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古家 正 院長の独自取材記事

医療法人社団 古家内科医院

(横浜市港南区/上永谷駅)

最終更新日:2019/08/28

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上永谷駅からほど近い閑静な住宅街の一角、しっくりと馴染んで「古家内科医院」がある。もう30年以上も診療を続ける地元になくてはならないクリニック。2代目の古家正院長は「患者さんの身近に寄り添い続けられることこそ地域医療の醍醐味」と穏やかにほほ笑む。呼吸器内科を専門とし、大学病院で豊富な診療経験を積んだベテランドクター。喘息をはじめとするさまざまな呼吸器疾患に高い専門性を生かしつつ、広く一般内科の診療に尽力する。「丁寧な説明を心がけながら、前向きに取り組んでいただける治療を実践していきたい」と熱く語る古家院長に、日々の診療で感じる思いや、医師を志した理由や楽しまれている趣味などプライベートな話まで、じっくりと聞いた。(取材日2015年11月16日)

専門の呼吸器疾患に注力しながら内科一般を幅広く診療

とても温かい雰囲気のするクリニックですね。

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ありがとうございます。もともと当院は1981年に父が開業。私は2010年に後を継ぎ、こちらで診療を始めました。それ以前も、大学病院での勤務と並行しながら週1、2回は手伝いに来ていたのですが、次第に患者さんから「先生も常駐してくれたらいいのに」とありがたい言葉をいただくようになって。想定していたよりも早く病院を辞め、後を継いだ経緯があるんです。本格的に診療をスタートするにあたり、院内もリニューアル。清潔感のある白と明るい木目調のインテリアを基本に、明るく優しい雰囲気を心がけました。車いすやベビーカーでも気兼ねなくいらしていただけるよう全面バリアフリーにこだわり、診療室もプライバシーに配慮し会話が漏れにくい配置に。検査や処置を行うスペースも広くゆったりとし、患者さんが私やスタッフと気兼ねなく話せるクリニックをめざしました。居心地がいいとお感じいただけていたらうれしいですね。

どういった症状の患者さんが多いのでしょう?

ちょっとした風邪や体調の変化、生活習慣病など広く内科一般のさまざまな症状の患者さんがいらっしゃいますが、私が呼吸器内科を専門としていますので、呼吸器の疾患で来院される方が非常に多いですね。一口に咳といっても、その原因は本当にさまざま。咳喘息のほか、アトピー咳嗽、気管支拡張症、COPD、慢性副鼻腔炎など鼻の病気が原因になっているもの、胃食道逆流症による胃酸の逆流によって起こるもの、まれに結核や肺がんなど重篤な病気が隠れている場合もあります。それぞれの病気によって咳の症状も違うので、詳しく問診を行います。その後、レントゲン撮影や呼気NO検査、呼吸機能検査など専門的な検査を実施、すべての結果をふまえて診断をします。ただ、中にはすぐに原因がわからない咳も。その場合は診断的な治療をしながら経過観察を行います。

喘息の治療にも力を入れていらっしゃいますね。

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はい。呼吸器の一般的な疾患というと、やはり喘息になりますからね。喘息は慢性疾患なので、症状が改善しても吸入療法を基本とした治療を続ける必要があります。発作が治まったら自己判断で通院をやめてしまう方も多いですが、症状が改善しても吸入療法は継続すべき。薬剤ごとに操作方法や吸う強さが違ったりするので、薬の正しい使い方を身につけ効果を実感してもらうことも大切です。当院では、簡単な質問に答えることで現状を把握する喘息コントロールテスト(ACT)などで患者さん自身に状態を把握していただくとともに、使用している薬が合っているか定期的に確認、それぞれのライフスタイルに合わせてスムーズに薬が続けられるよう、患者さんと相談しながら治療をしています。同時に、当院向かいにある保険薬局とも連携。チェックシートを作り、薬剤師による吸入指導や使用器具の見直しも定期的に行うなど、きめ細やかな治療を実践しています。

父の背を見て進んだ医学の道

先生はずっと医師を志されていたのですか?

