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秋吉 愛花 院長の独自取材記事

なないろデンタルクリニック

(熊本市東区/東海学園前駅)

最終更新日:2022/11/08

秋吉愛花院長 なないろデンタルクリニック main

東区月出にある「なないろデンタルクリニック」は、2018年10月に開業。交通量が多く活気ある地域の通り沿いのマンション1階、鮮やかなピンクの看板が目印だ。クリニック裏には15台分の駐車スペースがあるので、車でも通院できる。院内に入ると広くて明るい待合室があり、秋吉愛花院長が出迎えてくれた。優しい笑顔で丁寧に話してくれる秋吉院長は、自身も6歳の娘を育てながら働いているため、子連れで来院する母親の気持ちや、子育て中のスタッフの気持ちがわかり、気遣いが行き届く。また、「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」でもあり、地域に根付いた診療を提供している。取材では、診療に対する熱い想いをじっくりと語ってもらった。

(取材日2022年8月25日)

子どもから高齢者まで、幅広い予防歯科に対応

勤務医時代の経験と開業の経緯をお聞かせください。

秋吉愛花院長 なないろデンタルクリニック1

大学時代は、歯科助手と家庭教師のアルバイトをかけ持ちしながら勉学に励みました。2004年に九州歯科大学歯学部を卒業した後は、大分大学にて2年間、口腔外科の基本を学びました。その後2006年から2012年まで福岡県内の歯科医院で、2016年からは熊本市内の歯科医院で、若者から高齢者まであらゆる症例を幅広く診療をしてまいりました。その後、同じく歯科医の夫と力を合わせてクリニックを開業しようという話になり、2018年に当院を開業しました。

この地域に開業された理由は何ですか?

開業するなら地域に根差した医療が提供したかったので、夫の地元で、なじみのある熊本を開業地に選びました。この場所には別の歯科クリニックがありましたが、クリニックを閉じることになったそうで、たまたまご縁があり、この場所を引き継いで開業することになりました。きれいに使われていたので、施設はそのまま活用させてもらっています。開業してみると、虫歯をはじめ、歯周病や矯正治療のご相談が多く、専門的な知識の習得により熱心に取り組むようになりました。この地域は、小さいお子さんのいらっしゃる家庭からご高齢の方まで、幅広い世代が住む元気な街ですし、来院される方の年齢層も本当に幅広いですね。

主にどんな治療を提供しているのでしょうか。

子どもから高齢者まで来院されるので、精力的にさまざまな治療に取り組んでいます。特に多いのは虫歯や歯周病、入れ歯治療の患者さま、あとホワイトニングなど審美歯科のニーズも高いですね。定期的な調整や交換などのメンテナンスもあるため、毎月通っていただく患者さまが多いです。外れにくいシリコンの入れ歯は、患者さまのメリットも大きく、希望される方が増えています。快適に使い続けていただくためにも、月に1度は歯の様子を見せに来院いただくことをお勧めしています。ホワイトニングは、当院で2~3時間かけて実施しています。結婚式を控えた方や、就職を控えた学生さんなどにお勧めしたいですね。

診療の際に心がけていることはありますか?

秋吉愛花院長 なないろデンタルクリニック2

患者さまの意見をよく聞いて、寄り添うことをモットーにしています。治療内容や今後の流れを解説する際も、患者さまにご理解いただくために、口腔内画像や説明資料などをお見せして、目で見てイメージが湧くような説明を心がけています。治療時の感染対策も強化していて、ご希望される方にはラバーダムを使用します。ラバーダムとは、虫歯治療の際に、治療する歯とそれ以外のお口の中を隔離するゴム製のシートで、細菌感染を防ぐ目的で使用します。

子育て経験のある医師・スタッフが寄り添う

どんなお悩みを訴える患者さんが多いですか?

