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柳川 秀雄 院長の独自取材記事

新杉田やながわ眼科

(横浜市磯子区/新杉田駅)

最終更新日:2023/02/28

柳川秀雄院長 新杉田やながわ眼科 main

「新杉田やながわ眼科」はJR線新杉田駅、京急線杉田駅の両方に近い便利な場所にある。杉田の地は昔ながらの町並みと新興住宅地とのバランスが良い地域のため人口が多く、患者の年齢が幅広く目の病気の症状も多様だ。「さまざまな症状を治療するだけでなく、難しい病気を見つけるなど広く深い知識と経験が求められますね」と語る柳川秀雄院長。大学病院時代には専門の眼科医師として重病患者を診療し、NICU(新生児集中治療室)では未熟児が失明する危機を防ぐことに尽力してきた。それらの経験を生かして地域に貢献できる喜びを口にする。自身が大好きだという海を身近に感じる杉田地区で、眼科医師を一生続ける覚悟で診療に取り組む柳川院長を取材した。

(取材日2013年9月/情報更新日2023年2月22日)

大学病院で培った経験を地域医療に生かす

大学病院に長く勤められたのですね。

柳川秀雄院長 新杉田やながわ眼科1

ええ。医学部を卒業後、大学院在籍期間も含めて約8年間、東邦大学医療センター大森病院で勤務しました。当時の眼科の教授は、「研究も大切だが、現場の経験も必要」という考えでしたから、研究も診療も全力投球の毎日でした。勤務医時代にはNICUでの未熟児網膜症のほか、緑内障、眼底疾患、白内障などさまざまな病気の診療を経験でき、同時に専門知識を深めることができました。例えば未熟児網膜症は、早産の赤ちゃんに起こり得る失明の恐れがある病気。赤ちゃんの小さな目の眼底の所見を正確にとることは本当に大変でしたし、その子の一生を左右するだけに特に重い責任を感じる検査でした。「正確な眼底検査で異常を発見し、適切に診療する」という眼科医師の基礎能力が磨かれ、開業後も糖尿病網膜症や網膜剥離の患者さんを診るときなどに、とても役立っています。そうした緊急対応力もクリニックの診療に生きていると思います。

ここ杉田の地で開業されたのはなぜでしょうか?

杉田は妻の実家にも近いなじみのある町で、古くからの住宅地や商店街と新しい町並みが融合した、バランスの取れた地域だと思ったからです。当時は妻は眼科の勤務医で、私はこれから開業、双子の子どもは小学校入学前の時期だったので、両親が近いと子育ても安心できるという期待がありましたね。また、海が近くて開放的な杉田の雰囲気が好きなんですよ。当院は開業してから長くありませんが、幅広い年齢の患者さんが、多様な目の症状や悩みでおみえになります。そこで改めて、「目はいろいろな病気が起こり得る、小さな臓器」だと実感できました。目に関するすべての分野に精通することが求められると同時に、難しい病気の方には設備の整った病院をすぐに紹介するための見極めが必要であるなど、今は開業医の魅力に惹かれています。

そうした眼科医師になられたきっかけは何だったのでしょうか?

柳川秀雄院長 新杉田やながわ眼科2

私は子どもの頃からよく耳鼻科に通っていました。また、他界した祖父が内科の医師、大阪にいる叔父は精神科の医師と、身近なところに医師がいたことで医療に興味を持ちました。臨床実習や大学病院での診療を経験して、患者さんに感謝される仕事に就いて良かったと思いましたね。最初は耳鼻咽喉科を専門に考えましたが、病院で眼科の治療に接したことで、そちらを志したんです。白内障の手術後に、患者さんが感激する姿を見て、眼科の分野に進みたいと強く思いました。

隠れた病気を見つけるため、患者との会話を重視

先生はどんなお気持ちで診療されていますか?

柳川秀雄院長 新杉田やながわ眼科3

他院に通院する自分をイメージした場合、病気や治療内容について丁寧に説明してもらえると安心できると思います。そこで当院では、来院された患者さんの相談に乗るという気持ちでコミュニケーションし、詳しく説明して一人ひとりのご要望にお応えしています。患者さんは皆さん不安を抱えて来院されます。それが病気なのか、「病気ならどう治療するのか」など、私の説明で患者さんに症状への理解を深めていただき、その方の不安を解消するのはとても大切なことです。私は患者さんへのヒアリング時に、「ほかに何かお悩みはありますか?」と問いかけると、「実はこんな不調があって……」などの返答をいただくことがあります。プラスアルファの会話から、別の隠れた病気のサインを見逃さないよう注意して診療しています。

どんな病気の方が多く来院されますか?

