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安藤 修一 院長の独自取材記事

あんどうファミリークリニック行徳

(市川市/行徳駅)

最終更新日:2023/09/28

安藤修一院長 あんどうファミリークリニック行徳 main

東京メトロ東西線行徳駅3分のところにある「あんどうファミリークリニック行徳」。その前身は1979年に開院し、43年にわたって地域に根差した診療を行ってきた安藤病院だ。父が院長を務める安藤病院で一緒に診療に携わっていた安藤修一先生が後を引き継ぎ、2022年10月にクリニック名と場所を改め、リニューアルオープンした。内科、整形外科、泌尿器科、肛門内科、リハビリテーション科と非常に幅広い診療科を掲げていることが同院の特徴だ。自身が育った街で診療科目に縛られず、幅広く診療していきたいという安藤院長に話を聞いた。

(取材日2023年6月9日)

40年以上歴史ある病院から、新スタート

こちらのクリニックはお父さまから引き継がれ、現在の場所に移転しご開院されたそうですね。

安藤修一院長 あんどうファミリークリニック行徳1

はい。1979年に父が安藤胃腸科外科として開業し、その後安藤病院として43年間地域の皆さまに支えられて歩んでまいりました。私も安藤病院で20年近く勤務しながら、多くの患者さんの診療を担当させていただきました。そして、父の引退を機に2022年に私が院長として引き継ぎました。建物は築40年以上と老朽化しており、立て直すと診療の空白ができて、通ってくださっている患者さんには心苦しく、すぐ近くの場所で新しくスタートしました。名称には皆さまへの家族同然という想いから「ファミリー」を、また私を育ててくれた「行徳」を加えることにしました。もともと、おじいさんおばあさんからお孫さんまで、ご家族皆さんに来ていただいていたので、引き続き、誰でも家族のように気軽に相談に来てほしいという気持ちも込めています。

診療科目が幅広いですが、医師は安藤先生お一人ですか?

はい。内科、整形外科、泌尿器科、肛門内科、リハビリテーション科と掲げていますが、現在、私一人ですべての科を診ています。大学を卒業後は大学病院の整形外科に入りましたが、父から引き継ぐことを決めていたので、安藤病院で各科の先生方からご指導をいただきながら幅広い診療科の学びを深めてきました。患者さんで多いのは内科で急性期の疾患から生活習慣病全般まで幅広く診ています。父はもともと胃腸外科として開業しており、私もこちらに戻ってから胃カメラや消化器外科の経験も積んできました。そのため、消化器に関しては、内科的な視点だけでなく外科的な立場からも診療しております。患者さんの「おなかが痛い」というご相談に対しても、実は虫垂炎だったなど、見過ごすことで負担が大きくなってしまう場合もあります。何が原因になっているかの診断については、今までの経験が役立っているように感じます。

肛門内科、泌尿器科では具体的にはどのような診療内容が多いですか。

安藤修一院長 あんどうファミリークリニック行徳2

日本人の3人に1人が痔で悩んでいるといわれるほど、私たちにとって、お尻の病気は身近なものです。以前の勤務先では痔の手術の経験もありますが、こちらでは内科的な診察を行いますので、肛門内科としました。泌尿器科では、男女ともに尿が近いという訴えが多くなっています。女性では膀胱炎や過活動膀胱、男性は50代以上で前立腺肥大症の方が多いです。がん検診の精密検査で前立腺がんの診断も行っていましたので、当クリニックでも生かしていければと思っています。肛門科や泌尿器科は男女問わず受診に抵抗がある方も多いかと思いますが、当クリニックは内科や整形外科なども標榜しているので、気軽に相談していただけたらいいなと考えています。

整形外科では骨粗しょう症や側弯症にも対応

もともとのご専門の整形外科の分野ではどのような患者さんが多いですか。

安藤修一院長 あんどうファミリークリニック行徳3

肩こり、腰痛、膝の痛みを訴える方、骨粗しょう症の患者さんも多いです。骨粗しょう症は骨折をしてやっと気づくこともあったり、自覚症状がないこともあります。女性ホルモンの低下と関わりが深いといわれていますので、50代以降の女性では骨密度検査をお勧めします。骨折の予防が重要になりますので、別の診療科目であっても日々の診療の中で気づいたところがあれば、お話しさせていただいております。また、側弯症についても治療に携わった経験があるため、相談が可能です。側弯症は小中学生が中心で、学校健診などで指摘を受けて受診することもよくあります。

院内処方をしてくださるのも特徴的ですよね。

前身が病院ということもあり院内処方でしたので、引き続きそれを続けています。一部、薬によっては院外処方となる場合もあります。やはり、1ヵ所で完結できるのは便利ですし、具合が悪い時や高齢の方などは外部の薬局まで行くのは大変ですからね。院内でお渡しできることで、患者さんに喜んでいただけたらうれしいですね。

リハビリテーションについても検討しているとお伺いしました。

安藤修一院長 あんどうファミリークリニック行徳4

そうですね、現在は診療室での診療とリハビリテーション室での物理療法を中心に対応していますが、将来的には理学療法士による施術も行いたいと考えています。私がめざしているのは地域の皆さんが健康に過ごせる時間をできるだけ長くすること。そのために、診療には薬だけではなく運動療法や理学療法なども取り入れ、患者さんの状態に合った方法で治療を進められるよう体制を整えていきたいと考えています。

診療科目に縛られず、何でも相談できるクリニックに

より高度な治療が必要になった場合、どちらと連携していますか。

安藤修一院長 あんどうファミリークリニック行徳5

順天堂大学医学部附属浦安病院、東京歯科大学市川総合病院、行徳総合病院、東京ベイ・浦安市川医療センターが連携医療機関になっています。当クリニックではさまざまな症状や悩みに対応して、必要に応じて専門的な治療を受けられる医療機関に適切にご紹介する体制を取っております。

先生が医師をめざされたのは、やはりお父さまの影響が大きいのでしょうか。

小さい頃から父の背中を見ていて、「すごいな」と思っていたので、自然と医師をめざしていました。一つの専門科目から出発した私は、つい「病気を診る」ようになってしまうことも多かったのですが、父と働くようになって「人として診る」という姿勢でないと適切に診断できないと改めて気づかされました。患者さんの悩みを解決できたら、非常にうれしく、医師としてのやりがいを感じます。院長として引き継いでからは全部自分の責任になりますので、これまではだいぶ父に甘えていた部分もあったなと痛感することもありますね。父は退職しましたが、当クリニックには約20年一緒に仕事をしているスタッフもおり、心強く思いながら日々診療しています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

安藤修一院長 あんどうファミリークリニック行徳6

明るく清潔感があって、患者さんが落ち着いて過ごせるようなクリニックにしたいという想いで、安藤病院の近くに「あんどうファミリークリニック行徳」として開院いたしました。診療科目に縛られず、幅広く診療していますので、不安なことがあれば、かかりつけでなくても「相談に行ってみようか」くらいの気持ちで利用してもらえたらうれしいです。予約優先となっておりますので、まずはお電話をいただいて症状についてあらかじめ相談いただけましたら、よりスムーズに診察を受けていただけるかと思います。「この症状は何科にかかったらいいのかな?」と悩む場面もあるかと思いますので、どんなことでも気軽にご相談ください。

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