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島田 昌也 理事長の独自取材記事

島田歯科医院

(大田区/蒲田駅)

最終更新日:2020/04/01

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動物の絵がほほ笑みかけてくれる楽しげなクリニックに入ると、院内ではサクラやモミジの大きな壁画が迎えてくれる。「島田歯科医院」の島田昌也理事長は100年続く歯科医院の3代目で、ここ蒲田で生まれ育った。長年の経験から「子どもの頃から予防に努めて成長に合わせて歯並びを整え、虫歯のない口腔環境を保つことが大切」と、子どもが来やすい歯科医院づくりと、子どもの予防、矯正を中心とした診療に力を注いでいる。小児矯正では新しくマウスピース型装置を導入するなど、常にアンテナを張り情報収集や勉強に努める島田院長。エネルギッシュで親しみやすい人柄でもあり、子どもたちからも慕われている様子がうかがえた。今回は矯正のことを中心に話を聞かせてもらった。
(取材日2019年9月30日)

小児の矯正にマウスピース型装置を導入

こちらのクリニックの診療方針を教えてください。

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開業した頃は、地域の皆さんの歯を健康にと一般的な歯科診療をしていましたが、経験を重ねるうちに、どんなに良い治療をしても、いったん虫歯になった箇所は健康な歯に比べたら、悪くなりやすいということに気づいたんです。そこで、そもそも治療に持ち込まずに済むような口内環境をつくりあげていくべきではないだろうか。そんなふうに考えるようになり、現在はお子さんの虫歯予防や噛み合わせの矯正に力を入れています。虫歯治療をしなくて済むのならば痛みを経験せずに通院することになるので、歯科医院は訪れて楽しい場所になるはずだと思うんです。予防や治療だけでなく、子どもたちに行きたいと思ってもらえる場所にするために、外観や院内の雰囲気から対応の仕方までできる限り工夫しています。

矯正については新しい方法が登場しているそうですね。

近年、取り外しできる透明のマウスピース型装置を装着し、顎を広げることを促し歯並びを整えていく方法が世界的に広まってきています。そのマウスピース型装置の子ども用が発売になり、当院でもすぐに導入しました。この新しい装置は、歯をスキャンして歯型を採ってから作製していきます。そのデータをもとに3D画像で矯正の経過や期間を事前にシミュレーションした上で、マウスピース型装置を作るんです。これまでは顎の幅を広げるためのプレートを使った方法を中心に行っていましたが、現在はこの新しい方法がメインになってきていますね。

マウスピース型装置を用いた矯正の特徴を教えてください。

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小さくて使いやすいことや、透明なので目立ちにくい点が挙げられますね。ただし、1日20時間以上の装着が推奨されているんです。となると、子どもの場合、学校でも使わなければならず、給食の時に外すとお友達にわかってしまうので大丈夫かなと思っていたのですが、喜んで見せている子も多いようです(笑)。

子どもの口呼吸の予防と改善に力を入れる

こちらで行っている「ハイブリッド矯正」とは、どういったものなのですか。

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新しいマウスピース型装置を用いた矯正には、不得意な分野もあります。それは反対咬合、いわゆる受け口です。そこで、反対咬合は別のマウスピース型装置を用い、その後、新しいマウスピース型装置で顎を広げることを促しながら歯をきれいに並べていく。そんなふうに複数の方法を併用するのが「ハイブリッド矯正」です。子どもは成長過程にあるので顎を広げることを促せるのですが、大人は成長が完了しているので顎を広げていくのは難しく、歯を抜かなければならないこともあります。歯は全部がきれいに並ぶのが理想ですので、ハイブリッド矯正によってできるだけ歯を抜かない小児矯正をめざしています。

