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清水 豊 院長の独自取材記事

ゆたか歯科

(前橋市/群馬総社駅)

最終更新日:2023/03/22

清水豊院長 ゆたか歯科 main

2022年12月、清水豊院長は「地元で地域医療に貢献したい」という思いから、前橋箕郷線沿いのスーパーマーケット敷地内に「ゆたか歯科」を開業した。院内は白と木目を基調に、清潔感と温かみのある落ち着いた雰囲気。半個室の診察室やキッズスペースなど、随所に清水院長の「安心して受診してほしい」というこだわりが感じられる。清水院長は歯周病学を研究し、日本歯科大学新潟病院で歯周病専門の外来はもちろん、一般歯科や口臭の悩みに対応する外来、スポーツ歯科の外来で幅広く臨床を経験。そのため、さまざまな悩みに対応し、特に歯周病治療をベースにした予防歯科に力を入れ、「悪くなる前に治す・守る」診療をめざす。取材での受け答えからは、患者との対話を大事にする清水院長の穏やかな人柄が感じられた。

(取材日2023年1月13日)

安心して受診できる歯科医院にしたい

なぜ歯科医師を志したのですか。

清水豊院長 ゆたか歯科1

父が整形外科やリハビリテーションを専門とする勤務医で、漠然と医療関係の仕事に就きたいと思うようになりました。高校時代に、具体的にどの分野に進もうかと考えたとき、「何が一番身近な医療か」という観点から、歯科に思い至りました。毎日、食べるのに欠かせない歯や口の中の健康は、日々の生活に最も身近なのではないかと。父も快く背中を押してくれました。実際に歯科医師になって、例えばずっとお困りだった患者さんが、治療によって悩みの解決を図り喜んでいただけたら、本当に感慨深く、この仕事を選んで良かったと実感します。

この場所に開業した理由と、院名の由来をお聞かせください。

日本歯科大学新潟生命歯学部に進学し、卒業後も大学院で歯周病治療の研究をしたり、日本歯科大学新潟病院で診療にあたり、他にも学生の講義を行ったり、ずっと新潟を拠点にしていました。でも、いつか地元で地域の歯科医療に貢献したい、自分が育った旧群馬町の辺りで開業したいと思っていました。そんな思いが強まったとき、「開店するスーパーの敷地内に開業しないか」というお話をいただきました。地元と隣接したエリアで、交通量が多く、スーパーにはたくさんの方が来店するとあって、申し分ない場所なので、快諾しました。院名は、名字や地名も考えましたが、ファーストネームの「豊」から取りました。これなら近隣に似た名前の歯科医院もなく、ひらがなにすることで「ゆたかな」という意味合いにもなると思ったので、「ゆたか歯科」に決めました。

開業にあたり、設備面でこだわった点はありますか。

清水豊院長 ゆたか歯科2

当院では、安心して治療を受けていただくことにこだわっています。診療室は、プライバシーに配慮しつつも、完全個室のような圧迫感のない、半個室タイプにしました。ユニットにはモニターを設置し、画像などでわかりやすく治療の説明をできるようにしました。治療には、痛みが少ない歯科用レーザーを導入し、歯を削ったり、歯石除去や口内炎治療などに用います。また、医療用空気浄化装置で院内全域で常に空気を浄化・循環させたり、各ユニットに口腔外バキュームを設置し、治療時に飛び散る粉塵拡散を防いだり、器具の滅菌には高水準の滅菌機を使用し、院内感染防止対策や衛生管理に努めています。子どもの患者さんやお子さま連れの患者さんのために、キッズスペースもご用意しました。木馬などで遊んだり、置かれた本を診察室まで持ち込んでいただくこともできますよ。

幅広い悩みに対応しつつ、予防歯科に注力

どのような診療を行っていますか。

清水豊院長 ゆたか歯科3

勤務医時代は、一般歯科や専門分野の歯周病専門の外来はもちろん、口臭のお悩みに対応する外来、スポーツ歯科の外来も経験してきました。当院でも、虫歯や歯周病治療、入れ歯やかぶせ物などの一般的な歯科治療や歯のメインテナンス、検診から、親知らず抜歯や顎関節症などの口腔外科治療、外部の歯科医師との連携による矯正歯科まで、幅広く治療を行っています。また、噛み合わせや口臭、ドライマウス、スポーツマウスガードなどの相談やホワイトニングなどに幅広く対応しています。

