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水野 連太郎 院長の独自取材記事

みずの眼科

(茨木市/茨木駅)

最終更新日:2023/01/27

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JR京都線茨木駅西口より徒歩1分。駅前のクリニックビルにある「みずの眼科」は2022年11月に開業。扉にあるやわらかなひらがなのロゴと、ベージュと白の内装が優しい印象だ。水野連太郎院長は、大阪医科大学を卒業後、京都や大阪の複数の病院での勤務医時代に数多くの白内障手術を経験したという。そんな日々の中、あちこちの病院に異動しながら短期で勤めるのではなく、「同じところでずっと一緒の患者さんを診たい」という思いが強くなり、開業に至った。院内には、基幹病院レベルの手術設備を整える。手術を不安に思う患者に、安心してもらえるよう丁寧な説明を心がけ、「ここに来れば大丈夫」といった温かい医療の提供をめざす水野院長に、話を聞いた。

(取材日2022年12月12日)

地域に腰を据え、患者をずっと支えていく

開業までの経緯を教えてください。

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2006年に大阪医科大学を卒業して、2022年11月に開業しました。もともと、実際に何かをやって喜んでもらいたいという思いがあり、それが自分にとっては手術でした。外科か眼科か悩んだ結果、結局は眼科に進みました。眼科は、手術も外来もできるのでそれがいいなと思いましたし、眼科の開業医をしている父の影響も大きかったと思います。卒業後は京都府立医科大学附属病院の眼科教室に入局しました。その後、大阪府済生会中津病院に勤務しました。そこで、眼科の手術をずっとやってこられた先生について学んだことが今に大きくつながっていると思います。その後も、関連病院にいくつか勤めましたが、どうしても異動が多く、1ヵ所で同じ患者さんを診れる期間というのが長くても3~4年ぐらいでした。そんな中で、ずっと続けて長く診ることができたらと思い、開業を考えるようになりました。

こちらのクリニックは、駅前の目立つ場所にありますね。

双子の弟が茨木でクリニックをやっていて「一緒にやらないか」と声をかけてくれたり、枚方で開業している父の近くで開業しようかと考えたりするなど、いろいろな選択肢がありましたが、中高と高槻の学校に通い、大学も大阪医科大なのでとても土地勘もあり、友人・先輩後輩もたくさん茨木に住んでいるのでなじみのある場所です。僕も今近くに住んでいますが、やはり住みやすくていいところだなと感じています。

どういった患者さんが来られますか。

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地域に眼科のクリニックは結構多いんです。開業してまだ1ヵ月しかたっていないというのもあると思いますが、他に通っているクリニックがあるけれど、困っていることがあるといった患者さんが多く来られますね。もともと緑内障などの慢性疾患をお持ちだったり、白内障の方が手術するか悩んで来られます。また、前に勤めていた松下記念病院の頃からの患者さんも来てくださっています。寝屋川や守口などからバスや電車、モノレールなどを使って、40分ぐらいかかって来られる方もいます。枚方駅からバス一本で来れるので意外と通いやすいみたいです。目に疾患のある患者さん方は移動をすることも大変かと思いますが、そのように遠くからも来てくださっているご縁を大事にしたいと思っています。

白内障など豊富な手術経験をベースに患者の安心を追求

これまでに白内障の手術を多く手がけられたとのことですが、院内も手術設備が充実していますね。

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外来で患者さんとお話をしながら診療しているのも好きなんですが、手術は治しているという実感がわかりやすく、性に合っているのかなと思っています。院内の手術室の設備も基幹病院ぐらいの内容をそろえていますので、そこは安心して来ていただけると思います。患者さんには「手術は怖くないですか」とよく言われますけれども、例えば「痛くないようにしますので、安心してください」と言っても、受ける側としてはやはり怖い気持ちや不安な思いはなくならないと思います。そこについては、患者さんにちゃんと伝わるように説明をするしかないと思っていますので、安心して受けていただけるような説明を心がけています。また、当院から徒歩圏内に住んでいるので、手術の後も何かあれば診療時間外でも対応できる体制を整えています。術後でなくてもかかりつけで通院されている患者さんは、可能な限り緊急時には対応しております。

