分のクリニックを持ちたいという思いがずっとありました。本院で3年ほど勤務した後に、この分院の院長を任せていただき、なじみ深いこの土地で新たなスタートを切ることができたのは、本当にありがたいことだと感じています。

どのような患者さんが来院されていますか?

荒船寛貴院長 ゆずの木歯科クリニック2

年代は幅広く、お子さんからご高齢の方まで来院されています。意外に多いのが大学生の患者さんで、近隣には埼玉医科大学や城西大学、大東文化大学など複数の大学があり、この周辺で下宿している学生さんが多いんです。この地域は車での移動が多いので、イオンタウンの駐車場をそのまま使える点は大きなメリットだと思います。また、当院は土日祝も診療していますので、平日お仕事をされている方でも予定を合わせやすいのではないでしょうか。治療が途中で止まってしまうと歯の状態も悪化しますから、できる限り患者さんの生活に合わせて通っていただける体制を整えています。買い物やほかの用事のついでに立ち寄れるという点も、皆さんに喜んでいただいています。

痛みに配慮し、患者自身が治療方針を選べる診療を実践

実際に多い治療内容について教えてください。

荒船寛貴院長 ゆずの木歯科クリニック3

根管治療が非常に多いですね。歯の神経まで達した虫歯を治療するもので、年齢を問わず、意外と若い世代でも多いんです。私の印象では、高校生くらいまで実家にいる間は親御さんに「歯を磨いたの?」と声をかけられて生活していたのが、一人暮らしを始めると歯磨きの習慣が崩れてしまう方がいるようで、急に虫歯ができてしまうケースが見られます。患者さんご本人も「まさかそんなにひどくなっているとは」という顔をされていますね。そうした経験もあり、治療が終わった方には定期的なメンテナンスの大切さをお伝えしています。必要性を説明すると皆さん真面目に予約を入れてくださって、今は歯科衛生士の予約も常にいっぱいの状態です。

歯科治療に緊張してしまう方への配慮はいかがでしょうか。

歯科医院は「痛い」というイメージを持たれがちですが、今は痛みを感じさせない技術を磨くことが、歯科界全体で重要視されています。私自身も新米歯科医師の頃からその点を意識してきました。緊張の強い方や嘔吐反射がある方には、リラックスしていただくために笑気麻酔を使用することもあります。また、患者さんが急に痛みを訴えた際にも臨機応変に対応できるよう、当院の歯科衛生士は麻酔に関しても専門的に学んでおり、私の指示のもとで麻酔を行える体制を整えています。院内の設計も、閉鎖空間が苦手な方のことを考えて開放的なフロアにしており、外の景色まで見渡せるようになっています。治療への不安を少しでも和らげられるよう、さまざまな面で配慮しています。

診療において大切にされていることを教えてください。

荒船寛貴院長 ゆずの木歯科クリニック4

患者さんに治療方法を選んでいただくことを大切にしています。正直に言うと、「先生にお任せします」と言われるのは、私はあまり好きではないんです。保険診療か自費診療か、インプラントかブリッジか義歯か、すべての選択肢についてそれぞれの特徴や今後予想されることを説明した上で、「あなたが選んでください」とお伝えしています。自分の口の中のことはご自身が一番わかっているはずですし、通院のペースやどこまで治療をめざすかも患者さんによって異なりますから。説明の際は、モニターにアニメーションやご本人のお口のエックス線写真を映しながら、視覚的にもわかりやすくお伝えするようにしています。そして診療の最後には必ず「今日の治療について何かご質問はありますか」と確認し、疑問を残さないことを心がけています。

予防歯科を通じて次の世代に健康な歯を

明るく開放的な院内が印象的ですが、設計でこだわられた点はありますか?

荒船寛貴院長 ゆずの木歯科クリニック5

実は院内のレイアウトは私自身が結構アイデアを出しました。開業時に業者さんからいくつか案をいただいたのですが、どれもしっくりこなくて、「こうしたらどうでしょう」と提案したものがそのまま採用されたんです。私は昔から物を作ることが好きで、学生時代には建設関連の仕事に興味を持っていた時期もありましたから、その思いが形になったような気がしています。設計で特にこだわったのは安全面です。待合室からスロープを使って車いすで直接アプローチできるようにして、万が一患者さんの容態が急変した場合にも救急車のストレッチャーが入りやすい構造にしました。また、フロアは開放的にして適度な高さのパーティションで区切ることで、圧迫感をなくしました。白と木目調を基調にした明るくやわらかい雰囲気も気に入っています。

今後、特に力を入れていきたい分野はありますか?

予防処置に力を入れていきたいと考えています。治療だけでなく、治療が必要になる前に防ぐこと、つまり「私と会う頻度を減らす」ことが患者さんにとって本当に良いことだと思うんです。この地域には、まだ定期的な歯科検診の習慣がない方もいらっしゃいます。そうした方々に予防の大切さを伝え、地域全体の歯への意識を底上げしていきたいですね。私が大切に思っているのは、「このクリニックと出会ったことで、次の世代からは健康な歯を保てるようになった」と言っていただけること。代々、歯のケアが行き届かなかったご家庭でも、当院をきっかけにお子さんやお孫さんの歯を守れるようになれば、これほどうれしいことはありません。今後はスタッフも増やし、いつでも対応できる体制を整えていきたいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

荒船寛貴院長 ゆずの木歯科クリニック6

開院してまだ3年ちょっとですが、うれしかったことがあります。2年近く通ってくださっていた高校生の患者さんが、将来の進路を考える時期に「歯科衛生士になりたい」と言ってくれたんです。当院の雰囲気やスタッフの仕事ぶりを見て、そう思ってくれたのかもしれません。私は患者さんと話すことが好きで、仲良くなった方とは友達のように将来のことまで話しながら診療することもあるんです。スタッフ同士も仲が良く、皆で和気あいあいとやっているのが当院の雰囲気です。これからも地域の皆さんの歯への意識を高めるお手伝いをしながら、気軽に通っていただけるクリニックでありたいと思っています。何か気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/27万5000円~