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久保 大樹 院長の独自取材記事

久保歯科医院

(三豊市/本山駅)

最終更新日:2023/01/12

久保大樹院長 久保歯科医院 main

大型商業施設の真向かいにある「久保歯科医院」は、買い物の前後に通う親子連れや近隣の高齢者など、幅広い世代が通う歯科医院だ。院長の久保大樹(くぼ・ひろき)先生は、初代院長の祖父、2代目院長の父の意思を受け継ぎ、3代目院長として同院を継承。継承に合わせて新築した建物は、広くゆとりのあるバリアフリー空間となっており、車いすやベビーカーの患者も通いやすい。久保院長は父と同じ補綴歯科を専門とし、入れ歯の修理などにも自ら対応してくれる。朗らかな笑顔で「患者さんには、納得して治療に取り組んでほしい」と語る久保院長に、新築時のこだわりや診療におけるモットー、将来の展望などを語ってもらった。

(取材日2022年11月17日)

祖父・父の意思を継ぎ、地域医療に力を注ぐ

とても歴史のあるクリニックとお聞きしました。

久保大樹院長 久保歯科医院1

当院は私の祖父が1947年に開業しましたので、今年75周年を迎えます。当初は現在の場所からほど近い場所でスタートし、父が継承した1983年に移転をしたそうです。私は生まれ育ったこの土地で、祖父、父と同じ歯医者になるため大阪歯科大学へ進学し、大学院では補綴歯科を学びました。さらに勤務医として、大阪府の歯科医院に勤務。地域密着型の歯科医院経営を勉強してから、2016年に地元へ戻ってきました。父の後を継いで院長に就任したのは、2018年のことです。父は「どんな痛みがある人にも対応したい」と言って毎日勉強しては、新しい治療法や材料を使って、患者さまに対応していました。また、朝早くから夜遅くまで診療所を開けていたので、ほとんど休みのない人間でした。そんな父の背中を見てきましたので、私も父と同じように勉強会に参加して知識を増やし、患者さまのニーズに合った治療ができるよう毎日頑張っています。

院内はとても新しく見えますが、改装されたのでしょうか?

2018年に当院を継承するタイミングで建物を新築し、リニューアルオープンしました。父の代の久保歯科医院は、昔ながらのいかにも「診療所」という雰囲気でしたので、新築にあたっては患者さまが落ち着いて診療に取り組めるよう、いい意味で「歯医者さんらしくない」ことを心がけました。海外の建築デザインの本を見て、スウェーデンのクリニックの設計も参考にし、このような北欧風のすっきりとしたデザインに仕上げています。モノトーンを基調として木材やグリーンも配し、落ち着きがありながら温かみのある雰囲気を出すようにしました。外観に関しては、リニューアル前のイメージをお持ちの方も多いと思いますので、昔と同様、白い色を多く取り入れることでイメージを継続させた部分もあります。

診療台のスペースも広々としていますね。

久保大樹院長 久保歯科医院2

診療台は父の代から増やして4台にしつつも、それぞれゆとりを持たせた空間にしています。院内奥の完全個室は6畳以上の広さがあるので、親子でも余裕を持って過ごせますし、時間のかかる外科的な手術も可能です。また祖父の代から通ってくださる車いすの患者さまや、ショッピングのついでに来られるベビーカーの親御さんのことを考えて、院内は完全バリアフリーとしました。歯科医院は土足不可のところが多いですが、土足のまま入れるようにしたのもこだわりです。こうした環境もあってか、当院にはご高齢の患者さまと、親子連れの患者さまがちょうど半々くらいの割合でいらっしゃいますね。他にも、院内には治療内容を説明するカウンセリングルームや、ブラッシングルームを新設しました。ブラッシングルームではアメニティの歯ブラシをご用意しているので、治療前に自由に歯を磨くことができます。この部屋で、クリーニング後の歯を確認される方も多いです。

患者が安心して治療に取り組める環境づくりを徹底

どんな相談で訪れる患者さんが多いのでしょうか。

久保大樹院長 久保歯科医院3

親子連れや若い世代の方ですと、治療内容は歯磨き指導や虫歯治療、歯並び相談などが中心です。目の前にゆめタウンがありますので、お子さんに「この治療を頑張ったら、おもちゃ買ってあげるね」などと話される方もいらっしゃいます。一方でご高齢の患者さまは、やはり入れ歯のご相談が多いです。私は歯のないところに歯を補う補綴歯科を専門としていますので、入れ歯の修理も自分で行うことが多いんです。院内の技工室で、かぶせ物や差し歯のポストコアなど、できるものは自分で製作しています。また最近では、噛む力や舌の動きといった機能を測る検査も実施中です。いつまでもご自分の歯で食事を楽しんでいただけるよう、こうした検査は年齢を問わずお勧めしています。

