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濱里 一裕 院長の独自取材記事

はまさと内科リウマチ膠原病クリニック

(船橋市/東船橋駅)

最終更新日:2024/11/14

濱里一裕院長 はまさと内科リウマチ膠原病クリニック main

東船橋駅南口から徒歩2分。シックな外観のビル2階にある「医療法人社団心春会はまさと内科リウマチ膠原病クリニック」は、院長の濱里一裕先生が長く暮らしている東船橋で地域の人々の健康寿命の延伸に寄与していきたいと2022年11月に開院した。濱里院長はリウマチ膠原病を専門とし、先進の治療に努めるとともに生活習慣病やアレルギー疾患、呼吸器疾患など地域のかかりつけクリニックとして幅広い診療を提供する。待合室の壁や柱にはきれいな色のガラスタイルが配されとてもおしゃれな雰囲気だ。「診療内容から女性の患者さんが多いと想定して、優しい色合いを基調にリラックスできる雰囲気になるよう工夫しました」と穏やかに話す濱里院長に、クリニックの特徴や地域への思いなどについて話を聞いた。

(取材日2022年12月15日)

地域のクリニックでより身近にリウマチ膠原病の診療を

東船橋に開業した理由についてお聞かせください。

濱里一裕院長 はまさと内科リウマチ膠原病クリニック1

東船橋にはもう10年以上住んでいて、とてもなじみがあります。自身が暮らす街で地域の方々に医療貢献できればと思い、ここで開業しました。もう一つ大きな理由があり、それはこの地域が船橋市立医療センター、済生会習志野病院、谷津保健病院、板倉病院の4つの病院の真ん中あたりに位置していること。これらの病院にはリウマチや膠原病の診療科がありますが、どの病院も患者さんがいっぱいであふれているのが現状です。予約や待ち時間など病院通いに不便を感じている患者さんたちを地域のクリニックで診られればもっと楽に治療を続けられるのではないかと思ったのです。東船橋は静かで落ち着いていますので、ご高齢の方も通いやすいのではないかと考えました。

とてもおしゃれな内装ですね。どんな点にこだわったのですか。

リウマチや膠原病の患者さんは女性が多いので、女性の感性に合うようおしゃれな雰囲気にこだわりました。診察室やレントゲン室など部屋ごとに壁の色も変えています。トイレの照明や洗面台などもカフェのようなしゃれたデザインを選びました。すべて妻のアイデアですけれど(笑)。ちなみにその妻は、当院で事務長兼、薬剤師として勤めています。当院のロゴマークは公募して決めました。もともとブルーが好きだったので、青を使用して安心感のあるものを、とイメージだけを伝えてデザインを募集しました。このロゴデザインは濱里のイニシャル「H」も入っていますし、人が元気に飛び跳ねている姿にも見えると思います。

感染予防対策も工夫されているようですね。

濱里一裕院長 はまさと内科リウマチ膠原病クリニック2

はい。院内の感染予防対策には徹底してこだわりました。風邪症状や発熱している患者さんは階段からつながる専用の入り口から隔離診療室に入ってもらい、そこで診察しています。隔離室は陰圧になっていて、会計などのやりとりは小窓を通じて行っています。小窓を開けても陰圧されていますので隔離室の空気が漏れないようになっています。これらの感染予防対策は設計の段階から考えました。

幅広い診療で健康寿命の延伸をめざす

クリニックのコンセプトを教えてください。

濱里一裕院長 はまさと内科リウマチ膠原病クリニック3

開業以前は急性期病院と慢性期病院に勤務していました。急性期病院では主に救急の患者さんを、慢性期病院ではすぐに退院できない患者さんのリハビリテーションや退院調整などを行ってきました。その経験から当院では病気が進む前に、早め早めの対応をして地域の方々の健康寿命を伸ばすことを診療のモットーとしています。今、平均寿命と健康寿命との間には10年ほどの差があります。今後、できるだけ健康寿命を延ばしていくことが重要です。当院ではさまざまな重篤な疾患の誘因となる生活習慣病をはじめ気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患、感染症、さらにリウマチ、膠原病、アレルギー疾患などについて専門性の高い診療を行っています。

