年齢を問わず健康上の悩みに
幅広く対応する「町のかかりつけ医」

健康診断、内視鏡検査、生活習慣病、小児の予防接種まで。幅広く対応する「町のかかりつけ医」

Q先生にとって「かかりつけ医」とはどのような存在でしょうか？

A

▲さまざまな体の不調の相談に乗れる「かかりつけ医」をめざす

患者さんの身近にいて、ちょっとしたことでも気軽に相談できるクリニックや医師のことだと思っています。祖父も父も患者さんとそのような関係性を築いていましたし、私もそうありたいと思って「町のかかりつけ医」になることを決めました。何度も顔を合わせてよく見知った仲ですので、患者さんのちょっとした変化にも気づけるのはかかりつけ医の利点です。当院では消化器外科・内科・小児科・外科と幅広い診療を行っていますので、不調が体のどの部分であっても、まず最初に頼ってもらえる存在でありたいですね。

Q外来だけでなく、市の特定健診にも対応しているそうですね。

A

▲高血圧、糖尿病などの早期発見につながる市の特定健診にも対応

市の検査には一通り対応しています。横浜市の特定健診の対象は40歳から74歳までの横浜市国民健康保険加入者の方で、尿検査や血液検査を無料で受けられます。高血圧・糖尿病・脂質異常症・肝機能障害など生活習慣病の早期発見につながりますし、50歳以上の方ですとあわせて胃カメラも安価で受けられるので、ぜひ利用してください。また、70歳以上の方は胃カメラも含めがん検診を無料で受けることができます。「毎年誕生月に受けよう」などと決めておくと、忘れないので良いかもしれません。40歳未満の方ですと、入社の際に必要などの理由で自費診療で健康診断を受けに来る方もいらっしゃいますね。

Q健診の結果、生活習慣病のリスクが高かったらどうなりますか？

A

▲生活習慣病の改善を図る食事や運動の指導も行っている

高血圧・糖尿病・脂質異常症（高脂血症）などの生活習慣病では、まずはどのような症状なのかを詳しく調べます。例えば高血圧には、食生活やストレスなどいくつかの原因が重なって特定できない「本態性」のものと、腎機能低下やホルモンの影響など原因が特定できる「二次性」のものがありますから、そのどちらなのかを見極めます。生活習慣病の治療の第一歩は食事療法です。食事や運動を見直しても改善しない場合に薬を検討します。ただし、すでに何年も高血圧を指摘されていたり、高尿酸血症による痛風に悩み続けたりと、明らかに薬が必要と思われる場合には始めから処方することもあります。

Q小児の予防接種にも力を入れていると伺いました。

A

▲乳幼児期の公費のワクチンは、予約なしで適宜接種することが可能

乳幼児期には公費で受けられる予防接種がいくつかあります。ワクチンの種類によって受けられる年齢が決まっていますので、忘れずに受けにいらしてください。都度、役所から通知が届きますし、当院でも接種後に看護師から「次は何のワクチンをいつ頃受けにいらしてください」とお声がけするようにしています。当院では、公費のワクチンは予約制でなく適宜接種していますので、お気軽にご相談ください。予防接種はお子さんに免疫をつけるために必要なものですが、体内に薬が入りますので体調の良い日に受けましょう。もし帰宅後に体調不良などが見られたらすぐにご連絡ください。

Q先生は内視鏡検査のご経験も豊富だとか。

A

▲院内で上部消化管内視鏡検査を受けることもできる

はい。もともと消化器外科が専門で、内視鏡検査も数多く手がけてきました。当院では上部消化管内視鏡検査、いわゆる胃カメラに対応しています。とはいえ、むやみに検査を勧めることはありません。必要と判断した場合にのみ内視鏡検査を行い、できるだけ痛みや不快感を感じさせないよう技術を駆使しています。胃カメラで体の中を診ることで、食道がんや胃がんの早期発見につながるほか、逆流性食道炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの症状の有無がわかります。胃の不調があり一度も上部内視鏡検査を受けたことがなく、ある程度年齢を重ねている方であれば一度検査をしてみてもいいかもしれません。