そのほかに、力を入れていることはありますか。

白内障や緑内障、硝子体の手術のほかには、お子さんの近視の矯正治療などにも力を入れています。また、お子さんを診療する際にはできるだけ刺激をしないように心がけています。一度でも嫌な思いをしたら、お子さんたちはまた同じところへ行くのを嫌がるでしょう。「あそこに行ったら痛い思いをした」と思われないように気をつけて、あまり刺激を与えず、また来たいなと思ってもらえるように対応するというのは意識していますね。最近は学校健診が多く行われていますが、近視などと言われた子どものお母さんに対しての説明などにも重点を置いています。近視とはどういうもので、どういったことで進むのか、きちんと言ってあげることが大事だと思っています。そこは、大人の患者さんなどに対しても同じで、病気の説明は大事にしていますね。

大人の患者さんにはどういった説明をされているのですか。

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例えば、お年寄りであれば慢性的なドライアイであるとか、糖尿病であるとか、白内障、緑内障もそうです。ずっと付き合っていかないといけない慢性的な病気を、どう理解してもらうかですよね。言い方は慎重にしないといけないと思います。例えば「慢性病だから治らないんですよ」と、そうはっきり言うときつく聞こえますよね。でも、うそをつくわけにはいきません。そこはうまく「病気があるけれども、決して悲観的には捉えずに、病気にどう気をつけて、ずっとうまく付き合っていけるかが大事なんですよ」というような説明に努めます。ちゃんと患者さんの気持ちに寄り添って言ってあげることが一番大事なのではないかと思っています。

患者の不安を和らげ「安心・あたたかい医療」をめざす

患者さんと接するときに、大切にされていることは何ですか。

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患者さんが何に一番困っているのかを知ることを大事にしています。診察で医師と面と向かうと、なかなか自分の気持ちを言えない人も多くいらっしゃると思います。患者さんが当院に来られてから帰られるまでの間に、受付なり、検査のスタッフなり、僕なり、帰るときにはまた受付でスタッフと、話をするタイミングが何回かあるので、そのどこかで患者さんの本音を、当院の誰かがくみ取ってあげられたらいいなと思っています。僕が聞けることも知れていますし、僕に対しては正直言いにくいことも絶対あると思うんですね。なので、そこは患者さんの思いをスタッフの誰かが理解してあげて、患者さんに喜んで帰ってもらいたいなと思っています。開院してまだ1ヵ月ですが、そのためのコミュニケーション力や心の配り方など、スタッフの研修はみっちり行ってきました。今後もそこは大切に考えていきたいですね。

チームでフォローし合いながら、「安心・あたたかい医療」をめざされているんですね。

そうですね。「安心・あたたかい医療」はクリニックのコンセプトとしています。そのためには、みんなでフォローし合うしかないと思うんです。仕事をしていく中で、もちろんスキルも大事ですけれども、それよりも協調性を持ってお互いが支え合い、カバーし合うということは、もっと大切だと考えています。逆にスキルがあっても協調性のない人は、一緒に働くのは難しいかもしれません。誰かが忙しそうにしていたら、それを横目に見ながら「私、職種が違うから」と何もしないでいるのではなく、「何か手伝いましょうか」と、その一声があると全然空気が違いますよね。院内のそういう雰囲気は患者さんにも自然と伝わると思うので。そういったことが温かい空気、温かい医療につながるのではないかと思っています。

最後に、読者へメッセージをお願いいたします。

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白内障をはじめとした目の病気の手術に力を入れており、安心して受けてもらえる医療体制を整えることをめざしています。また、お子さんの近視治療などにも力を入れています。目のことで気になることがあればどなたでも気軽に来ていただきたいです。僕にできることはすべてお応えしていきますし、また僕が患者さんから教わることもあると思っています。ここの場所になじんで、地域の皆さんに頼りにされるようになって、目の病気の相談なら「みずの眼科へ」と言ってもらえたらうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

近視の矯正治療/両眼13万円

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