大澤 伸 院長の独自取材記事
渋谷駅前メディカルクリニック
(渋谷区/渋谷駅)
最終更新日:2026/10/02
渋谷駅から徒歩5分の「渋谷駅前メディカルクリニック」は、20〜50代の働き盛りの世代を中心に、子どもから高齢者まで通うクリニック。内科、整形外科、泌尿器科、美容皮膚科などに対応し、風邪や胃腸炎といった日常的な体調不良から、生活習慣病、外傷、性感染症、成人のワクチン接種、美容に関する相談など幅広く対応する。さらに同院では地域のかかりつけ医をめざし、プライマリケアにも力を入れる。「患者さんの身近な健康相談の窓口となりたいのです」と大澤伸院長は語る。理事長の高橋基文先生から続く、プライマリケア重視の方針を受け継ぎ、2026年4月に院長となった大澤院長に、診療面の特色や今後の展望などを聞いた。
(取材日2026年8月19日)
診療時のコミュニケーションを大切に信頼を重ねる
こちらのクリニックではどのような診療が中心でしょうか。

内科、整形外科、泌尿器科、美容皮膚科、感染症内科などに幅広く対応し、近隣にお住まいの方やお勤めの方などが多く受診されるクリニックです。患者さんは20〜50代が中心で、ケガをしたお子さんの処置から高齢の方の生活習慣病の診療まで幅広く対応しています。また成人のワクチン予防接種も可能で、事前に連絡をいただければ、インフルエンザや帯状疱疹の他、海外渡航前に必要な予防接種など幅広い予防接種に対応しています。この他、渋谷という場所柄なのか美容皮膚科のご相談も増えていて、当院ではレーザーを使ってしみ・そばかすなどを目立たなくするための施術も行っています。加えて性感染症の相談もあるため、患者さんのプライバシーに十分に配慮をして診療しています。
診療される際の心がけをお聞かせください。
患者さんとのコミュニケーションを大切にしており、気軽に話していただけるような雰囲気づくりを心がけています。そうした会話の中で、患者さんの生活背景も伺って、お仕事の内容や働き方、ご家庭の状況、通勤時間、睡眠や食事のリズムなど、症状の背景にある生活全体にも目を向けた上で、診断や治療の検討を行っています。特に仕事をしている方は、働き方によっては特徴的な症状や病気が起きやすく、治療をしても再発の可能性があるなど考慮が必要になります。そのため、産業医学の観点も生かして、働き方と健康の関係については日頃から特に意識して診療にあたっています。また次回の診療の予約も患者さんのお仕事の都合を踏まえつつ、なるべく柔軟に対応しています。
生活習慣病にはどのように取り組まれていますか。

すでに糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病と診断された患者さんの中には、「仕事や家庭のことで忙しくて時間が取れず、食事や運動習慣の改善が難しい」とお困りの方も多いようです。そのため当院では検査結果だけを見るのではなく、患者さんの症状やそれぞれの生活背景を考慮し、適した薬物療法を選択したり、どうすれば食事や運動習慣の改善につながるのかなどを考えたりと、一緒に工夫するようにしています。また、他の症状の相談で受診されて、検査をしたら血圧や血糖値が高いので話を聞くと、以前に健康診断で再検査が必要と言われたと打ち明ける患者さんもいらっしゃいますが、「今後の健康にも良くないので、治療を検討してはどうでしょう」とお伝えしています。ただ、もともと別の主訴で受診された患者さんなので、あまり無理強いはせずに最初は情報提供にとどめ、時間をかけて生活習慣病に対する意識を高めていただくように努めています。
地域のかかりつけ医としてプライマリケアを重視
理事長と同様にプライマリケアに力を入れていると伺いました。

