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岡崎 貴仁 院長の独自取材記事

おかざき脳神経クリニック

(安芸郡府中町/向洋駅)

最終更新日:2023/02/02

岡崎貴仁院長 おかざき脳神経クリニック main

「岡崎先生に診てもらっているから安心」。そう思ってもらえるクリニックをめざしたいと話すのは、JR山陽本線向洋駅徒歩3分のメディカルモール向洋駅北2階にある「おかざき脳神経クリニック」の岡崎貴仁院長。総合病院と同水準のMRIを備え、迅速かつ適切に検査・診断を行い、病気の早期発見・早期治療につなげることに努める。近隣の医療機関と緊密に連携し、必要に応じ専門性の高い医療機関を紹介。大学病院時代の脳神経外科患者の経過観察も同院で行っている。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医と日本脳神経血管内治療学会脳血管内治療専門医の資格を持ち、若手医師の育成にも貢献。脳神経外科という硬いイメージとは逆の柔和で話しやすい雰囲気の岡崎院長に、同院の診療方針や強みについて話を聞いた。

(取材日2022年12月1日)

緊密な医療連携で患者が安心して生活できるように

どうしてこの地に開業されたのですか?

岡崎貴仁院長 おかざき脳神経クリニック1

当院は今年10月に開業しました。ここは私が幼少期に育った地域ですので、幼なじみも近くに住んでいて、中には医師になった方もいます。また、向洋駅の北側に医療モールがあるのですが、そこの眼科の先生は私の大学の同級生で、皮膚科の先生は大学の部活の先輩、小児科の先生は大学病院時代に研究の仕事で関わりのあった方です。少し離れた場所には産婦人科を開業している大学の先輩もいます。このように知り合いの先生が多いので、連携がしやすいと思いました。また、向洋駅から徒歩3分と交通の便の良い場所で、薬局も入るこの医療ビルができるタイミングと開業のタイミングが合ったことも理由です。

近隣の医療機関と連携ができるのは、患者さんにとって心強いですね。

そうだと思います。大学病院時代は必要に応じ院内の他科に紹介ができましたが、クリニックではそれは難しい。しかし当院の場合、近隣に連携しているさまざまな科の先生がおられるので、すぐに専門性の高いクリニックに紹介することができます。逆に近隣の先生方も、これまでは脳の病気が疑われる場合には総合病院に紹介していましたが、当院に紹介できるようになるので助かるようです。総合病院はどうしても紹介してから受診できるまで時間がかかりがちですからね。また、近隣の内科、眼科、整形外科、精神科などの先生方から多くの紹介をいただいていますが、すぐに診察を行い必要であれば当日MRI検査を行うことで病気の早期発見・治療につなげることができています。当院では、仮により専門性の高い検査や治療が必要になった場合には、総合病院や大学病院への紹介を行っています。

連携ができていることで早期発見・早期治療にもつながるということですね。

岡崎貴仁院長 おかざき脳神経クリニック2

はい。地域のクリニック同士の連携、そして地域のクリニックと総合病院や大学病院との連携が、スムーズにできるような体制を整えています。また、夜間や休日に頭にケガをした場合、その時対応可能な脳外科の病院で処置をすることも多いのですが、その病院が自宅から遠い場合等、その後の通院治療は当院で希望される方も多く、医療機関の役割分担が非常にうまくできていると感じています。

迅速かつ適切な検査・診断で早期発見・治療につなげる

導入するMRIの性能にこだわられたと伺いました。

岡崎貴仁院長 おかざき脳神経クリニック3

大学病院の画像と遜色ない画質で撮影できるMRI(磁気共鳴画像診断装置)を導入することにこだわりました。大学病院時代は動脈瘤や頸動脈狭窄、もやもや病など脳血管障害を中心に診療してきました。経過観察の際には過去に撮った大学病院のMRIの画像と当院のMRIで撮った画像を並べて比べる必要があるため、大学病院の画像と同レベルの画質で撮影できることを重要視しました。その結果、私が自信をもって診断でき、患者さんへの説明につなげることができています。