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そうですね。やはり父が医師で、一番接する機会の多い職業だったことが動機だと思います。夜中に駆け込んでくる患者さんに対応しながら、翌日また通常通りに診療する姿は大変そうでしたが、それだけに、「多くの方々に感謝される仕事なのだ」と実感。最終的に「医師こそやりがいを感じられる仕事だ」と思い、医学部進学を決めました。専門は呼吸器内科を選択。内科の中でも呼吸器と循環器に興味を持っていましたが、呼吸器内科の治療は循環器など幅広く知る必要があったことから、よりオールマイティーな治療ができると思いました。それに、私がめざしていたのは「医師と患者さんが一緒に治療していく」ことだったので、喘息など慢性疾患の治療で長いお付き合いの必要になる呼吸器内科は、私の考え方にも合っていました。長く勤務した東京医科歯科大学呼吸器内科では、特に間質性肺炎や過敏性肺炎の治療と研究、肺がんの臨床研究などに力を入れていました。

地域密着の診療を大切にされていらっしゃるそうですね。

勤務医時代はずっと大きな病院で診療していたので、地域医療についてそれほど意識したことはなかったのですが、実際に始めてみると、より患者さんに親近感を持って診療に臨めると実感しています。家族ぐるみで通院くださる方も多く、それぞれの診療を通して垣間見える家庭環境から、「この方のお子さんなら、この病気も考えられる」など診断や治療に役立つこともあります。私の専門の呼吸器内科以外にも、ちょっとした体の不調や足腰の痛みなどについて相談を受けることも。大きな病院と違い、クリニックは医師個人への信頼で来院くださっているので、地域医療に役立つ「よろず悩み相談所」のように感じていただけるのは本当にうれしい。患者さんに末永く寄り添い続けられることこそ地域医療の醍醐味と、大きなやりがいを感じています。

楽しまれている趣味などはありますか?

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ずっと車が好きで、大学時代はジムカーナのレースに参加していたこともあるんですよ。公道を走れる一般車のクラスで、レース場内に設定されたコースを速く走るというもの。努力してタイムを縮め、順位が上がっていくのは本当に楽しかったですね。さすがに働き始めてからは難しくなって中断してしまいましたが、最近は、休みを見つけ、サーキットに走りに行ったりしています。いい気分転換というところでしょうか。それ以外は趣味といえることがなくて(笑)。休日は娘や妻と一緒に公園などに出かけ、ゆっくり過ごすことが多いです。家族と過ごす時間は貴重なリラックスタイムにもなっていると思いますね。

患者に寄り添い、きめ細やかな診療を実践していきたい

診療する上で一番心がけていることは何でしょう?

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丁寧にしっかりとご説明することですね。喘息をはじめとする呼吸器の病気は、ほとんどが慢性疾患。どうしても長期治療が必要となるだけに、患者さん自身の病気への理解が不可欠です。確かに、いきなり「長い治療が必要になる」と言われても、なかなか理解しがたいのかもしれませんが、「定期的に通院する」「薬や吸入薬を指示通り使い続ける」といったセルフコントロールも、患者さんの理解があってこそ成り立つもの。医師はそのお手伝いをする役割を担っているのだと思います。ですから、モチベーションを保ち、前向きに治療に取り組んでいただけるよう、患者さんに寄り添い、「どうしたら病気を主体的に考えていただけるか」を常に意識しながらご説明するよう心がけています。

自身の健康を守りつつ明るく楽しい毎日を送っていくため、読者にメッセージをお願いします。

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専門の呼吸器に関しては、例えば長引く咳など、「たかが咳ぐらい」と軽視せず、ちょっとでも気になることがあれば遠慮なく受診いただきたいです。身近なかかりつけ医として幅広い視野で患者さんを診つつ、一方で呼吸器内科という専門性を生かし、喘息など慢性疾患にきめ細かく対応することが当院の大きな役割です。大きな病院から離れてしまうと、どうしても先端医療から遠ざかってしまいますが、幸いにも私は今も週1回、みなと赤十字病院アレルギーセンターで診療しているので、病院の雰囲気やさまざまな先端医療を学ぶ機会にも恵まれています。これからも、大学病院とは違う身近な立場から、吸入指導や各患者さんに合った薬の評価など個別対応を行い、治療の効果向上をめざし、より多くの方々の治療に生かしていただけるような努力もしていきたいと思っています。ぜひ、気軽に受診いただけることを心からお待ちしています。

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