その中でも特に力を入れている分野について教えてください。

私の専門である関節リウマチをはじめとするリウマチ性疾患や膠原病で、先進の治療に努めています。関節リウマチは診断が難しく、リウマチ因子の血液検査で陽性と出ても本当はリウマチではない場合や、血液検査で陰性であってもリウマチだったという場合も少なくありません。血液検査はあくまでも診断補助の一つに過ぎないのです。当院では問診と診察を丁寧に行い、加えて血液検査や超音波検査、エックス線などの画像検査などによって総合的に診査、診断しています。治療では、患者さんの症状はもちろん、考え方、人生設計、生活背景なども含めて一人ひとりに最も適した方法を一緒に考えています。もし朝起きて手のこわばりが続く、関節が痛いなどの症状があれば早めに受診してください。リウマチケアの専門的な知識を持つ看護師も在籍していて、薬の飲み方や副作用など丁寧に説明していますので安心してくださいね。

診療の際、どんなことを心がけていますか。

濱里一裕院長 はまさと内科リウマチ膠原病クリニック4

患者さんが話しかけにくい、言いにくい、などと感じることのないよう心がけています。患者さんは緊張していると思いますが、どんなことでも気兼ねなく話していただきたいと思います。特にリウマチ性疾患や膠原病は体のいろいろな場所に症状が出ますので、患者さんの話をよく聞くことが大切です。診察した結果、もし他の診療科で診てもらう必要があると判断したら、すぐに紹介状を書いて適切な医療機関につなげています。患者さんがより適切な医療を受けられるよう道筋をつくることも地域のかかりつけクリニックとして重要な役目だと思います。

高齢者やリウマチ患者に多い骨粗しょう症にも注力

こちらでは骨粗しょう症の治療にも力を入れていると伺いました。

濱里一裕院長 はまさと内科リウマチ膠原病クリニック5

骨祖しょう症は高齢の女性に多く発症し、生活の質を維持するためにも予防、改善がとても重要です。特にリウマチ性疾患がある方は骨粗しょう症になりやすいので、リウマチの治療と同時に骨粗しょう症の予防と管理が重要です。当院ではDXA法による骨密度検査、エックス線検査による圧迫骨折の有無、血液・尿検査によるカルシウムやビタミンDなどの栄養状態、骨代謝マーカーによる骨代謝の状態など総合的に調べて評価し、治療につなげています。骨密度検査は、すぐ近くの整形外科さんに依頼してます。当院には骨粗しょう症の専門知識を持つスタッフも在籍し、栄養面や生活面などのアドバイスも行っています。リウマチは歯周病と深い関連があり、歯周病は骨の状態とも関わっていますので、歯科クリニックとも連携しています。

ところで医師をめざされたきっかけ、リウマチ膠原病を専門にした理由をお聞かせください。

子どもの頃からサッカーやバスケットボールをやっていて、いずれは整形外科の医師になりたいと思っていました。世界大会などに帯同するようなスポーツドクターに憧れていたのです。痛みの中には、原因がよくわからないといわれるケースも多々あります。それこそ膠原病は全身あちこちに痛みなどの症状が出ます。内科的診療によってそんな方々の力になりたいと思ったのです。

最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

濱里一裕院長 はまさと内科リウマチ膠原病クリニック6

当院では地域の方々の健康寿命を少しでも長くできればとの思いで、幅広く診療しています。健康診断やがん検診、予防接種も行っていますので、お気軽に受診してください。当院で診察してより専門的な医療が必要な場合には、すぐに紹介して適切な医療への道筋をつくっています。地域のかかりつけクリニックとして何か体調不良を感じたり、手のこわばりやなんらかの痛みなどがあれば早めに相談に来てください。

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