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芝野 康司 院長の独自取材記事

しばの整形外科リハビリテーションクリニック

(箕面市/千里中央駅)

最終更新日:2023/01/23

芝野康司院長 しばの整形外科リハビリテーションクリニック main

今後の開発が期待される街、箕面市船場2丁目に立つメディカルビル最上階にある「しばの整形外科リハビリテーションクリニック」は、リハビリテーションに注力する整形外科医院だ。院長を務める芝野康司先生は、箕面市立病院などで研鑽を積んだドクター。肩関節外科の専門家のもとで学び、高校球児のメディカルチェックなども経験。肩のあらゆる痛みに精通した肩関節の専門家でもある。芝野院長は「整形外科の症状は手術や治療だけで解決するものばかりではなく、その後のリハビリが大きな意味を持ちます。しかし、専門的にリハビリを行える場所は少なく足りていません」と話す。そこで2022年に開業したのが同院だ。真新しく広々としたクリニックの中に詰まった芝野院長の熱い思いを存分に聞かせてもらった。

(取材日2022年11月26日)

整形外科医として感じた、リハビリテーションの重要性

まずは開業の経緯を聞かせてください。

芝野康司院長 しばの整形外科リハビリテーションクリニック1

私は大阪大学整形外科の関連病院や箕面市立病院で、肩関節痛や骨粗しょう症、ケガや骨折、スポーツ関連の外傷など幅広い治療に携わってきました。その経験を通して強く感じたのが「リハビリテーションの重要性」です。大きな病院でもリハビリは行っていますが、病院ではどうしても手術がメインになり、術前や術後のリハビリまでしっかりと行う時間はありません。そこで、近隣のクリニックにお願いすることが多かったのですが、そもそも受け入れることができる施設がそれほど多くないんですね。そのせいで退院後の生活に不安を感じ、安全だからと施設に入居するしかなくなった患者さんたちを見送ることも少なくありませんでした。そこで、一人でも多くの人がリハビリを通して自分らしい暮らしができるようにしたいと思い、自分でクリニックを開設しようと考えるようになりました。

先生ご自身も、ケガやリハビリの経験があるそうですね。

小さい頃に野球をはじめ、大学を卒業するまで野球に取り組んでいたこともあり、骨折や靱帯損傷などたくさんのケガを経験しました。今思えば、整形外科にお世話になりっぱなしの人生で、特に腰椎椎間板ヘルニアを患った時には、ろくに歩くこともできなくなり、一人で治療とリハビリに取り組む日々を過ごしました。肉体的にはもちろんですが、大好きな野球を奪われたような気持ちになって精神的にもずいぶん追い込まれました。ですから、体に痛みやしびれがある患者さんがどんなにつらいか、治るまでの日々がどんなに不安かは理解しているつもりです。そのつらさがわかるからこそ、患者さんの不安に寄り添った治療とリハビリが提供できると考えています。

車いすや松葉づえの方でも過ごしやすいように、院内にはたくさんの工夫がされているなと感じました。

芝野康司院長 しばの整形外科リハビリテーションクリニック2

整形外科ですから、車いすや松葉づえが必要な方が楽に動けるようにと考え、廊下の幅や間口を広く取り、扉は引き戸にしています。また、診察を受けてリハビリへ進み、最後に会計へと一方向に進むレイアウトになっているのも当院の特徴かもしれません。ただ、これはそのように設計したというよりも、建物自体の造りによるところも大きいので、私の手柄というわけではないんですけどね(笑)。しかし、内覧会や診療に来られた患者さんからは移動しやすいと好評をいただいています。リハビリは回数を重ねることも大切ですので、過ごしやすい場所にすることが大切です。困ったことがあれば遠慮なく教えていただければ助かります。

「攻めるリハビリテーション」がテーマ

リハビリテーションのこだわりについて聞かせてください。

芝野康司院長 しばの整形外科リハビリテーションクリニック3

当院では「攻めるリハビリテーション」をテーマに掲げ、理学療法士による理学療法はもちろん、さまざまな器具を導入した物理療法を取り入れています。特に治療機器の導入にはこだわりましたので、ウォーターベッドや頸椎けん引器、腰椎けん引器などのおなじみのものだけでなく、プロのアスリートが使用しているような超音波治療機器など種類も豊富にそろえています。それぞれの機械に特徴がありますので、リハビリ前には経験豊富な理学療法士が全身の状態をしっかりと評価して、計画を立ててからリハビリを行います。もちろん、私も定期的に検査・診察を行い、体の状態をしっかりとチェックしています。

治療機器を用いたリハビリテーションにはどんなメリットがあるのですか?

