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オーダーメイド治療を支える
理学療法士によるリハビリテーション

もりのみや整形外科

(大阪市中央区/森ノ宮駅)

最終更新日:2025/09/10

もりのみや整形外科 オーダーメイド治療を支える 理学療法士によるリハビリテーション もりのみや整形外科 オーダーメイド治療を支える 理学療法士によるリハビリテーション
  • 保険診療

症状の改善や身体機能の回復をめざすリハビリテーション。整形外科では主に、専用の機器を使う物理療法と、理学療法士によるストレッチや運動機能訓練を行う運動療法が実施されている。近年ではクリニックでもリハビリテーション室を備え、理学療法士によるリハビリテーションを行う施設が増加。「もりのみや整形外科」でも、黒田有佑院長と8人の理学療法士が患者に適したリハビリテーションを提供している。脊椎疾患に精通する黒田院長は、人の手を介した処置に注目し、あえて物理療法は使わず、運動療法のみを行っているとのこと。「腰痛や肩凝りはもちろん、頑固なしびれや痛みが起きやすい脊椎疾患にも、運動療法は適しています」という黒田院長に、治療におけるリハビリテーションの目的や、同院で行う運動療法について解説してもらった。

(取材日2025年8月1日)

状態を適切に評価できることも強み。脊椎疾患のしびれでは、症状に応じた治療法の見極めも重要

Q整形外科治療におけるリハビリテーションの役割は何ですか?
A
もりのみや整形外科 体の使い方の癖なども考慮し、患者の状態に合わせ施術を行う

▲体の使い方の癖なども考慮し、患者の状態に合わせ施術を行う

整形外科の治療全体を見渡すと、病気や症状の根本改善をめざす上で、手術は重要な役割を担います。ただ残念ながら、すべての病気や症状が手術で治療できるわけではないですし、手術だけで以前と同じような機能をめざすことも困難です。そこで薬剤を使用したり、リハビリテーションで機能回復を図ったりするケースが非常に多いのです。特に運動療法では、理学療法士が患者さんの体に直接触れて施術を行うため、エックス線検査では見えない筋肉の硬さや体の使い方の癖を明らかにし、症状の程度評価につなげます。こうした情報は、精密な診断や個々の患者さんに適した治療法の選択に不可欠だと考えています。

Qリハビリテーションの対象になるのはどのような場合でしょうか?
A
もりのみや整形外科 施術を繰り返すことでより根本の痛みの原因が判明することもある

▲施術を繰り返すことでより根本の痛みの原因が判明することもある

腰痛や肩の痛みは、一回の診察だけでは原因を特定しにくく、症状が長引きやすいです。そこで有用なのがリハビリテーション。痛みへのアプローチはもちろん、理学療法士が繰り返し施術を行う中で、患部の状態が見え、根本的な原因が明らかになることもあります。また、人工関節置換術などの手術を受けた方や、骨折・捻挫で患部を固定していた方も対象です。人工膝関節を入れた方は、術後できるだけ早期に膝の曲げ伸ばし訓練を始めて、日常生活でも自然に動かせる膝の獲得をめざします。患部を固定していると、患部の周囲の筋肉や関節が硬くなりやすいため、リハビリテーションで関節の可動域や筋力の回復を図ることが重要です。

Q肩・腰の疾患の治療、リハビリテーションはいかがですか?
A
もりのみや整形外科 症状を見極め、できるだけ患者の要望に合わせて治療を行う

▲症状を見極め、できるだけ患者の要望に合わせて治療を行う

まずは問診で症状や経過を伺い、エックス線などの画像検査も行います。推測される原因に応じて、痛みの軽減を図る内服薬やブロック注射、炎症抑制を図る注射、リハビリテーション、時には手術が必要なこともあるので、さまざまな治療法を融合させて治療方針をご提案します。「手術や注射は避けたい」といったご希望も伺いますよ。当院では理学療法士は担当制で、患者さんの状態や変化を見ながらリハビリテーションを行い、気になる点は医師へフィードバック。この繰り返しから痛みの原因が見えてくることも多く、リハビリテーションで評価を重ねて治療内容を改良していき、多彩なアプローチによる施術を行いながら回復をめざしています。

Q脊椎疾患の治療やリハビリテーションについて教えてください。
A
もりのみや整形外科 希望に合わせ、注射や服薬、リハビリテーションで改善をめざす

▲希望に合わせ、注射や服薬、リハビリテーションで改善をめざす

脊椎や脊髄に問題があると神経が圧迫され、手や首、肩から腕、また足腰にしびれや痛みが生じることが多いです。そこで診察や画像検査を行って、原因と治療方針をご相談します。脊椎脊髄疾患では手術を勧められることも多いのですが、私は勤務医時代に多数執刀した経験に基づき、手術で症状改善が見込まれるのか、あるいは期待するほど成果が得られないのか、その見極めを大事にしています。例えば、しびれは手術では取りにくい症状だと思いますし、脊柱管狭窄症は、画像では狭窄が重度でも自覚症状はとても軽いという方も。当院では痛みの強い時期は神経根ブロック注射などで軽減を図り、服薬とリハビリテーションで改善をめざすこともあります。

Qこちらで行っているリハビリテーションについて教えてください。
A
もりのみや整形外科 医師と理学療法士と密に連携し、より良い医療の提供をめざす

▲医師と理学療法士と密に連携し、より良い医療の提供をめざす

症状からリハビリテーションが有用だと考えられる場合、運動療法をご提案します。原則1回20分で、患者さんの症状に応じて時間を延ばすこともできます。術後などは詰めて通っていただきたいですが、症状が落ち着いていれば、月に1回コンディションチェックを兼ねた施術をお勧めすることも。当院の理学療法士は現在男性が6人と女性が2人。それぞれの経験を生かしながら明るい雰囲気で対応しているので、リラックスしていただければと思います。会話の中から原因や治療のヒントが見つかることも多いので気を配っています。物理療法を行っていないことに驚かれるかもしれないですが、まずは運動療法の意義や目的を知っていただきたいです。

ドクターからのメッセージ

黒田 有佑院長

これは多くの手術を行って得た実感ですが、整形外科疾患は、原因が同じでも症状の出方はさまざまですし、患者さんが望む治療法や治療のゴールにも幅があります。また、症状には仕事や生活習慣の影響も反映されやすい。だからこそ、理学療法士が患者さんに直接触れて状態を評価し、丁寧にコミュニケーションを取りながら、一人ひとりに合ったオーダーメイドの治療を行うことが重要だと考えます。当院はビジネス街に近く、大阪城周辺ではスポーツを楽しまれる方も多くいらっしゃいます。8人の理学療法士が多様なリハビリテーションを提供しますので、しびれや痛みなど、日常生活やスポーツで体の不調を感じている方はぜひお気軽にご相談ください。

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