高水準の診療の提供に努められているのですね。

街のクリニックで大学病院や総合病院と変わらないレベルの高度な検査、診断が受けられることは、患者さんにとってもメリットです。大学病院や総合病院を受診するには、他医療機関の紹介状が原則必要ですので、診察や検査、診断まで時間がかかりがちです。その点クリニックであれば、診察、検査、診断までを迅速に行うことができ、必要であればその後、速やかに専門性の高い医療機関を紹介し、早く治療を開始させることができます。このように早期発見、早期治療ができるようにすることは、当院を開業した目的でもあります。「ここに新しい脳神経外科のクリニックができて良かった」と言ってくださる地域の方も多く、開業して本当に良かったと感じています。

医師を志した理由についてお聞かせください。

岡崎貴仁院長 おかざき脳神経クリニック4

父が小児科の医師、母方の祖父が産婦人科の医師でした。医師を志したのはこの2人の影響が大きいですね。患者さんから感謝される父や祖父の姿を見て、人の役に立てる医師の仕事はすごいと幼い頃から思っていました。父は現在80歳ですが、広島市立広島市民病院の院長を定年した後に看護学校の校長を経て、重症心身障害児施設の施設長として医師の仕事を続けています。一方祖父は、広島県の江田島で産婦人科を開業し、86歳に胃がんになるまで在宅医療を含めた診療を続けていました。ある年の年末に、祖父が在宅患者さんから点滴をお願いされたことがありました。年末で看護師が不在の時で、祖父は目が見えづらく手も震えて点滴処置を行うことが難しかったため、私が江田島まで行って患者さんの家で点滴の手伝いをしたこともありました。患者さんは99歳と超高齢で移動も難しく、とても感謝されたことを覚えています。

不安や心配事があればどんなことでも気軽に相談を

なぜ脳神経外科の道に進まれたのでしょうか?

岡崎貴仁院長 おかざき脳神経クリニック5

当初は父と同じ小児科の医師をめざしていました。しかし大学の臨床実習で、採血や内視鏡、手術のシミュレーションが周りより上手にでき、「手先が器用だから外科の医師になったほうがいい」とみんなから言われ、外科の道を考え始めました。心臓と脳の外科を検討しましたが、心臓の場合、当時は開胸手術は心臓血管外科、カテーテル手術は循環器内科と、別々で行っていました。一方脳の場合、開頭手術とカテーテル手術の両方を脳神経外科で行っていたため、両方習得しておけば患者さんにより適した手術を提案できると思いました。また、脳神経外科は子どもの患者さんを診ることもあるので、子ども好きの私に合っているとも思いました。さらに脳に関する講義が最も難しく、勉強のしがいがあると感じたためでもあります。実際今でも新しい発見があり、脳神経外科を選んで良かったと思っています。

患者さんの主訴を教えてください。

主訴で多いのは頭痛、めまい、認知症・物忘れですね。認知症に関しては、認知機能の低下を早期に発見できるような検査がありますので、早期発見・早期治療に努めています。脳ドックと組み合わせて検査を行うことも可能です。アルツハイマー型認知症の治療については近年研究が進んでおり、これまでのように進行を遅らせるための治療だけでなく、治すための治療を提供できる日も近いかもしれません。物忘れが気になり受診されたものの検査で異常が見つからなかった場合でも、今後進行する可能性もあるので、ご家族と連携しながら定期的に来院いただき、適宜検査をして経過を観察しながらいい状態に保てるようにしていきます。

最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

岡崎貴仁院長 おかざき脳神経クリニック6

地域の方が元気で安心して生活していただけるようなお手伝いをしたいと考えています。脳のことで気になることがあれば、どんな些細なことでもお気軽にご来院ください。また脳以外のことでも、当院と連携している専門性の高い先生を紹介することも可能ですので、幅広くご相談いただけたらと思います。また、当院では脳卒中の治療に注力しており、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの対応も可能です。薬に頼りたくないと考えていらっしゃる方も、漢方なども含めたさまざまなアプローチが可能ですので、相談しながら一緒に治療を進めていけたらと考えています。「岡崎先生に診てもらっているので安心だね」そう思っていただけるクリニックをめざしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

認知症検査/8800円、認知症リスク検査/1万1000円、脳ドック/2万4200円

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