朝廣 賢哉 院長、榎 貴紀 先生の独自取材記事
オーラルクリニックあさひろ
(横浜市港南区/港南台駅)
最終更新日:2026/02/09
港南台駅近くに「オーラルクリニックあさひろ」を開業した朝廣賢哉(あさひろ・けんや)院長は、歯科医師である両親の母校・北海道医療大学出身だ。入れ歯治療を専門とし、悪い歯だけを治療するのではなく口腔全体のバランス調整を図り、治すための医療から守るための医療へと変えていきたいと、口腔を意味する「オーラル」をクリニック名に含めたという。開業から3年を経て、多くの患者が来院するようになったことから、2025年4月より根管治療や審美歯科に詳しい榎貴紀(えのき・たかのり)先生を招き、診療の拡充を図っている。朝廣院長と榎先生に、診療の特徴や方針などを聞いた。
(取材日2025年11月26日)
歯だけでなく口の中全体をを守るための医療をめざす
こちらはどんな歯科クリニックなのでしょうか。

【朝廣院長】オーラルクリニックという院名には、「歯だけではなく、口の中全体を診て、悪い歯を一本ずつ治療するというより全体のバランスの調整を図り、今後、悪くならないようにすることをめざしたい」「治すための医療から守るための医療に変えていきたい」という思いを込めています。そもそも歯科医院は嫌われるところだと思うんですよ。痛い思いをする可能性があるし、1回では終わらず、何回通院が必要なのかもわからない。できれば行きたくない所というイメージが強いですよね。ですから、悪くなった部分を治療するのではなく、悪くしないために通う歯科医院をめざしています。そのほうが患者さんも痛い思いをすることが少なく、しかも結果的に時間もお金もかかりません。ですから、歯科医院が苦手な方にも気軽に来ていただけるような、開放的でリラックスできる雰囲気を心がけています。
では、開業の経緯などを教えてください。
【朝廣院長】私は栄区で、両親とも歯科医師という環境で育ち、やはり人の役に立つ仕事だと感じて歯科の道に進みました。恩師にも恵まれたので、卒業後も母校の大学病院の咬合再建補綴学分野で入れ歯を専門的に学び、その後、札幌市内の歯科医院で一般歯科診療を経験しました。将来的には独立したいと考えていたので、この土地と出合ってすぐに開業を決め、横浜市に戻ってきました。開業して3年を経て、患者さんが増えてきたので、私とは専門性の異なる先生に加わってもらおうと榎貴紀先生に来てもらいました。歯科治療は2年ぐらいで結果がわかるといわれていますから、開業から3年を経て、自分に足りない部分や、学ばなければならない部分が明確になってきたのです。実際、榎先生に学ぶことも多いですし、入れ歯治療などを教えることが、私自身の学びにもなっていると感じています。
榎先生は北海道から来られたのですね。

【榎先生】そうなんです。私は北海道出身で、朝廣先生と同じ北海道医療大学歯学部を卒業しました。生涯にわたって自分の歯で食べることに役立ちたいと考えて保存修復分野を中心に、根管治療などの研鑽を積みました。その後、札幌や函館のクリニックに勤務し、訪問診療にも携わり、また、ホワイトニングや専門的な審美歯科にも興味を持ち勉強してきました。北海道から横浜市に来るのは大きな決断でしたが、朝廣院長のことはよく知っていますし、朝廣院長の専門である、入れ歯治療やかぶせ物治療の補綴分野も学びたいと考えて決意しました。この地域は、歯に対する意識が高い方が多いので、お役に立てるのではないかとやりがいを感じているところです。
入れ歯治療や、根管治療、審美歯科に専門的に取り組む
こちらの入れ歯治療にはどのような特徴がありますか。

