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マイクロスコープはさまざまな場面で有用
精密治療は予防の第一歩

六本松MI歯科

(福岡市中央区/六本松駅)

最終更新日:2024/05/14

六本松MI歯科 マイクロスコープはさまざまな場面で有用 精密治療は予防の第一歩 六本松MI歯科 マイクロスコープはさまざまな場面で有用 精密治療は予防の第一歩
  • 保険診療
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歯科医院のホームページなどで、「当院はマイクロスコープを導入しています」という文言を見かけることがある。クリニック選びのポイントにする患者も増えていると聞くが、果たして私たちはこのマイクロスコープが歯科治療の中でどのような役割を果たしているのか、きちんと理解できているだろうか。「予防しやすい口づくり」を診療ポリシーに掲げる「六本松MI歯科」は、日常的な診療の中でマイクロスコープを活用しているクリニックの一つ。ダイレクトボンディングや根管治療など高い精密性が求められる治療では特に「マイクロスコープで見ないと気が済まない」と語る野見山駿院長と、患者との情報シェアに役立てているという野見山希実子副院長。今回2人に、歯科治療のさまざまな場面におけるマイクロスコープの役割について詳しく聞いた。

(取材日2024年4月24日)

検診から虫歯・歯周病治療、経過観察まで幅広く活用されるマイクロスコープ

Qマイクロスコープとはどのような医療機器なのですか?
A
六本松MI歯科 精度の高い検査や治療を行うことができるマイクロスコープ

▲精度の高い検査や治療を行うことができるマイクロスコープ

【駿院長】歯科治療の中で使う顕微鏡のことで、これの活用によって歯科医師は目では見えない細かいところまで観察しながら治療することができます。当院のマイクロスコープは肉眼の24倍まで拡大可能。レンズの方向から真っすぐ照明が当たるようになっているので、ルーペ(拡大鏡)に比べるとより視野が明るくクリアに見えるという特徴もあります。ルーペにももちろん良い面はありますが、マイクロスコープは歯という小さな組織を“精密に治療する”ために欠かせないものだと私は感じています。私はこれがないと仕事ができませんから、開業にあたっては機種や設置方法にもこだわって最優先で導入しました。

Qどんな場面で活用されているのでしょうか?
A
六本松MI歯科 「予防しやすい口づくりをめざす」と語る院長

▲「予防しやすい口づくりをめざす」と語る院長

【希実子副院長】保険診療、自費診療問わずいろんな場面で使いますが、まず検診ではマイクロスコープは歯の破折の発見、経過観察にとても有用です。歯を失う主な原因は虫歯、歯周病、そして破折、ヒビ。私を含め、歯に軽度のヒビが入っている人は意外と多いのですが、エックス線では発見が難しく、特に症状がなければ気づくこともありません。しかし何も知らずに放置しているのと、ヒビがあると知っていて経過を観察したり治療法を選択したりするのとでは、得られる結果が大きく違ってくるでしょう。検診やメンテナンスで毎回マイクロスコープを使うわけではありませんが、リスクのある方には積極的に活用していきたいと思っています。

Q虫歯治療においてはマイクロスコープをどう使われていますか?
A
六本松MI歯科 あらゆる歯科治療の場面で用いられる

▲あらゆる歯科治療の場面で用いられる

【駿院長】院名に入っているMI(ミニマルインターベンション)、つまり最小限の介入をモットーとする当院では、神経まで達していない虫歯に対して、ダイレクトボンディングという高い精密性を求められる治療法をご提案します。これまで治療したことのない歯に初めて手をつける時に特に有用な方法で、マイクロスコープは虫歯になっている部分だけをきっちり削り、プラスチックで詰めて精密に仕上げるために活用します。治療は長持ちしないと意味がありませんから、虫歯を取り残したり健全な部分まで削ったり、肉眼ではわからないくらいの詰め物との段差から新たな虫歯ができたりしないよう、治療の精度を追求しています。

Q虫歯が神経まで達している場合ではいかがでしょう?
A
六本松MI歯科 治療について、モニターを使用し詳しく説明してくれる

▲治療について、モニターを使用し詳しく説明してくれる

【駿院長】歯科治療は“見る”ことから始まりますので、まずは歯の内部にある神経の状態を見ます。歯の神経は非常に小さくて入り組んだものなので、拡大して細かく見るにはやはりマイクロスコープが有用ですね。神経が残っている歯と取ってしまった歯ではその後の歯の寿命が違ってくるので、私たちはなるべく残したい。まず神経が残せるかどうかをマイクロスコープで見て判断し、残せそうなら歯髄温存療法を、難しいなら神経を取るため根管治療を行います。当院では根管治療は100%マイクロスコープを使います。再治療にならないよう、治療の成功率を上げるためにはマイクロスコープは必須だと思っています。

Q患者さんとの情報共有の手段としても活用されているそうですね。
A
六本松MI歯科 画像は患者との情報のシェアにも役立つ

▲画像は患者との情報のシェアにも役立つ

【希実子副院長】マイクロスコープで見えているものが写真と動画で記録できるので、その場で患者さんにお見せして情報をシェアできるのも大きなメリットです。歯にヒビが入っているとか、虫歯が進行していて今どんな状態だとか、歯の根元にどれだけ歯石がついているかとか、口だけで説明するより実際に写真をお見せしたほうが理解・納得して、次のステップに進んでいただきやすいですね。納得した上で治療を選び、受けていただくことを当院はとても大事に考えています。ぜひ患者さんにご自分のお口の中に興味を持っていただきたい。マイクロスコープはそのための良いツールでもあります。

ドクターからのメッセージ

野見山 駿院長

私たちの仕事は患者さんがこの先、歯のトラブルを予防しやすいように、お口の中の環境を整えるお手伝いをすることです。マイクロスコープなど先進の医療機器を活用した精密治療は予防の第一歩。適切な時期に必要なところにきちっと精密な治療を施すことが、歯科医師の“最小限の介入”につながり、歯磨きがしやすいお口づくり、定期的なメンテナンスによる一生涯の歯の管理が実現できると考えています。患者さんにはその都度必要な情報をお伝えしますので、一緒に歯に詳しくなっていっていただけたらうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ダイレクトボンディング/1本2万円〜、歯髄温存療法/3万円~

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