最近のお子さんの歯やお口の健康について気になることがあるそうですね。

お口をぽかんと開けて口呼吸をしているお子さんが多いのが気になりますね。口呼吸はいろいろなデメリットがあるんですよ。勉強やスポーツをして脳がオーバーヒートした時は、口呼吸だとクールダウンしにくく集中力が続かなくなりがちです。また、鼻呼吸だと鼻の中の粘膜がフィルターの役割を担うのですが、口呼吸だと異物がそのまま入ってきやすく病気にもかかりやすくなるといわれます。それから、歯並びにも影響が出ることがあるんですよ。歯並びは口の周りの筋肉と舌の力のバランスで正常に整えられるともいわれるのですが、口呼吸だとそのバランスが崩れやすくなるのできれいな歯並びになりにくいと考えられます。

口呼吸しないようにするにはどうしたらよいとお考えですか。

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まず、母乳で育てることが大切だと私は思います。噛む筋肉はおっぱいに吸いつくことで鍛えられ、哺乳瓶だとそういう力が十分には鍛えられにくいと考えているためです。離乳食になったら与え方に注意です。スプーンをお口の中まで入れたり、舌の上に食べ物を乗せたりせずに、下唇にスプーンを載せて、お子さん自身が上唇の力で食べ物を口に運ぶようサポートしてあげてください。そうすることによって、お口の周りの筋肉の発達を促します。あとは硬い物をよく噛んで食べる機会をつくることですね。やわらかい物ばかり食べていると、唇やお口の発達につながりにくく、歯並びにも影響が出てくる可能性があると考えられます。手づかみでがしがし噛み切るぐらいが良いと思ってください。

幼少期からの予防と矯正で虫歯のない口腔環境をめざす

歯科医院には何歳から通えばいいのでしょうか。

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歯が生えた赤ちゃんの頃から定期的に来ていただく、というのが理想ですね。虫歯にならないために、定期的な予防処置を行ってほしいのです。ごく小さい頃には口腔内の環境が早いスパンで悪化する場合もあるので、3ヵ月1回の来院を。小学校に上がれば、異常がなければ半年に1回で大丈夫です。歯並びの矯正は5~6歳からをお勧めしています。永久歯に生え変わる頃には狭い範囲で歯が生えてくるので、歯並びが悪くなりがちなのです。私はこれまでの経験で、成長に合わせて歯をきれいに並べていくのが一番良いと思っています。子どもの頃から歯並びを整えていき、虫歯のない口腔環境を保ち続ける、というのが当院のめざすところです。

お休みの日はどのように過ごされていますか。

学会やセミナー、自分自身の勉強などどうしても仕事に関することが中心になってしまいますが、子どもと過ごす時間も大切にしています。今年の夏は家族で沖縄に行き、沖縄にしかいないという虫を捕まえました。息子はそれを標本にして夏休みの自由研究にしていましたね。ヤドカリも捕まえたので、持って帰って自宅で育てています。ヤドカリは体の成長に合わせてすみかとなる貝殻を引っ越ししていきますので、その様子を観察しています。虫捕り用の網は私が作りました。普通のサイズでは小さいので、チョウを取るための網をつけて10メートルくらいの長いのを(笑)。物を作るのは昔から好きなんですよ。だから、歯科医師の仕事が合っているのかもしれませんね。

今後の展望を教えてください。

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先ほどお話ししたように、口呼吸の予防、改善を促すことで集中力向上につながったり、歯並び悪化予防につながったりしていくのではないかと考えます。そういったことから、勉強・スポーツや外見などへの自信に結びつき、子どもたちの表情がぱっと明るくなる変化が見られるといいなと思っています。子どもたちの能力や魅力を引き出してあげて、それこそ将来さまざまな世界で活躍するようなお子さんたちをたくさん見てみたいなというのが私の夢です。そのためにも従来の施術に固執することなく、新しい技術を積極的に取り入れていきたいですね。小児矯正については、講演やセミナーなどを通して、新しい矯正の手法を広めるための活動にも力を入れていけたらと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/60万円~、ハイブリッド矯正/65万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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