尾崎 哲英 院長、尾崎 佐江子 先生の独自取材記事
尾崎歯科医院
(大田区/大森駅)
最終更新日:2026/10/22
大森駅西口から徒歩3分。地域に根差した診療を続ける「尾崎歯科医院」がある。1964年の開業以来、長きにわたり患者の口腔の健康を支えてきた同院が、何よりも大切にしてきたのが患者との信頼関係である。患者との対話を大切にし、一人ひとりに寄り添う一方、より良い治療を届けるため、新しい技術の習得にも余念がない。「私たちはどんな治療も妥協せず、丁寧に行っています」。そう語る2代目院長の尾崎哲英先生と尾崎佐江子先生の言葉からは、目の前の患者に真摯に向き合う姿勢がひしひしと伝わってくる。患者一人ひとりに丁寧に向き合う診療への思いと、地域のかかりつけ歯科として大切にしていることなどについて、哲英院長と佐江子先生に話を聞いた。
(取材日2026年9月9日)
患者を第一に、丁寧な診療を貫く
先生が大切にされている診療方針について教えてください。

【哲英院長】先代院長である父は、お金もうけのためではなく、患者さん一人ひとりを大事にしながら診療を続けてきました。今時の診療スタイルではないかもしれませんが、私は子どもの頃からその背中をずっと見てきて、その姿勢に大きく影響を受けています。経営を考えれば、稼ぐことも視野に入れなければいけないのですが、患者さんのことを優先して考えるのが当たり前のように体にしみついているんですね。ですから、これからもこのスタイルは変わらないと思います。一方で、先進の技術を身につけて患者さんに提供できるよう、常に勉強も続けています。患者さんファーストでありながら、専門性の高い技術を持って診療することを大切にしています。
2020年のリニューアルでは、患者さんが安心して診療を受けられる環境づくりにも配慮されたそうですね。
【哲英院長】以前から衛生管理には力を入れていましたが、さらに感染症対策を強化するため、改装に伴って滅菌スペースを倍に広げ、設備も整えました。目に見える部分だけではなく、患者さんからは見えにくいところもしっかり整えておくことが、安心して通っていただくためには大切だと思っています。現在は、1階と2階に計6台のユニットを設置し、診療を行っています。設備を整えることももちろん大切ですが、それ以上に、患者さんが不安なく治療を受けられる環境をつくることを、これからも大事にしていきたいですね。
日々の診療で、先生がこだわっていることはありますか?

【哲英院長】治療において妥協しないということですね。手を抜くことは一切ありません。どの治療においても高いクオリティーで、丁寧に行うことを心がけています。一つ一つを丁寧に行うのは大変なことですが、専門性の高い技術で治療に臨むのは当たり前ですし、そこは徹底しています。私自身、大学を卒業した後、大学で指導していただいた先生の歯科医院に勤務したのですが、治療を丁寧に行う姿勢は、その先生から大きく影響を受けました。そこで学んだ治療が、今の自分のベースになっていると思います。私の妻の佐江子先生も同じように、勤務先の先生が丁寧な治療をされていて、お互いに手を抜かず、今持っている技術を余すことなく提供するという考えが身についているんです。
子どもから高齢者まで広く支える専門性
小児歯科をご専門とする佐江子先生が、お子さんの治療で大切にしていることを教えてください。

【佐江子先生】治療では基本的に、親御さんには少し離れていただくようお願いしています。年齢にもよりますが、3歳、4歳くらいになったら「一人で頑張ってみよう」とお話しするんですね。治療が終わったら、「一人で頑張ったね」と褒めてあげたいんです。治療が嫌にならないように、できたことをしっかり伝えて、自信を持たせてあげたいと思っています。今回できなかったとしても、「次はできるよ」と励まします。ただ、治療中は親御さんもすごく不安だと思いますので、一つのステップが終わる度に、「今、麻酔が無事に終わりました」と、その都度きちんと報告するようにしています。「痛かったけど頑張りましたね」とお伝えしながら、お子さんにも親御さんにも安心していただけるよう心がけています。
こちらには矯正歯科と口腔外科の先生も在籍されていますね。
【哲英院長】矯正歯科は、弟の尾崎正英先生が担当しています。最近は口元の見た目を相談に来られる方が増え、マウスピース型装置を用いた矯正を希望される患者さんも多いですね。マウスピース型装置というと、「作ったらそのまま使うだけ」と思われるかもしれませんが、正英先生は患者さんのお口の状態に合わせて細かく調整し、精度の高い仕上がりをめざしています。正英先生はそういった技術もしっかり身につけていますし、診療もとても丁寧なので、安心して任せています。ただ、矯正にはある程度時間がかかります。場合によっては年単位の治療になりますし、メリットばかりとは言えません。だからこそ、まずはしっかり説明をして、十分に納得していただいてから治療を始めるようにしています。
口腔外科についてはいかがですか?

