朝倉クリニック

永森哲也 院長

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1898年開設という100年以上の長い歴史を持つ朝倉病院の関連機関として2000年に開業した「朝倉クリニック」。総合内科専門医・循環器内科専門医である院長の永森哲也先生を筆頭に、内科・皮膚科・泌尿器科・整形外科の各分野の医師、看護師、検査技師、放射線技師、理学療法士などが連携プレイで治療にあたっている。「診療では信頼関係が大事」と笑顔で語る永森先生を慕って、朝倉病院時代から20年来のつきあいとなる患者も多いという。患者と信頼関係を築く秘訣とは何なのか。愛されるクリニックの条件とは何なのか。永森先生にお話を伺った。
(取材日2013年6月17日)

皆に喜ばれる仕事に就くことができて幸せ

―まずは先生が医師を目指されたきっかけからお伺いできますか?

昔から、みんなに喜ばれる仕事に就きたいなと漠然とした思いを持っていたんですが、一番は、中学の時にお世話になった耳鼻科の先生の影響が強いと思います。普通、病院に行くのはストレスを感じるのがふつうですが、その先生はいつも診てもらうと、不思議とホッとした気持ちになれたんです。しっかりと話を聞いてくれて、治療も的確で、ああいうやさしい先生になりたいなと憧れました。

―ではけっこう早いうちから医師一本に絞っていたんですね?

いえ、実は高校を卒業してすぐに医学部に入ったわけではないんです。最初は防衛大学校に入学しました。高校時代、柔道部に所属していたのですが、とにかく部活に一生懸命で最初の受験では防衛大学校しか受からなかったんです。集団生活の経験も貴重だろうと考え、1年間通ったのですが、将来のことを考えると、やはり私には自衛官よりももっと向いていることがあるという思いが大きくなっていきました。それで、小さいころから持ち続けていた医師になる夢をあきらめきれずにもう一度挑戦しようと思ったんです。そういった意味では、子どもの時からなりたかった職業に就くことができたわけですから、幸せですよね。

―「みんなに喜ばれる仕事」に就くことができた永森先生ですが、実際に患者さんから喜ばれてうれしいと思った瞬間はどんな時ですか?

この朝倉クリニックは、もともと1898(明治31)年に開設された健生会・朝倉病院があった場所に、関連機関として2000年5月に開業したクリニックです。ちなみに朝倉病院は回復期リハビリ及び療養型の病院として近くの下永谷に移転しております。ここに来てくださる患者さんは朝倉病院時代からの方もたくさんいらっしゃいます。私自身も当院のクリニックの院長に就任する前は朝倉病院のほうに勤めており、当時から数えるともう18年になりますから、お付き合いの長い患者さんも多いです。長く診ていると、人間、10年、20年の間にはどうしてもいろいろと体調をくずすことがありますよね。長年通っていただいていると、信頼関係ができますので、患者さんからも遠慮なく聞きやすいようで、また私の方でも患者さんのお体の状態を総合的に理解しやすく、ちょっとした変化に気づきやすくなります。 そのためか、がんや心臓病をはじめとした成人病を早期に発見・予防の手立てをとれることが多いです。例えば、早期の胃がんとか肺がんが見つかり、ごく初期に根治できたという方もたくさんいらっしゃいます。「早く見つけてもらえてよかった」と喜んでいただけるのは何よりもうれしいですね。また人間だれでも1度はストレスがたまって体調を崩すことがあるのが普通ですが、そういった場合でも、投薬のみでなく、長年のお付き合いで得た信頼関係にもとづいたサポートを行っていますので、元気を取り戻される方がほとんどです。お元気になって喜んでもらえると、嬉しいですね。



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