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丹谷 聖一 理事長の独自取材記事

二子玉川駅前 二コ歯科・矯正歯科

(世田谷区/二子玉川駅)

最終更新日:2023/02/01

丹谷聖一理事長 二子玉川駅前 二コ歯科・矯正歯科 main

二子玉川駅から徒歩数分のショッピングセンター内にある「二子玉川駅前 二コ歯科・矯正歯科」。自分ではなく最愛の人に受けてもらいたい治療を理念に、時代に合わせて絶えず進化する、勢いと情熱にあふれた歯科医院だ。先進の設備を積極的に導入し、さまざまな分野で技術を磨いている点も強みだが、注目すべきは患者との関わり方。「寄り添う」の一言だけでは到底説明できない、単なる患者と医療従事者の関係を超えたコミュニケーションが何よりの魅力といえる。「診療では、患者さんにご自身のお口の状況や治療の必要性を理解してもらうところから始めます」と話す丹谷聖一理事長。患者目線を徹底する丹谷理事長が、何を思い地域への貢献をめざしているのか。内に秘めた思いを、今後の展望まで含めて語ってもらった。

(取材日2022年11月21日)

設備投資と技術研鑽、そして人との関わりを大切に

初めに、医療法人としての理念を伺います。

丹谷聖一理事長 二子玉川駅前 二コ歯科・矯正歯科1

当法人は「最愛の人に紹介したい歯科医院の追求」を理念に掲げています。人間は自分のことを後回しにして、会社や大切な誰かのために無理をしがちです。だからこそ自分ではなく、自身が最上級に思っている人に受けてもらいたい治療を行える歯科医院でありたいと考えています。特に重視しているのは、設備投資と技術研鑽、そして最も大切にしているのは人との関わりです。まず設備に関しては、時代の変化を敏感にキャッチしながら使いやすいもの、精度の高いものを使用しています。新たな設備が誕生してから少し様子を見るのではなく、ほぼ誕生と同時に導入し、実際の使用感をもとに患者さんのプラスになるよう活用していますね。また、世の中ではさまざまな技術革新が起きていますが、アナログとデジタルの特性を理解し、より精度の高いものを作製しています。例えば欠損補綴ならば、歯科技工士とともにより良い補綴物の作製をめざしています。

「人との関わり」について詳しく教えてください。

患者さんはそれぞれ不安や恐怖を抱き、治るのかもわからない状態で受診されます。ご家族や知人から歯科治療の体験談などを聞くことはあるかもしれませんが、基本的に歯科の知識や経験はないものと考えています。そのような方が勇気を出して歯科医院を訪れたとき、単に選択肢を突きつけられても選べるわけがないんです。よくあるのが「入れ歯かインプラント治療か、ブリッジか」の選択ですが、お口の現状把握ができていない人や、歯を1本失った際に治療が必要な理由がわからない人にとってはピンときません。そのため当院では、最初に患者さんのお話を伺い、その方に不足している知識や情報を提供します。そして言葉で言うのは簡単ですが、患者さんが自身を客観的に見れるよう気持ちに寄り添います。一言で言えば、患者さんの価値観を知り、私たちの価値観を伝えます。

丁寧にコミュニケーションを重ねているのですね。

丹谷聖一理事長 二子玉川駅前 二コ歯科・矯正歯科2

患者さんが現状を知って落ち込んでいるようなら勇気づけますし、逆に認識していなければ、まずはその人の大好きな人になる努力をします。その上で、なるべくわかりやすく状況を説明します。重要なのは自分の立ち位置を自覚し、本来あるべき状態とどれほどの差があるのかを理解すること。人間は自己認識できてはじめて「ギャップを埋めるためにどうすれば良いか」と考えるものですので、治療のステップごとにこうした関わりを大事にしています。患者さんが勇気を出し、一歩踏み出せるようになるまでの道のりは決して平たんではありませんが、ご縁があってお会いした方々には健康なお口になってほしいと心から願っています。そんな思いが時に内言語として伝わり、患者さんの心が動くこともあると思っています。

地域に必要とされる歯科医院をめざし全年代に対応

診療で大切にされている姿勢を伺います。

丹谷聖一理事長 二子玉川駅前 二コ歯科・矯正歯科3

マイナス1歳から100歳まで、全年代に対してなるべく多くのことをしたいという気持ちで診療をしています。それこそが、地域にとって本当に必要な歯科医療だと思うんです。現在、日本の歯科医院の数はコンビニより多いといわれている一方で、患者さんにも、近所に新しく歯科医院ができれば行ってみようと考える方は少なからずいらっしゃるでしょう。そうした背景もあり、今の時代は患者さんと歯科医院がしっかりつながれていないように感じます。その中で当院は、欠損治療としてのインプラント治療やマウスピース型装置を用いた矯正などさまざまな治療を実施できる体制を整え、地域の医療機関としての役割を果たしたいと考えています。

特に注力している治療はありますか?

