森岡小児科医院

森岡小児科医院

森岡 新 院長

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「子どもがにこにこ元気に育っているかどうかを見極めること。それがいちばん大切」と語る森岡新(あらた)院長。子ども一人ひとりと向き合い、家族の話をじっくりと聞いてくれると評判の、蒲田の小児科ドクターだ。もともと小児外科が専門で、現在も大学病院で二分脊椎症の外来を担当する。下肢の麻痺や排泄障害を伴う重篤な疾患の診療に携わっていることから、子どもの成長や障害のある場合の生活ケアなどにも詳しい。子ども時代は町工場や多摩川の河川敷でわんぱくに遊んでいたという森岡院長。診察の際は白衣ではなくカジュアルなシャツスタイルで親しみやすく、下町育ちらしいテンポのいい本音トークも楽しい。子どもや母親たちに人気のあることが納得できる、優しさと頼もしさを兼ね備えたドクターだ。
(取材日2018年9月6日)

専門は小児外科。子どもの成長や障害にも詳しい先生

―まず、医師をめざしたきっかけや開業までの経緯を教えてください。

両親が医師で、私が4歳の頃、母が自分の実家であるこの西六郷で開業し、それからここで育ちました。小児科医として忙しい母の姿を身近で見ていて、寂しい思いをしたこともありましたが、成長するにつれ、やはり面白そうだから医師になろうかと思うようになりました。医学部に進んでからは、勉強もしないでラグビーをしていたのですが(笑)、小児科に入局し4年ほどした頃、ラグビー部の監督が小児外科の教授に就任したこともあり、小児外科に進みました。小児科と小児外科の分野で研鑽を積み、ずっと大学病院や地方の関連病院に勤務しながら、こちらの診療も手伝っていましたが、1997年に母から当院を引き継ぎました。

―ご専門は小児外科とお聞きしました。

そうです。小児外科が専門で、今も大学病院で二分脊椎症の専門外来を担当しています。二分脊椎症は下肢の麻痺や排泄障害を伴う先天的な病気です。脳神経外科や泌尿器科、整形外科、リハビリテーション科、時には眼科や皮膚科、内科などを含めてトータルなケアが必要で、全体をまとめるのが小児外科ですので、ご家族のあらゆる相談に対応しています。体のことよりも、生活面での悩みや相談が多いですね。普段の診療では、外傷への対応や、消化器系、泌尿器科系の病気の対応などで小児外科の経験が役立っています。

―この地域の特徴を教えてください。

この辺りはもともと京浜工業地帯で、工場からの煤煙や車の排気ガスで喘息が多い地域でした。今は環境もよくなり、大田区が舞台となったテレビドラマや直木賞受賞小説などでまた注目されている活気のある地域です。古くからお住まいの方も多いですし、マンションや新しいファミリー層も増えています。大田区は“医療の町”というのがキャッチフレーズで、院外処方など新しい取り組みを積極的に行い、医療環境的にも充実していると思います。小児科領域では、医師会診療所で土曜日の夜と日曜日に内科・小児科の外来を行い、平日の夜間は東邦大学医療センターで大田区子ども平日夜間救急室を開設しており、私たちも当番制で診療に携わります。蒲田近辺だけでなく、大森や田園調布などの患者さんも来られるので、どの地域でどんな病気がはやっているかなど、さまざまな状況がわかって勉強になります。



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