プライマリケアは患者さんの身近な健康相談の窓口となり、予防から治療、リハビリテーションまでトータルに診ていく診療のことです。それにより病気の早期発見や適切な医療につなげる役割も持っています。私自身も病気や臓器ごとに診るより、「病める人に寄り添い、症状やさまざまな悩みに包括的に対応できる医師」になりたいと思って医学部に入学し、卒業後はその考え方にマッチする総合診療やプライマリケアを専門に学んできました。首都圏で地域の基幹病院で総合診療を経験した他、北海道のへき地医療にも従事し、町内に1ヵ所しかない診療所で1年間診療したこともあります。そこで患者さんから感謝の言葉をいただけることがうれしく、やりがいを感じました。
経験された医療機関と、こちらのクリニックではどんな違いを感じますか。
地域の基幹病院は、症状が重くなった患者さんや、専門的な検査・治療が必要な患者さんが来られることが多く、当院は風邪や胃腸炎、ケガ、身体の痛み、生活習慣病などが中心です。北海道の診療所は高齢の方が中心でしたが、当院は高齢の方より若い患者さんが多くなっています。最近では当初の主訴以外にも、「これはどうなんだろう」といろいろなご相談をいただくようになりましたね。例えば腰の痛みなど整形外科領域の症状で来られても、健康診断の結果がちょっと気になるなど、別の心配事を話されるケースも少なくありません。また近くにお勤めの方もよく来院されるので、「仕事がつらい」、「夜が眠れず困っている」といった心身の不調について相談されることも増えたため、職場でのヘルスケアについても学び、適切な対応を心がけています。当院での診療は、私が思い描いていた「さまざまなご相談に対応する」医師像に一歩近づいていると感じています。
患者さんに寄り添う治療を大切にされているのですね。

はい、特に北海道の診療所では患者さんとの距離が近く、ご本人の希望と医学的な適正さの両方を考慮しながら、その方に合った治療を検討する経験を積むことができました。例えば、患者さんが血圧を下げるための薬の服用に消極的であれば、代わりにお酒を飲む日数を減らす、運動を週1回から週2回に増やすといった生活習慣の改善に取り組んでいただくように提案し、しばらく様子を見るなど、工夫する取り組みも行っていました。当院の診療でも、正しさを押し付けるのではなく、できる限りご希望と医学的な適正さのバランスを取りながら、患者さん一人ひとりに寄り添う診療をめざしています。
へき地医療の経験も生かして患者に適した医療の提供を
診療面ではどんな点を重視されていますか。

こうした街中のクリニックの医師だからこそ、知識を日頃からアップデートし、新たな知見やエビデンスに基づく適切な医療をご提供できるように尽力しています。以前に勤めていた大学病院や基幹病院に在籍する先輩や、すでに開業した先生方とも積極的に情報交換を重ね、患者さんにとってメリットのある連携を行いたいと思います。また、受診のハードルを下げるため、当院のホームページからは受診日と時間帯の予約システムもあり、ご利用いただくと受診時の待ち時間も少なくなると思います。併せてウェブ問診に入力いただくと、院内で問診票を書く手間も省けます。当院でもご相談内容が先に把握でき、当日必要な検査などの事前手配が可能になるため、診療の流れもスムーズに進むと思いますので、スマホからも使えるのでぜひご利用ください。
改めて先生のご経歴をお聞かせください。
昭和医科大学を卒業して、板橋中央総合病院で2年間の初期臨床研修を終えました。その後、総合診療とプライマリケアを専門的に学ぶために、東京都立多摩総合医療センターで総合診療や救急医療の他、小児科、皮膚科、形成外科などの研鑽を積みました。さらに近隣のクリニックで訪問診療や外来診療に従事し、北海道家庭医療学センターの診療所でへき地医療にも携わりました。現在は総合診療や家庭医学の知識・技術をさらに高めるため、継続的に研鑽を重ねています。当院でも幅広い年齢層の患者さんが来られますので、総合診療やプライマリケアでの経験を生かして、その方にとって適切な治療を提供したいですね。
近隣にお住まいの方、お勤めの方にメッセージをお願いします。

何か気になることがあったら最初にご相談いただける窓口、さまざまな分野の健康上の悩みをまとめて相談できる、身近なかかりつけ医をめざしています。そして患者さんの人生の変化に寄り添い、そのときどきで適切なアドバイスや治療を行い、健康を長く維持していただけたらと考えています。初回の受診だけでは、すべてのお悩みやご相談をお話しいただくことは難しいかもしれません。しかし、受診を重ねていただく中で信頼関係を築き、安心してご相談いただける関係をつくっていきたいと思っています。体調のことで気になることがあれば、どうぞお気軽に受診してください。
自由診療費用の目安
自由診療とはしみ・そばかすの除去/2万2000円~

