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木谷 光太郎 院長の独自取材記事

学園前きたにクリニック

(奈良市/学園前駅)

最終更新日:2023/03/07

木谷光太郎院長 学園前きたにクリニック main

奈良市内の基幹駅、近鉄学園前駅から徒歩5分の場所にある「学園前きたにクリニック」。2022年11月に開院したばかりの消化器内科・肛門外科・外科のクリニックだ。バス通り沿いに面した便利な立地で、大型商業施設北側の交差点にある看板が目印。ショッピングや食事の帰りに立ち寄れそうなエリアに位置し、ビルの2階には駐車場もあるため車でも通いやすい。院長である木谷光太郎先生は、大腸肛門疾患に長年携わり、数多くの手術を経験したスペシャリスト。「近隣住民にとって通いやすいクリニックにしたい」と語る木谷先生は、物腰がやわらかく、相談しやすい雰囲気だ。オープンしたばかりのクリニックの特徴や、医療にかける想いを語ってもらった。

(取材日2022年11月7日)

丁寧な対話を通して、患者のニーズに幅広く応えていく

2022年11月に開院されたばかりということで、開業の経緯から教えてください。

木谷光太郎院長 学園前きたにクリニック1

私は大阪府出身で、近畿大学奈良病院に勤めるまで奈良には縁がありませんでした。しかし、奈良で働くようになって気づけば13年間。さまざまなご縁があり開院を決めました。奈良は住みやすいですし、人あたりが優しい方が多いですね。奈良の中でもこの場所に開院したのは、さまざまな条件に合致した巡り合わせでした。近大奈良病院に勤めていたので、そのエリアの医療圏でこの先も医療を提供したいと考えていました。アクセスが良くて患者さんが通いやすいといった条件で探していたところ、偶然このクリニックビルを見つけました。最寄り駅である近鉄奈良線学園前駅は基幹駅で、各方面のバスがターミナルに止まるので、周辺エリアからのアクセスもいいんです。駅の北口に止まるバスの、どれに乗っても当院の前を通ります。多くの方の目にふれて認知していただきやすいことも決め手になりました。

こちらでは、どんな診療を受けられるのでしょうか。

消化器内科、一般内科、肛門外科、外科、胃・大腸内視鏡検査、便秘の外来、各種検査・各種健診と、幅広く対応します。まだ開院して間もないですが、近くに肛門外科が少ないこともあり、すでに何人も大腸肛門疾患の患者さんが相談に来てくださっています。肛門の専門的な診療は外科の経験がないと難しいのですが、私は外科の医師であり大腸肛門疾患が専門です。腹腔鏡下手術や多くの緊急手術の経験も豊富ですから、どんな不安もまずはご相談いただければと思います。地域のかかりつけ医として、消化器疾患などの内科疾患のご相談が多くなるとは思いますが、外傷や小手術、肛門疾患に対する治療も、外科の医師としての知識や経験を生かして積極的にお受けしたいと考えています。患者さんの年齢層は、中学生から高齢者まで幅広く対応可能です。子どもの診療は、当院で対応できることはお受けして、内容によって小児科のご紹介も可能です。

クリニックの内装などこだわりはありますか?

木谷光太郎院長 学園前きたにクリニック2

患者さんが落ち着いて過ごせる空間にすることを大切にしました。いわゆる診療所という雰囲気にはならないように配慮し、患者さんが来やすい雰囲気になるといいなと考えました。院内は落ち着いたベージュ系で統一。内視鏡検査室は患者さんの緊張が和らぐようにブルー系。グリーンをあしらったエックス線室と、それぞれの用途で個性を持たせました。また、スタッフの役割がわかりやすいように、看護師はえんじ色、受付は白色と、ユニフォームも色分けしています。

より良い医療の提供をめざし、腹腔鏡手術の普及に注力

診療において、大切にしていることはありますか?

