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鈴木 毅彦 院長の独自取材記事

上永谷整形外科

(横浜市港南区/上永谷駅)

最終更新日:2021/11/08

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上永谷駅から徒歩10分、丸山台2丁目の道路沿いにある「上永谷整形外科」は、2020年8月下旬から建て替えによる新医院での診療を開始した。患者のスムーズな移動を図る動線をベースに、より機能的な施設へと生まれ変わっている。「新しくなってからは小さなお子さんやお母さん、若い会社員の方の受診も増えています」と鈴木毅彦院長。整形外科の診療分野は、肩凝りや腰痛、けが・骨折、手足や顔の傷を縫う処置、骨粗しょう症の検査・治療など実に幅広い。それらに対応しながら、リハビリテーションでは患者一人ひとりにきめ細かな指導を行いつつ、理学療法士の技術向上にも取り組んでいる。新たな施設にはどのような目的や思いが込められているのかを鈴木院長に聞いた。

(取材日2020年12月17日)

患者に負担のない動線を考えリニューアル

まず建て替えを行われた理由から伺います。

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前の建物は1981年に先代院長である父・鈴木馨一郎が建てたもので、当時は入院施設を備えた消化器科の診療所でした。11年前に私が整形外科の医師として着任した頃から医療施設基準に沿った部分改装を行ってきました。2016年に代替わりして、診療科が整形外科に変わったことをきっかけに、全面的に時代に合わせた施設にしたいと準備して2019年に着工。2020年8月にオープンしたという経緯です。施行したハウスメーカーには、事前に私がスマートフォンのアプリで作成したおおまかな構造やゾーニング、各部屋のデザイン案を提出し、それをベースに設計してもらいました。そのため院内はほぼそのとおりの間取りになっています。前の医院時代になんとか施設基準を満たそうと、苦心して部分改装してきたノウハウも、今回の建て替えで生かせたので良かったと思っています。

待合室は機能的でとてもおしゃれな印象です。

少しでも心地良く待ち時間を過ごしてもらえるように工夫しました。細かいところにもこだわっています。一般的な長椅子だと、座面が低いため立ち上がる時に腰や膝に負担がかかるので、座面が高く立ち上がりやすい個別の椅子を置いています。色も一つ一つ違って、カフェのようなインテリアをめざしました。また、患者さんがお子さんを連れてきたり、お子さん自身が受診したりすることがあるので、キッズスペースや子ども用の椅子も備えました。壁の色は当院のイメージカラーであるモスグリーンを採用。床面は年月がたっても質感が変わらないよう、待合室はブロック調、診察室・処置室などはヴィンテージ風の木目調を選んでいます。ほかにも、多目的トイレと女性専用トイレを別途設け、前者では車いすと介助者が入っても十分な広さを確保。おむつ交換台もあります。

建て替えで重視した点はどんなところでしょう?

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施設をコンパクトにまとめ、患者さんとスタッフの動線をスムーズにしたことです。そのために診察室や検査室、理学療法室などの医療機能をすべて1階のワンフロアに集約しました。旧院でのスタッフの動線も良かった部分は引き継ぎ、スタッフ同士の連携や業務のスムーズさはそのままに、患者さんはワンフロア内を移動するだけで効率よく治療が受けられるように変更しています。また、靴を履いたまま受診可能で、もちろんバリアフリー設計です。旧施設でのノウハウをできるだけ効率よく活かせるよう工夫しました。

独自のプログラムで理学療法士のスキルアップを図る

理学療法室も明るくて開放的な空間になっていますね。

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改装前は、診療所時代の入院用ベッドスペースをリフォームして使っていたので、広い代わりに動線があちこちに分かれてしまって使い勝手が悪かったんです。新しい理学療法室は、効率的な機能回復訓練ができるように、レイアウトを考えました。ワンフロアとなり全体として少し狭くはなりましたが、以前と同じ機能は確保されていて、変わらない治療ができています。患者さんもわざわざ2階に上がらずに済むようになり、建て替えの副次効果として、同じフロアでスタッフ全員が働く環境になったことで、コミュニケーションも取りやすくなり、その分、患者さんへのサービスも向上していると感じています。

診療において大切にされていることも伺いたいと思います。

整形外科の疾患は、すぐに症状が改善するものばかりではないので、安心して治療を継続してもらえるよう心がけています。そのために、どうして痛くなるのか、なぜ様子を見ていて大丈夫かなどの理由もよく説明するようにしています。患者さんの中には治療が思うように進まなかったり、有用な治療法がなかなか見つからなかったりすることで苦しんでいる方もいますが、そのつらいお気持ちを相談していただければと思っています。よく話を聞いて安心していただくこと、そして一緒に悩みながらその方にとっての答えを見つけ、納得して帰っていただけるようにすること。医師もスタッフもその思いを持って日々患者さんをサポートしています。また、地道にこつこつと診療することも大切で、建物が替わっても、ベーシックな治療を実直に行うことに重きを置き、患者さんに寄り添う基本の姿勢は変わりません。

整形外科では理学療法士の果たす役割も大きいと聞いています。

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機能回復訓練は常勤で4人いる理学療法士が頑張ってくれています。骨や関節・筋肉・筋膜について専門的な知識と経験が求められる分野ですから、質の担保のために独自のプログラムを作成しました。プログラムは疾患別にあって、これにより4人のうち誰が担当になっても同じレベルの機能回復訓練を提供できます。当院では理学療法士の育成にも力を入れていますが、こうした取り組みが結果的に新人の技術向上にも役立っています。

長く勤めるスタッフが安定感を発揮し患者をサポート

スタッフ構成について伺います。

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理学療法士が4人、看護師が4人、リハビリ助手が8人いて、日々出勤しているのは4人。それから放射線技師が2人います。受付は7人で、常に4人は出勤する体制です。副院長時代から11年間、長く勤務してくれているスタッフも多くおり、安心して仕事を任せられます。今回の建て替えでも、私は診療と建て替え関連の業者対応で手いっぱいだったので、引っ越し作業は全部スタッフが実施してくれました。私の中で引っ越し後の配置を入念に練っていたつもりでしたが、スタッフの方が、自分の考えたものより良くしてくれました。ベテランスタッフが主体的に動き、周囲のスタッフもそれに従い、チームとしての一体感も出てきていると思います。

感染予防対策についてもお聞きします。

待合室の椅子は個別に動かせるタイプのものを置いており、距離をとって座れるように配置しています。受付にはアクリル板を設けて飛沫感染防止に配慮しているほか、各部屋の窓を開けての換気や検温、消毒など基本的な対策も行っています。また、加湿も大切ですから、冬場には複数の加湿器を稼働させています。基本的に整形外科は、熱がある、体がだるいという方は受診されませんが、それでもスタッフは消毒などの衛生管理にすごく神経を使っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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建て替えにより気づかされたのは、先代が患者さんとともに、長く歴史を刻んできたということです。先代が行ってきたことを受け継ぎ、これからも新しい医院で患者さんの信頼を積み重ねていきたいですね。以前からかかりつけにしていただいている方には、これまでと同じ受付、リハビリスタッフがチームで患者さんに寄り添った対応をしますので、安心して通っていただければと思います。そして新たに受診される方には、私が今お話ししたとおりの医院だと感じてもらえるよう、気を引き締めて診療にあたります。膝・腰・肩の痛みのほか、しびれや打撲、外傷、手術後の歩行機能回復まで、困ったことがありましたらなんなりとご相談ください。

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