特に力を入れている診療分野はありますか。

歯周病治療をベースとした予防歯科です。そもそも歯周病を専門に選んだのは、土台となる歯茎や歯槽骨がしっかりしていないと、虫歯を治療して、せっかくいいかぶせ物を入れたとしても長持ちしなかったり、口の中の健康を維持できないと感じたからです。昔より高齢者の残っている歯の本数は多くなっている一方、歯周病に悩む人が増えています。30代以上の方は多かれ少なかれほとんどの方が歯周病を抱えていて、生活習慣病といっても差し支えないと思います。歯周病は気づかないうちに進行するので、出血や痛みなどの自覚症状が出てからではなく、メインテナンス目的での受診をお勧めしています。クリーニングで歯石を除去したり、虫歯も含めお口の健康状態をチェックし、もしも問題があったら悪くなる前に治療し、お口の健康を守るというスタンスです。当院では、唾液で虫歯や歯周病のリスクを調べることも行っているので、心配な方はご活用ください。

診療の際に心がけていることはなんですか。

清水豊院長 ゆたか歯科4

患者さんとの対話を大切にしています。大学院時代に、身近な先生や先輩から、「しっかり診察時間が取れるからこそ、患者さんとたくさん話して、相手のことをよく知りなさい」と言われたことを、ずっと心がけています。患者さんの訴えにじっくり耳を傾けたり、症状や治療に関する説明をするのはもちろん、世間話が患者さんの背景を知ることにつながることもあります。普段から話しやすい雰囲気づくりを大事にしていますが、患者さんもフレンドリーな方が多くて、話も弾みます。スタッフにも患者さんとのコミュニケーションの大切さを伝えていて、実践してくれています。患者さんが僕に言いそびれたことも歯科衛生士には話したり、ということもありますからね。また、スタッフ間でのコミュニケーションも大切にして、お互いに患者さんから聞き出した情報を共有し、診療に生かしています。

患者との対話を大切に、地域に根差した歯科医院に

歯の健康を保つアドバイスをお願いします。

清水豊院長 ゆたか歯科5

日々のセルフケアが何より大切です。定期的なメインテナンスで来院してクリーニングをしても、それは1年のうち数えられるほどでしかありません。やはり、ブラッシングなど毎日のセルフケアがとても重要です。しっかり意識してケアしていただきたいですね。セルフケアの方法を指導したり、歯ブラシの選び方をアドバイスしたり、当院でセルフケアのツールのご提案もできますので、わからないことがある方は、気軽にご相談ください。

ご自身で実践している健康法はありますか。

健康が取り柄で、ずっと健康体で来たので、特に気をつけていることはないんですよね。強いて言えば、子どもの頃に始めたサッカーでしょうか。ただ、社会人になってからもずっと続けていたサッカーですが、新型コロナウイルス感染症の流行を機に休止中。今は専らテレビ観戦だけです。休みの日に子どもと遊ぶくらいしか体を動かさず、食べたいものを好きなだけ食べる生活を続けていたら、少し体重が増えてきました。さすがに運動しなくては、と思い始めたところです。

最後に、今後の展望や読者の皆さんへのメッセージをお聞かせください。

清水豊院長 ゆたか歯科6

買い物帰りにお子さんを連れて来ていただいたり、待ちかねたように入れ歯の調整を希望していらしたり、開院してすぐに幅広い年代の方に受診していただき、うれしい限りです。だいぶ近隣の方には認知されてきていますが、少し離れたエリアでは、まだまだだと思うので、当院が行う治療や掲げるコンセプト、予防の大切さなどを広めていきたいと考えています。繰り返しになりますが、当院では、安心して診療を受けていただくことを大切に考えています。安心という点では、院内設備へのこだわりに加え、薬剤師が在籍して、お薬の飲み合わせや歯科治療で注意が必要なお薬を服用されているかの確認を行うなど、さまざまな配慮をしています。患者さんとのコミュニケーションを大切に、地域に根差した歯科医院として貢献していきたいと考えておりますので、どんなことでも気軽にご相談にいらしていただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

唾液成分測定/2000円 ホームホワイトニング/上下顎 3万3000円、オフィスホワイトニング/6歯 1万8000円

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