木谷光太郎院長 学園前きたにクリニック3

私のモットーは、まず患者さんの話に耳を傾けること。対話を大切にしていますね。日々の診療の中で、「ちゃんと聞いて、ちゃんと話して、ちゃんと触って」を心がけています。消化器などおなかの診療は、触診がとても大切です。もちろん、精密な検査も提供しますが、検査結果だけに頼らない丁寧な診療を大切にしています。実際に、手術をたくさんしてきたので、おなかの中のことも深い知見があると自負しています。例えば、緊急手術を受ける前の患者さんのおなかもたくさん触ってきたので、直接触ってわかる感覚や痛みなど、経験値が診察に役立つことも多いです。もちろん内科の診療も対応しますが、当院ではけがの治療や日帰り手術もできるので、どんなことでも相談してほしいですね。地域のかかりつけ医として、「まずは相談できる存在であること」が、一番大切だと考えています。

先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

祖母が乳がんになったことがきっかけですね。闘病を近くで見守っていたことで、自然と医師の道を志すことに。その祖母が大阪大学医学部附属病院で手術を受けまして、医師になるなら自分も大阪大学に行きたいと決意しました。目標をかなえて大阪大学へ進学。外科医になりたかったので、外科の道に進み、学んでいく中で大腸に興味を持ち、大腸肛門を専門とすることになります。第二外科に所属して消化器全般を学んだ後、胃・大腸・肝胆の3つの分野に分かれて、より専門性を極めていく方針でした。

勤務医時代、印象に残っているご経験はありますか。

木谷光太郎院長 学園前きたにクリニック4

大腸の手術は、開腹手術から腹腔鏡手術へと大きく変わりました。私が勤務医だった時代は、ちょうどその転換期だったんです。医師として歩み始めた頃は、開腹手術。そして、兵庫県の市立川西病院(現・川西市立総合医療センター)と近畿大学奈良病院の2つの病院では、腹腔鏡手術の立ち上げに携わりました。過渡期なので自分たちで一から開拓し、新しくより良い医療を提供するためのチャレンジができたことは良い経験でした。現在は、腹腔鏡手術しか知らない医師が増えていますが、開腹手術を経験していることは医師として財産になっています。医療の質を担保しながら先駆者的存在になることは苦労も多かったですが、そうした勤務医時代の経験もあって、新しいことへの抵抗はないほうですね。今後も、より良い医療の提供のためにまい進していきたいです。

何でも相談できる、街のかかりつけ医をめざして

忙しい毎日かと思いますが、休日はどんなふうに過ごしていますか。

木谷光太郎院長 学園前きたにクリニック5

子どもがまだ小さいので、休日はもっぱら子どもの相手です。半分リフレッシュで、半分は大変ですけどね(笑)。7歳、3歳の娘と一緒によく公園に行きます。これからもいろいろな場所へ連れて行きたいと思っています。他には運動も好きで、中学・高校はサッカー部、大学はバスケットボール部に所属していました。今はマラソンが趣味でして。これまで奈良、大阪、神戸、京都、遠くは沖縄まで走りに行ったこともあるんですよ。今年は開業準備でエントリーできませんでしたが、また来年から再開したいと考えています。日々の健康法は、早寝早起きで、昨日も22時には就寝しました。仕事を一日頑張って軽く晩酌して、平均7~8時間はぐっすり眠ります。

今後、どんなクリニックにしていきたいですか?

まだオープンしたばかりなので、まずは当院を知っていただき、多くの地域住民の皆さんに来ていただくことからですね。特に、消化器と肛門の治療の知識・経験を強みに、痔の治療と内視鏡検査を充実させていきたいと考えています。内視鏡は新型の機械を導入。2022年の秋に出たばかりのモデルで、まだ導入しているクリニックは少ないそうです。先進の技術により、地域住民の皆さんに新しくより良い医療を提供していきます。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

木谷光太郎院長 学園前きたにクリニック6

どなたでも気軽に通いやすい雰囲気をつくってお待ちしています。幅広い診療ができるクリニックですから、「どこに行っていいかわからない」とお困りの際は、まず当院へお越しください。かかりつけ医としてまずは何でもご相談いただければ、できることは当院で対応しますし、症状によっては適切な医療機関をご紹介することもできます。近大奈良病院には今でも週1日行っていて、強固な連携があります。緊急の場合はすぐに直接電話をかけて、近大奈良病院へ送ることも可能なので、ご安心いただければと思います。

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