小児の予防矯正です。虫歯や歯肉炎の予防ももちろん大切ですが、最近は上の歯列の狭窄が原因で口呼吸になっている子や、下の歯列が狭いために舌が喉の奥に落ち込み、呼吸が止まってしまうような子が増えています。中には口を閉じてご飯を飲み込めず、思うように食事ができない子もいます。これらの問題の根底には、悪い習癖や口周りの筋肉の発育不足があります。そこで8~9歳、早ければ5歳くらいから習癖を治すトレーニングを開始し、正しい成長を促しています。トレーニングをすることで歯並びが整い、将来の矯正の必要がなくなることも期待できます。また「マイナス1歳の予防歯科」では、子どもの歯を守るための啓発を妊婦さんに対して行い、食習慣の管理も呼びかけています。

高齢の方に対してはいかがでしょうか?

丹谷聖一理事長 二子玉川駅前 二コ歯科・矯正歯科4

現在の外来診療に加え、近いうちに居宅を対象とした訪問診療もスタートする予定です。患者さんの人数だけを見れば外来のほうがお役に立てると考えがちですが、私たちは「歯科医院に通えない方に対する社会奉仕」として訪問診療を行いたいのです。これも、何ができるのかを追求する歯科医院としての新たな目標ですね。それに当院がさまざまなことに取り組む歯科医院のモデルになれば、他院の先生にも「こんなことができるんだ」と興味を持っていただけます。私たちの理想の中ではまだまだ「できている」とは思っていませんが、理想に少しでも近づけるよう一歩ずつ前進し、価値のある歯科医院をめざします。

オーダーメイドの会話で治療への一歩を後押し

患者さんとの関わり方がよくわかるエピソードを、一つ教えていただけませんか?

丹谷聖一理事長 二子玉川駅前 二コ歯科・矯正歯科5

以前、ご両親を看取った後に、初めて入れ歯治療のために来院した独居の患者さんがいました。時間ができて旅行にでも行こうかと考えたとき、歯がなくてものをよく噛めないことに気づき、今度は自分に時間をかけなければと思ったそうです。治療が終わり、入れ歯に慣れるための練習として、私は積極的に話すようにとお伝えしました。するとその方は、そもそも会話の機会が週に数回程度しかないと寂しそうにおっしゃったんです。そこで提案したのが、その方がお好きな本を朗読すること。他にも、字が小さくて読みにくいなら大きくできる道具を買いに行くように言ったり、先送りにしていた携帯電話の買い替えを思い出させたり。何かと渋る患者さんに声をかけ、治療以外のことも含めて行動を促しました。

本当に患者さんの身近な存在でいらっしゃるんですね。

当院でも、そういう関わり方を大切にしています。人とのつながりを失った独居のご高齢の方はみんな寂しいですし、若い人の中にも孤独を感じている方が実はいるんです。今はまだ計画段階ですが、絶対に行う必要がある取り組みとして、一定の年代の患者さんを集めた講演会などを開催したいと考えています。健康について話す場を定期的に設け、それが一つのコミュニティーとして形成されれば幸いです。講師は私でも、歯科衛生士でもいいと思っています。講師の経験は歯科衛生士の子の勉強にもなりますし、地域活動を通して多くの人と関われるのは何よりうれしいことです。そんなところに、この仕事のやりがいがあるのではないでしょうか。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

丹谷聖一理事長 二子玉川駅前 二コ歯科・矯正歯科6

最終的に治療を受ける場所は当院でも他院でも構いません。お悩みがあるのなら一度歯科医院にご相談するのが良いと思います。一人で悩んでいるうちに、できない、怖い、ダメだと思い込んでしまうことってたくさんありますよね。ただ、誰かに話す中で気づけることもありますので、治療への一歩を踏み出すお手伝いをぜひ私たちにさせてください。また、当院では情報を一方的に与えることはせず、患者さんのお話にじっくり耳を傾けます。そして怖いと感じている部分があるのなら、その感覚を払拭できるようにコミュニケーションを取ります。患者さんとの会話はまさにオーダーメイド。私たちに話す価値はあると自負していますので、どうぞ気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

予防矯正/20万6800円~
マウスピース型装置を用いた矯正/37万4000円~
インプラント治療/26万4000円~ ※処置費用別

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