機械を使ったリハビリと聞くと、「どうせ気休めでしょう?」と思われることも多いのですが、昨今のテクノロジーの進歩はすさまじく、整形外科医の私たちでも驚くほどです。人の手で行うリハビリとは違い、施術者が疲れることもありませんし、正しく使用すれば、よりダイナミックな動きのあるリハビリが可能になることも期待できます。当院で使用している機器はすべて、実際に私自身が試しに使用して良いと思ったものを導入していますし、スタッフの評価も高いものばかりです。これまでのリハビリで満足できていない人にも、ぜひ経験してみてほしいなと思っています。

先生は肩関節を専門とされているそうですね。

芝野康司院長 しばの整形外科リハビリテーションクリニック4

日本の肩関節外科の専門家である故・信原克哉先生のもとで肩関節の診断から手術まで学び、信原先生が開設された信原病院バイオメカニクス研究所では投球障害や動作解析など、非常に多くのことを勉強させていただきました。たくさんの手術や治療、リハビリも経験しましたし、高校球児たちのメディカルチェックを通して得た知識や経験も貴重だったと思います。春、夏に甲子園球場で行われる甲子園大会に出場する高校球児たちのメディカルチェックを担当している経験を生かして、「様子を見るだけ」ではない肩の治療やリハビリをご提供できればなと思っています。肩凝りや四十肩、五十肩、野球やテニスのようなオーバーヘッド動作の多いスポーツによる痛みで悩んでいることがあれば、ぜひ相談してください。

治療やリハビリテーションを通して地域貢献をめざす

骨粗しょう症の治療にも注力されていると伺いました。

芝野康司院長 しばの整形外科リハビリテーションクリニック5

骨粗しょう症は今、若い人にも静かに広がっています。しかし、まだまだ一般的な認知はもちろん、医療者の間でも認知が少なく、見逃されていることも多い病気です。高齢になって骨折すると治るまでに時間がかかるだけでなく、治った後の生活に支障を来すことも少なくありません。そうならないためにも、女性の場合は、とりあえず閉経を目安に検査してもらえたらなと思います。検査には痛みの心配も少なく、検査結果に沿った対策を立てることで骨折リスクは大幅に軽減できます。健康診断のついででも、腰痛などの受診のついででも構いません。ぜひ一度検査を受けてくださいね。

地域の皆さんに伝えたいことはありますか?

まずは、地域の皆さんに当院のことを知っていただき、必要な方に必要なリハビリを届けられたらなと思っています。リハビリはすぐに体の変化を実感できるものばかりではありませんし、忙しい毎日の中で面倒に感じることもあるかもしれません。しかし、体の痛みやしびれが続けば動くことがおっくうになってしまったり、精神的に落ち込んでしまったりと、ネガティブな方向へと進んでいくきっかけになってしまいます。「このくらい大丈夫だろう」と放置しておいた結果が、動きにくさにつながってしまうのは悲しいです。私たちは一人でも多くの人に人生を満喫していただくためにも、より良いリハビリを届けていきたいです。

それでは最後に、今後の展望をお願いします。

芝野康司院長 しばの整形外科リハビリテーションクリニック6

「リハビリテーションにしっかり取り組めるクリニックをつくる」という目標は達成できました。だからこそ、次はこのクリニックをしっかりと続けていかなくてはいけないと思います。今後は他科のクリニックとの連携や病院との連携をさらに深め、より地域の皆さんのお役に立てるクリニックへと成長していきたいと考えています。また、リハビリ以外にも、アスリートたちのコンディショニングにも興味を持っています。当面はケガやスポーツ障害からの復帰のサポートになりますが、いずれはより良いパフォーマンスのためのコンディショニングにも取り組めたら、これまでの私の経験をより生かせるかもしれません。いずれにせよ、一つ一つ丁寧に取り組んで、地域の健康に貢献していきたいです。

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