大病を未然に防ぐために
かかりつけクリニックで健康管理
ふたばクリニック
(名古屋市北区/清水駅)
最終更新日:2024/01/25
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健康診断を受けたほうが良いと思いながらそのきっかけを作れずにいる人、健康診断で二次検査が必要となる項目があっても「いつものことだから」と放置している人、そんな人たちに対し「ふたばクリニック」の伊藤祐子院長は、自覚症状が少ない生活習慣病は放置していると大きな病気につながることがあると警鐘を鳴らす。まずは1年に1回健康診断を受け、自分の体について知ることから始めることが大事だという。医師から生活習慣を正す指導を受けることで、改善できる部分も多いといわれる生活習慣病だからこそ、身近でいつでも相談できるかかりつけクリニックを持つことは安心につながるだろう。今回は、生活習慣病にしっかり向き合うために、受診の目安や自分自身で気をつけることなど、詳しく教えてもらった。
(取材日2023年12月14日)
目次
専門の呼吸器から生活習慣病まで、さまざまな疾患に対応。通いやすいかかりつけクリニックで健康管理
- Q生活習慣病とはどのようなものですか?
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A
肥満から始まることが多いです。多くの場合、肥満によって高血圧、糖尿病、脂質異常などが起こるのですが、これらの病気は生活習慣と大きく関わっているため、生活習慣病と言われます。高血圧になると、血管に圧がかかり脳血管障害や心疾患、腎臓を悪くするなどさまざまな病気を引き起こします。高血圧は自覚症状がないため、そのまま放置していると頭の血管が細くなり脳出血や脳梗塞を起こしたり、心臓の血管が詰まってしまい死につながってしまう場合があります。日本人の死因の4分の1は血管疾患と言われており、逆に言えば血圧をしっかりコントロールできればこれらの疾患を減らすことが望めるので、血圧管理はしっかり行う必要があります。
- Qどのようなタイミングで受診をすれば良いのでしょうか?
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A
普段から自分の体を知ることが大事なので、まずは健康診断を1年に1回きちんと受けてほしいと思います。そこで血圧が高い場合は、自宅に血圧計を用意して毎日測るようにすると良いですね。血圧は朝起きて30分以内が1番高いのでそれを自宅で計測し、高い値が続いた場合はクリニックを受診してください。糖尿病や脂質異常も自覚症状がないですが、放置していると合併症を起こす恐れがあるので早期発見が大事です。血液検査で自分の値を知り、生活習慣を見直すことから始めましょう。薬を飲みたくないという声をお聞きすることがありますが、生活習慣を変えるだけで改善できることも多いので、まずはかかりつけ医院に相談しましょう。
- Q予防のために、日常生活で気をつけることを教えてください。
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A
コロナ禍で外に出る機会が減り在宅の仕事が増えたことで、運動不足の方が増えたと感じます。できれば1日2、30分汗がじんわり出るくらい歩くことと、週2回の筋力トレーニングを行いましょう。筋肉が付くと、フレイルといって高齢になったとき筋力低下で弱ることを防ぐことができます。忙しくて運動は難しいという方も、エスカレーターを階段に変えるなど、身近なところから見直してみましょう。食事は夜遅くは避け、就寝までに2時間くらいは空けると良いですね。食べてすぐ寝ると豚になるよというような昔からの言い伝えは、やはり一理あるんですね。それから、皆さん野菜は少なくなりがちなので、意識して食べるようにしましょう。
- Q消化器内科専門の先生の診察も受けられるそうですね。
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A
消化器内科は胃や腸などの消化管と肝臓・膵臓・腎臓など内臓を診ます。一般的な腹痛や下痢、急性の胃腸炎などは私が診ていますが、例えば胃腸の病気にはクローン病や潰瘍大腸炎のような専門的な治療を要する疾患であったり、内臓の場合は、おなかの超音波検査が必要になる場合があります。そのような時は、月に1度来てもらっている消化器内科の専門医師に診察してもらっています。もちろん、病気は突然来るので、必ず専門の医師がいる時とは限らないので普段は私が診療しますが、肝臓機能の障害があったり、胃腸の状態が悪く検査が必要だと判断した場合は、消化器内科の先生の診察を受けられるようにしています。
- Q他にもこちらのクリニックで対応してもらえる病気はありますか?
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A
当院を開業する前に、15年ほど別のクリニックに勤務し、クリニックはいろいろな患者さんの最初の入り口だと感じました。外科を標榜していたそのクリニックにも、おなかが痛いとか皮膚の調子が悪いというようなさまざまな患者さんがいらっしゃいました。ですから当院も、調子が悪い、何か不調だと思われたときにまず相談できるクリニックをめざしています。私は呼吸器内科が専門なので喘息など呼吸器の患者さんはもちろんですが、花粉症やアトピー性皮膚炎、小児の発熱や腹痛、ビタミン注射など自費診療の美容皮膚科など幅広く診療できる体制を整えています。そして、診察の結果必要であれば専門の病院へ紹介できるように連携をしています。
自由診療費用の目安
自由診療とはビタミン注射/1000円