【朝廣院長】インプラント治療が重視されている時代に、入れ歯治療に力を入れているのが特徴だと思います。入れ歯よりインプラントのほうが優れた噛み心地を期待できますが、骨が少ない、基礎疾患があるなど、インプラント治療ができない場合は意外と多く、そうした場合に入れ歯治療ならば柔軟に対応することができます。またその方に適した入れ歯治療を行うことで、インプラントとそれほど変わらず、食生活の質を高めることが見込めると思っています。
榎先生は、根管治療と審美歯科がご専門とのことですね。
【榎先生】根管治療は専門というか、趣味というか(笑)、好きな分野です。患者さんにはわかりにくい治療ですが、しっかり悪い部分を取り、きれいに薬を入れることができれば、再治療の予防や、歯を残すことにつながります。できるだけ再治療のリスクを抑えることができるよう、今も研鑽を積みながら取り組んでいます。審美的な面では、新型コロナウイルスの流行が落ち着き、マスクを外すことが増え、口元の見え方が気になる方が増えていると感じています。歯をできるだけ削らずに白くしたいという方が多いので、ホワイトニングに加え、新たな治療法なども取り入れてニーズに応えたいと思っています。
診療方針について聞かせてください。

【朝廣院長】歯科の施術には、保険診療から自由診療までさまざまな選択肢がありますから、それぞれのメリットやデメリット、治療費まですべてご説明して、患者さんに納得して決めていただいてから進めていきたいと思っています。また、患者さんには遠慮せず、わがままというか本音を言っていただいて、それにできるだけ応えたいと思っています。自分自身として大切にしているのは、凡事徹底です。細かい部分も徹底することで、治療の質を高めたいとい考えて精進しています。
榎先生はいかがでしょうか。
【榎先生】訪問診療に携わっていた時に、歯や口腔に大きな問題のある患者さんに多く接してきました。その経験から、患者さん一人ひとりが将来的にお困りにならないように、高齢になってもしっかり噛んで健康を守れるように、常に10年先、20年先を考えた治療を心がけ、予防やメンテナンスの大切さも伝えていきたいと考えています。根管治療についても、痛みがないからと放置されると、根の先から骨まで病巣が進んでしまうことを知っていただきたいと思っています。
歯の見え方や入れ歯の悩みも気軽に相談できる歯科に
専門の立場から、何か気になることはありますか。

【朝廣院長】入れ歯に関して、合わない・食べにくいというような悩みがあっても、我慢しすぎるというか、「こんなものだ」と諦めている人が多いと感じています。もっとわがままになってほしいと思うんですよ。入れ歯をしっかり噛めるよう調整すれば、食べやすくなることが見込め、噛む刺激は認知症予防に役立つともいわれています。お年寄りが入れ歯を使いづらそうにされていたら、ご家族も気にしてあげてほしい。当院でなくても良いので、入れ歯を専門とする歯科医師に相談していただきたいと思います。
今後に向けての展望を聞かせてください。
【朝廣院長】当院に通っている患者さんはずっと診ていきたいので、将来的には在宅医療も手がけて、一生を見守れるような体制を整えたいと思っています。私自身としては入れ歯治療を極めて、入れ歯のことは当院に来れば大丈夫だと頼っていただけるようになりたいと思っています。また、審美歯科も充実させていきたいと考えており、榎先生にも協力してもらって、治療の質を高めるために研鑽しているところです。歯の見え方というのは、すべての人に重要なことではないかもしれませんが、悩みのある方にとっては、とても大きな問題です。入れ歯が合っていないから人前では笑えなかったり、食べられなかったりする方もいらっしゃいます。気兼ねなく笑える、話ができる、しっかり食べることができるようになっていただきたいので、何か我慢されている方はぜひご相談いただきたいですね。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

【朝廣院長】特に問題がなくても、口の中を整えるために、歯科医院に定期的に通院することを習慣にしていただきたいです。定期的に受診していただくことで、健康な状態の維持につながりますし、もし虫歯や歯周病になっても軽いうちに治療でき、長い目で考えるとずっと経済的です。お子さんも、高齢の方も、歯科治療が苦手な方も、どなたにとっても「快適で怖くない歯科医院」をめざしていますので、気軽に来ていただければと思います。特に入れ歯について、何かお困りの方はぜひご相談ください。
【榎先生】根管治療に力を入れていますので、歯を残したいという方はぜひご相談ください。また、審美歯科についても、さらに選択肢を広げていきたいと考えています。人によって歯の色や形も異なりますから、その方の希望や口元に合った治療をご提案できるよう心がけています。気軽に相談していただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはホームホワイトニング/2万5000円~、オフィスホワイトニング/3万9800円、セラミックを用いた補綴治療/4万4000円~

