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尾崎哲英副院長、尾崎佐江子先生 の独自取材記事

尾崎歯科医院

(大田区/大森駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR大森駅西口を出て昔ながらの商店街を歩くこと3分。開業して50年目という「尾崎歯科医院」がある。1階は尾崎哲也院長の診察室。院長の腕を頼って治療に通う患者が後を絶たない。そして2階の診察室では尾崎哲英副院長と奥様である佐江子医師、そして矯正認定医である弟の正英医師が治療を行う。家族で診療にあたるこの歯科医院には、祖父母は院長、子ども、孫世代は、哲英副院長、佐江子医師、正英医師と、3世代にわたって来院する患者も多いという。父の仕事ぶりを子どものころから見てきた哲英副院長。地域の患者が一生自分の歯で過ごすためのサポートをするために必要なのは何よりも技術だと、今も勉強会に参加、日々研鑽を重ねている。その技術に裏打ちされた治療例はホームページで公開している。尾崎歯科医院の治療のこだわりを聞いた。
(取材日2014年6月11日)

歯周病の治療こそがすべての歯科治療の根本

院長であるお父様、副院長ご夫妻、そして矯正認定医である弟さんとご家族皆さんで同じ歯科医院に携わられていらっしゃるのですね。

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【副院長】家族なので、遠慮しないで言い合えるというところは恵まれているのかなぁと思います。開業医の友人に聞くと、例えば、外の医師に矯正をお願いする場合は、「ここをもう少しこうして欲しい」と言いたくても遠慮してしまうことがあると言うんです。当医院の場合、矯正は弟が診ているので、「どうしてもこうして欲しい」と無理を言う場合もありますね。お互いの性格もわかっていますし、普段から会話をしているので、思ったことは何でも伝えられるし、多少の無理も言えますからね。

歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

【副院長】今は自宅になっているここから20〜30メートル離れた場所に、父が歯科医院を開業したのは50年前です。だから生まれたときから父の仕事を見ていました。私が小学生の頃は、患者さんが医院の外にまで並ぶほどでした。父を慕っている患者さんの姿を見ながら、いい仕事だなと感じていました。ただ私は飛行機が好きでパイロットになりたいと思っていた時期もありましたね。最終的には父のような歯科医師になりたいと自然に思えるようになり、今では間違っていなかったと感じていますね。
【佐江子先生】私は長野の出身ですが、やはり実家は歯科医院です。子どもの頃には、母が医院の扉を開けるまで、朝早くから患者さんが外で待っていらっしゃるところを見ていましたし、小さいながらも歯科医師が必要とされているんだなと思っていました。将来を考えるときも、歯科医師以外の仕事は思い浮かびませんでしたね。

大学を卒業されてからこちらに戻られるまでは他の歯科医院に勤務されていたのですか。

【副院長】大学卒業後は、補綴治療の重鎮と言われる先輩の歯科医院に勤めていましたが、その歯科医院で歯科治療の基本を学びました。その後院長として、5年間分院を任されました。こうした経験の中で思ったことは、歯科は自分の治療がずっと残っていきますから、保険、自費に関わりなくしっかりした治療ができる歯科医師なりたいと思いました。そのためには歯の土台となる歯周病の治療が大切ではないか?と勉強会に参加し始めたのもその頃です。実際に勉強を始めてみると、今までの自分の治療は何だったんだろう? と思うくらい衝撃を受けました。改めて歯周病の治療こそ歯科治療の根本であると強く感じ、日々努力しなくてはいけないと思いました。今も勉強は続けていますし、それが私の治療につながっていると思います。

休日はどのように過ごされているのでしょう?

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【副院長】趣味はスキーです。ただスキーをするだけではつまらないので、自分の技術を伸ばすためにクラウンという資格を取りました。何でものめり込んでしまう性格なんですね。家族は私につきあわされて、スキーをしなくてはいけないという感じですね。シーズン中は休診日の木曜日は1人で出かけますし、日曜日は子どもたちの技術を伸ばすことを楽しんでいます。厳しいですよ(笑)。トレーニングのために、昨年は家族で富士山に登りました。登山前には、近くの2000メートル級の山に上ったり、お茶の水にある登山用品店に出かけた帰りは13キロ歩いて帰宅しました。何しろ体を動かすのが好きなんです。

人生を変える力をもつインプラント

幅広い診療科目のなかで、特にインプラントに力をいれられています。

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【副院長】欠損した歯の状態によりますが、少数の歯を失った場合、両隣の歯を傷つけなくて済むということがインプラントの一番のメリットですし、適していると思います。30〜40代でも歯を1本だけ失うという方は多くいらっしゃいますからね。例えばブリッジの場合、両隣の歯が傾いていると、神経の治療も必要になる場合がありますが、できる限り神経を取る治療は避けた方がいいと考えています。傾いている歯を矯正で起こすことも可能ですが、失った歯が少数なら、周りの歯にダメージを与えないことが一番だと思います。当院でも、入れ歯だった患者さんがインプラントに変えることがありますが、そうすることで顔つきが明るくなって、体も健康になっていかれます。インプラントは、患者さんの人生を変える力をもっています。患者さんにお話しすると驚かれますが、インプラントは失った歯に対して1本ずつ入れる必要はないんですよ。もしインプラントがなかったら、総入れ歯になっている患者さんも多くいらっしゃいますよ。