来院される患者さんに多いのが、気づきにくい病気として知られている、緑内障です。自覚症状が少ないといわれますが、次第に視野が狭くなることで、「人や物によくぶつかる」、「目の疲れやかすみが慢性化する」など、気がつくと目に異常が出ていることがあります。しかし日常生活では見過ごされがちなんです。そのため、かなり症状が進行していたり、他の病気で受診して見つかったりすることが多いのです。中でも日本人に多い「正常眼圧緑内障」は、特に進行が緩やかで視野の変化がわかりにくいのが特徴です。40歳を超えた方は一度はご相談に来ていただき、必要なら視力や眼圧に加えて眼底や視野などの検査も受けていただければと思っています。検査に多くの経験を持つ当院の視能訓練士が検査を行いますので、気軽にご相談いただきたいと思います。

ほかに受診を迷ったときの注意点はあるでしょうか?

柳川秀雄院長 新杉田やながわ眼科4

ドライアイもご本人が病気と気づきにくく、発見が遅れやすい病気の一つです。目の乾燥感やゴロゴロする違和感のほか、目が疲れやすい、目の奥が痛む、目がかすむなどもドライアイの症状が疑われます。現在はドライアイを治療する目薬も多くの種類があり、一人ひとりに合った使い分け、または併用によって改善が期待できるでしょう。私が眼科医師になってから眼科の検査・治療は非常に進歩しました。また白内障の手術も10分ほどで終わり、翌日にはハッキリと見えるまでの回復もめざせます。以前の常識で治りにくい、治療が長引くと思い込んでいる方など、ぜひ早めに検査や治療に来ていただきたいですね。

先端の機器で適切な検査を行う視能訓練士が常駐

クリニックの設備や特色を教えてください。

柳川秀雄院長 新杉田やながわ眼科5

当院の造りは窓からたくさんの光が入ってくる開放的なイメージ。その雰囲気に合った、患者さんが気持ち良くなる空間にしようと思いました。また小さなお子さんも検査しやすいよう、検査室は圧迫感を減らすために広めのスペースを用意しています。また、将来的には勤務医をしている妻と一緒に診療したいと考えていて、診察室は最初から2つ作ってあるんです(笑)。眼底カメラなど先端の検査機器をそろえていますが、十分に使いこなせるよう、当院には視能訓練士が常駐しており、適切な検査を行えることも大きな特色です。

視能訓練士は診療に対してどのように携わっているのでしょうか?

眼科領域の検査や治療はここ数年ほどで大きく進歩しました。検査機器も同様で、それらを専門家である視能訓練士の国家資格を持つスタッフが適切に使いこなすことで、精度の高い検査をめざしています。眼科医師にとっては視力が低下すれば病気の発症を疑いますし、合っていない眼鏡やコンタクトレンズは慢性的な眼精疲労や頭痛、肩こりの原因にもなります。ですから毎回正確に視力を測ることは、眼科の診療で非常に大切なことなんです。また、視能訓練士はお子さんの斜視や弱視などの診断には欠かせないパートナーだと思っています。それに、高齢や生活習慣病などで視力が低下してしまった方には、必要な器具を選び、その使い方の指導やリハビリなどにも携わっています。当院では開業時からずっと視能訓練士が常駐していますが、患者さんをより適切に診断するためにも、今後もこの体制を続けたいと考えています。

プライベートはどうお過ごしですか?

柳川秀雄院長 新杉田やながわ眼科6

兄に誘われて始めたウインドサーフィンは、今も大好きで続けています。海上を滑るように疾走する感じ、全身を使ってジャンプしたときの浮遊感など、日常とは違った経験ができるのがいいですね。海から陸の風景を見て自然や四季を感じ、仕事を忘れてリフレッシュできます。ただ子どもが生まれ、こちらで開業してからは海に行く機会もずいぶん減りました。その代わり家族全員で楽しめるスポーツとして、テニスとスキーを始めました。妻もスポーツやアウトドアが好きで、実はスキーは彼女のほうが先輩格。私はスノーボード派でしたが、妻はスキーが得意、子どももスキーを習い始めることになって、仲間はずれになる前にあわてて転向しました(笑)。子どもたちには将来は好きな仕事に就いてくれたらと思っています。ただ最近は娘が「眼科医師になりたい」と言ってくれて、それがとてもうれしかったですね。

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