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廣津 幹夫 院長の独自取材記事

小岩駅前みみはなのどクリニック

(江戸川区/小岩駅)

最終更新日:2023/04/27

廣津幹夫院長 小岩駅前みみはなのどクリニック main

小岩駅南口から徒歩1分に位置する「小岩駅前みみはなのどクリニック」は、耳鼻咽喉科・アレルギー科を標榜するクリニックだ。院長の廣津幹夫先生は2005年に順天堂大学医学部を卒業後、同大学附属病院や総合病院、地域のクリニックなどで研鑽を積んできた。2013年には同大学大学院医学研究科を修了し、日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医の資格も取得するなど、臨床と研究の両方に従事してきた。2022年9月に小児科の医師であった父の法人を引き継ぐかたちで同院を開業。現在は地域のクリニックとして、耳、鼻、喉にさまざまな悩みを抱える患者を診療する。熱意あふれる廣津院長に同院開業に至るまでの経緯や、診療で大切にしていること、今後の展望などについて語ってもらった。

(取材日2022年12月9日)

地域の人が通いやすいクリニックをめざして

駅から近く、アクセスの良いクリニックですね。

廣津幹夫院長 小岩駅前みみはなのどクリニック1

はい。クリニック名のとおり駅の前にありますので、地域住民の方はもちろん、通勤や通学などで小岩駅を利用する方にも受診していただきやすいかなと思っています。もともと父が小児科の開業医で、今回その法人を引き継ぐかたちで開業に至ったのですが、私の診療科は耳鼻咽喉科・アレルギー科ですし、開業した場所も父のクリニックとは全く異なるので、実質全く新しいクリニックを開業していることになります。開業当初は新しい環境でバタバタと忙しい日々を送っていましたが、今ようやく少し落ち着いてきたところですね。地域での認知も少しずつ広がり、老若男女さまざまな患者さんがいらしてくださるようになってきたので、うれしく思っています。

先生が耳鼻咽喉科の医師をめざしたきっかけは何だったのでしょうか。

実は医師になった当初は、耳鼻咽喉科の医師をめざすつもりはありませんでした。しかし医学部卒業後に耳鼻咽喉科について学び、「やりがいのある診療科だな」と感じたので、この診療科を選択しました。それ以前は、もともとスポーツが好きだったのでスポーツドクターにも憧れがありましたし、父が小児科の医師だったので小児科の道に進むことも考えていました。臨床研修の際も耳鼻咽喉科の医師になろうと思っていたわけではなく、「もし父の後を継いで小児科の医師になるなら、耳鼻咽喉科についても学んでおくべきかな」と思い、耳鼻咽喉科を選びました。結果的にそこで出会った先生の指導が熱心で素晴らしく、耳鼻咽喉科の医師としてやっていこうと決めました。

耳鼻咽喉科の魅力について教えてください。

廣津幹夫院長 小岩駅前みみはなのどクリニック2

私が耳鼻咽喉科について魅力的に感じたのは、内科的な診療と外科的な診療の両方が行えることですね。内科的な診療の結果、手術が必要となれば手術を行うこともありますので、学ぶことの幅が広く、やりがいを感じましたし、学んでいく中で「自分の性格に合っているな」と感じたことを覚えています。また耳鼻咽喉科の手術は、術後すぐに結果が出るものが多く、患者さんにも治療の結果を実感してもらいやすいのではないかと思いますし、喜んでいただればとても励みになると思います。

患者との会話を重視して悩み事をつかむ

改めて先生のご専門や診療内容についてお聞かせください。

廣津幹夫院長 小岩駅前みみはなのどクリニック3

大学院で鼻に関する研究に携わったほか、アレルギー性疾患も多く診療してきたので、耳鼻咽喉科領域の疾患やアレルギー性疾患を幅広く診療しています。特に診療する機会が多いのは、副鼻腔炎や中耳炎の患者さん、新型コロナウイルス感染症にかかった後に発症する人がいることで知られる「慢性上咽頭炎」でお悩みの患者さんなどですね。またアレルギー性疾患の疑いでお越しになる患者さんも多く、原因物質を調べた上で治療を提供できるよう、積極的に血液検査をお勧めしています。原因物質によっては舌下免疫療法などの治療方法も提案します。検査設備としては、耳鼻咽喉科用の内視鏡やCTを備えています。患者さんと一緒に画像を見ながら説明するために、内視鏡検査には患者さんにも見やすいよう大きなモニターを用意しています。また副鼻腔炎や慢性上咽頭炎の診断ではCTが欠かせませんので、クリニック内でしっかり検査ができるように環境を整えています。