それでも外科手術が伴うインプラントが心配だという方は多いと思います。

【副院長】今の日本人は、成人の8割が何らかの歯周病にかかっていると言われています。ほとんどは軽度ですけれど。ただし歯周病は40、50、60代と年齢とともに進んでいく病気なので、軽度のうちに処置をしておかないと、インプラントを入れても長持ちしません。最近問題になっているインプラント周囲炎という病気も、歯周病の治療をしておきさえすれば防げる病気です。インプラントの学会でも最近のトピックスはインプラント周囲炎です。しかし私が所属している勉強会では、インプラント周囲炎が0ではないけど、格段に少ないです。今まで勉強してきたこと、土台、歯周病をしっかり治療したうえでのインプラントという考えは間違っていなかったと思います。

どのような基準でインプラントを手がける歯科医師を探せばいいのでしょう?

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【副院長】当院のホームページには、インプラントを含め、過去に手がけた治療例を記載しています。その歯科医院にインプラントの実績がどのくらいあり、どんな治療をしているかわかるのは治療例ですから。ですからイラストだけでなく、治療例を公開している歯科医院のなかから、ご自分に合ったところを探せばいいと思いますよ。実際に、ホームページの治療例を見たと来院される方も多いです。ときどき、この値段ならこのインプラント、この値段ならあのインプラントと、インプラントの種類で値段を変えている歯科医院を見かけたり、○年持ちます、保障しますといったことが書いているものも見かけますが、私自身はそのやり方は違うように思っています。私の目標は一生です。一生もたせることを考えて治療しています。もちろんインプラントは人工物ですから、いろいろなことが起きる可能性はあります。その偶発症が起こったときに、きちんと対処ができるかどうかも、歯科医院を選ぶ際の大切な基準だと思います。でも結局は医師と患者さんの信頼関係。この先生に任せられると患者さんが思えるかどうかが一番の基準なんでしょうね。

技術の習得のための勉強を怠らず地域に根ざす歯科医院をめざす

小児歯科にも力を入れられていますね。

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【佐江子先生】ご家族で通っている方が多いです。最近はお子さんは虫歯の本数自体は減っていると思いますね。保護者の方のデンタル指数も高くて、予防やケアの方法を熱心に聞いていらっしゃいます。もちろんここで治療はしますけれど、子どもの頃のケアを習慣づけることがいかに大切かを繰り返しお話しするようにしています。お子さんが意思の疎通ができる年齢になったら、本人にもきちっと説明することを心がけています。最近は、2、3歳から診ていたお子さんが大学生になっています。小さいころはよく泣いていたねって話すと照れていますね。それが、地域の歯科医院のいいところですよね。赤ちゃんが大人になって、そして年齢を重ねて……。そうやって一生、お付き合いするんですね。院長の代から3世代、4世代にわたって来てくださるご家族もたくさんいらっしゃいます。

矯正をするお子さんも増えていると聞きます。

【副院長】矯正は決して子どもや20代の若い人がするものだと思われている方がいらっしゃいますが、実際は年齢には関係ありません。並びが悪いと、虫歯や歯周病になりやすいんです。それを矯正することで、ご自分の歯で一生を過ごすという目標を達成できるんです。例えば、当院では実際に60代、70代の方も矯正されていますよ。ただ60代になると、多くの方が歯を失っているので、矯正プラスインプラントを使用してお口全体を直していくこともあります。矯正治療は当院ではなくてはならない治療の1つです。

診察されるにあたって大切にされていることを教えてください。

【副院長】地域に根ざして、歯を治療するなら「尾崎歯科医院」でと言ってもらえるように、そのために技術の習得のための勉強を決して怠らないということでしょうか。歯科医師にはやはり技術が重要だと思っています。そして常に患者さんの立場でものごとを考えるようにしています。スタッフに対しても、「自分が患者さんだったらどうだろう?」と患者さんの立場で考えるように伝えています。

ドクターズ・ファイルの読者にアドバイスをお願いします。

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【副院長】お子さんが幼稚園に通い始めて、時間ができて来院され、自分のお口の中を診たお母さんはたいてい「もっとちゃんと治療しておけばよかった」と言われます。だから、結婚前の若い女性の患者さんには、「結婚したら忙しくてなかなか治療できないから、今のうちにちゃんと治療をしておこうよ」と話します。例えば、横を向いて埋まっている親知らずは早く抜いた方がいいですし、矯正治療も結婚する前がチャンスだと思うんです。歯科医院は痛くならないと通わないという方が多いなかで、当院には定期検診に通われる患者さんが多くいます。でももっと多くの方に気軽に定期検診に足を運んでもらえるような歯科医院にしていきたいと思っています。
【佐江子先生】どうしても小さいお子さんは泣いてしまうので、連れてこられないというお母様もいらっしゃいますが、子どもは泣くのが当たり前ですから、遠慮せずにいらしてください。乳歯が生えそろったころから、定期検診に通われることをお勧めしています。そして、お子さんのお口の中を大切に思われるのと同じように、ご自分のお口の中もケアしてほしいと思っています。

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