【佐江子先生】口腔外科担当の田中佑樹先生は、実は学生時代に当院でアルバイトしていたんです。口腔外科を専門に病院勤務で研鑽を積んだ後、当院に戻ってきてくれました。田中先生が加わったことで、埋まっている親知らずの抜歯など、以前は提携病院にお願いしていた難しい外科処置を院内で対応できるようになりました。
【哲英院長】田中先生は病院勤務時代には入院中の患者さんや手術を受ける患者さんの全身管理にも携わり、薬の知識や内科診療についても一通り学んだ人です。呼吸器、一般外科などにも詳しいので、例えば高齢で基礎疾患をお持ちの患者さんに対して、安全に配慮しながら歯科治療を行えるのは大きいと思います。親知らずの抜歯でも出血しますし、歯科治療ではアドレナリンを使うこともありますから、全身状態を考えながら処置するのは大切なんです。「なぜ歯科医師が内科に詳しいの?」と、驚く患者さんも多いんですよ(笑)。
家族の口腔環境を長く守る場所へ
こちらには、お子さんから90代の方まで幅広い世代の患者さんが通われているそうですね。

【哲英院長】2020年のリニューアル後、若い世代の患者さんが増えてきたと感じています。生後3ヵ月くらいの赤ちゃんから来院されますし、ご家族で通われている方の割合も多いですね。3世代はもちろん、4世代で通ってくださっているご家族もいらっしゃいます。年齢を重ねると相談内容も変わってきますが、それも含めてトータルで対応できることが当院の強みだと思っています。
【佐江子先生】小児も診ますし、インプラント治療は院長が担当します。親知らずを抜くこともできますし、入れ歯の調整や作製も行っているので、90代後半になっても皆さん通っていらっしゃいます。個人的には、幅広い範囲で高いレベルの医療を提供している歯科クリニックだと思っています。
地域の患者さんを長く診ていく中で、先生方が大切にされていることは何でしょうか?
【哲英院長】私たちの役割は、医科でいうホームドクターのようなものだと思っています。やはり定期検診に来ていただいて、その後の経過をずっと追っていくことが大切なんですよね。治療をして終わりではなく、その方のお口の状態を長く見守っていく。そういう役割を担っていると思っています。
【佐江子先生】適当な治療をして、また2年くらいたったら新しいものに替えるという悪循環ではなく、きちんと治療を続けることで、知らず知らずのうちに口腔環境がどんどん良くなっていく、そんな治療をめざしています。その積み重ねが、患者さんとの信頼関係につながっているのかもしれません。
今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

【哲英院長】「このクリニックなら、なんとかしてくれる」と思っていただける存在でありたいですね。レベルの高い、ちゃんとしたことをやってくれる歯科医院だと思っていただけたらうれしいです。一人で悩まず、困っていることがあれば、できる限りお力になりたいと思っています。
【佐江子先生】私は、お子さんが小さい頃から通って、成人してからも歯科検診に来てくれるとうれしいんです。お口の状態を見ながら、必要な時期にケアをご提案し、長くお付き合いできる歯科医師でありたいと思っています。歯科医院に行きづらいと感じている方も、まずは気軽に相談してください。これからも、一人ひとりのお口の健康を支えていきたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/44万円~、歯列矯正/77万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/99万円~、セラミック治療/12万1000円~、ホワイトニング/2万2000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