慢性上咽頭炎とはどのような病気なのでしょうか。

上咽頭とは鼻の奥、喉の上の部分のことで、ここには自律神経に関わる「迷走神経」が走っています。慢性上咽頭炎では上咽頭の炎症が持続的に起こることで、鼻の奥に違和感を感じることがあるほか、迷走神経にも影響が起こり、不眠やめまい、頭痛、肩凝りなど実に多様な症状が現れることがあります。近年は特に新型コロナウイルス感染症にかかった後に発症する方が多いので、「原因不明の体調不良が続く」というときには相談していただきたいですね。当院では、慢性上咽頭炎に対する治療として薬物療法やネブライザー治療を行うのはもちろんのこと、上咽頭に塩化亜鉛を塗布する「Bスポット療法」を実施していることが特徴です。Bスポット療法を行っているクリニックは珍しいようで、この治療に関心を持って遠方から受診される患者さんも多いですね。

診療において先生が大切にしていることはなんですか?

廣津幹夫院長 小岩駅前みみはなのどクリニック4

一番大切にしていることは、患者さんの話をよく聞くことです。耳鼻咽喉科は人間の五感に関わる診療科です。したがって診療を進めていく上で「患者さんがどんなことに悩んでいるのか」「どう感じているのか」をよく理解することが大切だと思っています。患者さん自身の声を聞くことで、客観的にはつかみにくい症状の存在に気づくことができ、結果的に診断に結びつくこともあります。ですから「こんな些細なことを相談していいのかな」などと悩まずに、どんなことでも気軽におっしゃっていただきたいですね。一方で耳鼻咽喉科はお子さんを診療する機会も多い診療科ですが、小さなお子さんは症状について自力で説明することが難しく、保護者の方も気づきにくいというケースもあります。そのため、お子さんの診療の際はより詳しく診療することを意識し、画像なども活用しながら保護者の方にも状況を理解していただけるよう説明を充実させるようにしています。

患者と医療をつなぐクリニックでありたい

お忙しいことと思いますが、先生の休日の過ごし方について教えてください。

廣津幹夫院長 小岩駅前みみはなのどクリニック5

開業してからは休みが週に1回になってしまい、慌ただしい生活を送っているのですが、できる限りスポーツジムに行って体を動かすようにしています。また、テーマパークに行くのも好きです。当院のスタッフにも同じ趣味の方が多いので、クリニック内の装飾やBGMは私たちの趣味に合わせて、テーマパークの音楽を流していることが多いですね。スタッフとは趣味や日常の話も含めて、さまざまな会話をして親睦を深めています。より良いクリニックづくりに協力的なスタッフばかりで、最近は季節に合わせてクリスマスの飾りつけを頑張ってくれました。

今後のクリニックの展望についてお聞かせください。

現在はまだ開業したばかりですし、私が1人で診療を行っていることもあり、日々の診療をこなしていくことに精いっぱいです。しかし、いずれはより多くの患者さんをじっくり診療できる環境をめざして、医師の人数を増やし、二診制にしたいと考えています。耳鼻咽喉科の診療は緊急の処置が必要となるケースも少なくなく、時にはほかの患者さんをお待たせしてしまうこともあります。そのような際にできるだけお待たせせず、スムーズに対応できるような体制を築いていきたいと考えています。

最後に読者へメッセージをお願いいたします。

廣津幹夫院長 小岩駅前みみはなのどクリニック6

私は、患者さんと医療をつなぐ架け橋のようなクリニックをめざしています。もちろん当院で行える検査や治療は、できる限り当院で完結させることを大切にしています。しかしより詳しい検査や特殊な治療が必要な場合などに、状況に応じて総合病院や大学病院へ紹介することも、クリニックの大きな役割の1つだと思っているのです。そのため、「どのような病院へ行けば良いかわからない」「どの診療科を受診すればよいかわからない」という方でも、まずは気軽にご相談いただけるとうれしいです。

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