秋吉愛花院長 なないろデンタルクリニック3

お子さんとお母さん、若い女性の方々を中心に、歯の健康や審美面に興味を持って通ってくださる方が増えてきています。また、「歯が痛い」と虫歯になって来院される方もいらっしゃいますが、定期的にメンテナンスで通う患者さまも多く、予防の重要性が世の中に認知されてきているのかなと感じています。あとは入れ歯のお悩みで来られる方も多いため、自由診療の入れ歯にも力を入れています。当院で扱っている入れ歯の裏にやわらかいシリコンが入ったシリコンデンチャーは着け心地の良さに特徴があります。普通の入れ歯が外れてしまう方も、シリコンは取れにくいのでご満足いただけると思います。また、金属のとめ具がないノンクラスプデンチャーという入れ歯は薄くて軽く、金属アレルギーの方にも適した入れ歯です。

矯正のニーズも高まっているのでしょうか。

お子さん連れで来院される患者さまが多いため、「いつから矯正を始めれば良いか」といったご相談をよくいただきます。小児矯正の場合、小学校2年生くらいから始めるのが良いとされていますので、カウンセリングでは早過ぎず、遅過ぎないタイミングをお伝えしていますね。幼少期から通院されているお子さんには、歯並びを整えるトレーニングをお勧めしています。幼い頃からトレーニングをして、6~7歳のタイミングで矯正の判断をすることが多いですね。最近は親御さんの歯並びに対する意識が高いので、幼少期の予防歯科の教育もニーズが高まっています。

働くスタッフについて教えてください。

当院のスタッフは、全部で9人。歯科医師は院長である私と、副院長の夫。歯科衛生士4人、受付1人、歯科助手2人です。このメンバーで協力し合いながら、歯周病・小児矯正・入れ歯・義歯・インプラントなどさまざまな治療を提供しています。中でも注力している矯正は、小児だけでなく大人の方も受けていただける体制を整えました。医療の世界は日進月歩なので、特に患者さまからご相談の多い矯正やインプラントについては、最近増えているオンラインの勉強会などに参加し、先進の知識・技術の習得に励んでいます。

スタッフも子育て中のママさんが多いと聞きました。

秋吉愛花院長 なないろデンタルクリニック4

私も6歳の娘がいますが、スタッフも子育て中のワーキングマザーが多いです。そのため、仕事と家庭の両立を図れるように、ワークライフバランスに配慮した働き方をめざしています。例えば、小さい子どもがいるスタッフは時短勤務など、柔軟に対応しています。患者さまもお子さん連れのママさんが多いので、同じ子育てを経験している歯科医師やスタッフがいて、気軽に相談しやすいというお声はいただきます。待合室ではご近所の患者さんが楽しそうにお話ししていて、和気あいあいとした雰囲気です。スタッフ同士も仲が良く、みんなに声をかけてオンラインセミナーに参加するなどしていますね。

安心して通い続けられる歯科をめざして

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

秋吉愛花院長 なないろデンタルクリニック5

通っていた高校の近くに九州歯科大学があり、進学する先輩方が多かったんです。周囲にも歯科医師をめざす人が多かったので、自然と自分も志していました。受験勉強は想像以上に難しく、歯科医師として歩み始めてからも、いろんなことを幅広く学び続けねばならず、正直大変に思うことも多いですが、それでも治療そのものは本当にやりがいがあり、歯の健康は一生に関わるので、患者さまの健康に貢献しているという実感もあります。歯科医師になり、患者さまやスタッフとコミュニケーションをとって治療を行い、患者さまに感謝される瞬間は何よりの喜びです。

今後の展望はありますか?

先進の設備の導入にも積極的に取り組みながら、患者さまにより良い治療の提供をめざします。また、大人の矯正もできるようになったので、興味のある方はお気軽にご相談ください。歯科治療はメンテナンスが何よりも大切ですから定期的に長く通えるように、院内の雰囲気や衛生環境も含め、安心して受診できる歯科医院にしたいですね。そのためにも、滅菌設備などの拡充を図っていく予定です。診療については、訪問診療の経験を生かし、今も手術前後の患者さんの治療で総合病院に出向き、ご高齢の患者さまの治療にも取り組んでいますが、この分野は今後さらに力を入れていきたいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

秋吉愛花院長 なないろデンタルクリニック6

スタッフも歯科医師も笑顔でコミュニケーションをとることを大切にしています。治療もなるべく痛みが少ないように心がけていますし、院長はじめ女性スタッフが診療するので、決して怖いことはありません。安心して通っていただければと思います。また、「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」の施設基準も満たしましたので、今後ますます質の高い歯科医療のご提供をしていこうと思っております。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・インプラント治療/29万7,000円〜
・シリコンデンチャー/25万円(少数歯~総義歯)
・ノンクラスプデンチャー/9万9000円(3歯まで)、16万5000円~(4歯以上)
・小児床矯正/分析料3万3000円、床装置3万3000円~6万6000円
・成人上下顎矯正/77万円
・オフィスホワイトニング/3万3000円
・ホームホワイトニング/1万6,500円

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