先生のご専門について、もう少し詳しくお聞かせください。

虫歯や歯周病などで歯が欠けたり失われたりした場合に、かぶせ物や入れ歯などでお口の機能や見た目の回復を図るのが補綴歯科という分野です。もともと私の父が補綴歯科を専門としており、この分野で大阪歯科大学の講師も務めていました。とても楽しそうに、前向きに補綴に取り組む父の姿に影響を受けて、自分も同じ道を志したんです。歯科医師が自ら技工するのは珍しいと言われますが、外部に依頼するよりスピーディーですし、細かいご相談にも乗れるので、何でもご相談いただきたいです。またかぶせ物に関しては、型取りの負担を軽減するため、歯のお写真を撮って、コンピューター上でお口の中を再現する機械の導入も検討しています。自分の技術を最大限に生かしながら、患者さまの負担軽減につながる設備機器も随時取り入れ、より安心感のある治療を提供していきたいと考えています。

診療において大切にしていることは何ですか?

久保大樹院長 久保歯科医院4

当院の診療のモットーは、患者さまに納得していただいた上で治療に取り組むということです。歯科医師が一方的に指示をして進めるのではなく、十分な情報を提供した上で、最終的には患者さまに治療方法を決めていただきます。情報提供の際は、患者さまに言葉で説明するだけでなく、視覚的にもわかりやすいカウンセリングを心がけています。具体的には、患者さま一人一人に合わせた紙の資料を用意したり、検査時に撮影した歯のお写真をモニター上に映して、患部を一緒に見ながら説明したりしています。初診の方ですと、必ず15分以上はカウンセリングのお時間をいただいていますね。どんなお悩みを抱えて、どんな思いで当院に来院されたのかをお聞きし、できるだけご希望をかなえられるよう配慮しつつ、しっかりと検査や治療の説明を行っています。

いくつになっても、自分の歯で食事を楽しめるように

休日はどのように過ごされていますか。

久保大樹院長 久保歯科医院5

最近2人目の子どもが生まれたので、休日は専ら子どものお世話ですね。今ちょうど4ヵ月ですので、仕事の日は帰宅してから寝かしつけを担当しています。1人目の子どもは2歳ですので、いわゆる「イヤイヤ期」に入りました(笑)。自分自身が親になって、わが子にも歯磨き指導をしていますが、「実際は難しいな」と痛感しています。日々の診療では「こうやって磨いて」「堅いものを食べて」と伝えていますが、実際はなかなかうまくいかない。自分自身の子育てがきっかけで、最近は小児矯正の分野もより積極的に学ぶ意欲が出てきました。他には、自分の健康づくりのため週1回はバドミントンをして運動習慣を継続するとともに、月1回は勉強会に出席して、日々進歩する歯科治療の知見を養っています。

今後の展望を教えてください。

虫歯や歯周病になると、いつかは歯を抜くことになってしまう恐れがあります。歯が抜けると食事がしにくくなり、栄養も偏って心身の健康に悪影響を及ぼします。ですので患者さまが虫歯や歯周病をつくらないように、今後も予防歯科の大切さを広めていきたいです。地域の皆さまには、ご高齢になっても、自分の歯でしっかりとお肉を食べていただきたいと思っています。そうして長生きをしていただけるよう、当院ではこれからも予防歯科に注力し、100周年に向けて頑張っていきたいと思います。

読者に向けて、メッセージをお願いします。

久保大樹院長 久保歯科医院6

より歯や歯茎を美しくしたいという方には、ホワイトニングがお勧めです。また補綴歯科の経験を生かして、ジルコニアと呼ばれる白く透明感のあるかぶせ物や、歯をほとんど削らずに済むラミネートベニアなどにも対応しています。さらにお口の中のクリーニングを行うことで、歯茎のラインはきれいなピンク色に保つことができますので、気になる方はお気軽にご相談くださいね。祖父と父の思いを受け継ぎながら、自分自身の強みも発揮して地域に貢献していきますので、これからも三豊市豊中町の「久保歯科医院」をよろしくお願いします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/3万円〜、ジルコニア/10万円~、ラミネートベニア/5万円〜

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