白内障手術から近視矯正治療まで
幅広く対応する眼のかかりつけ医
幕張久木元眼科
(千葉市美浜区/幕張豊砂駅)
最終更新日:2022/11/15
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高齢になるほど発症率が高くなる白内障。いざ手術が必要となった時に、いつも通院している眼科とは別の医療機関に行かなくてはならないのは、不安が増す大きな要因だ。その点「幕張久木元眼科」では診査診断から手術まで行っている。久木元延行院長は、「高度な医療をあたたかく」をモットーに、先進の眼科医療機器を導入し、精密な白内障手術に努める。また最近では子どもの近視矯正治療にも積極的に取り組んでいる。子どもの時に近視の進行を抑えることは、将来起こり得る眼科疾患のリスク軽減にもつながるそうだ。具体的にどのような診療や治療を行っているのか話を聞いた。
(取材日2022年10月24日)
目次
多焦点眼内レンズによる白内障手術やオルソケラトロジーに注力
- Qこちらでは白内障手術に力を入れていると伺いました。
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A
白内障はレンズの役割をしている水晶体が濁って視力が低下していく病気です。加齢や外傷、糖尿病、強度の近視などさまざまな原因によって引き起こされます。早い人は40代、50代、あるいはもっと早く始まることもあり、60代後半から70代になると白内障によって「眼鏡をかけても見にくい」などの症状が多く出てきます。白内障は自覚症状があまりないままに進行しますので年に1回は眼科で検査を受けるようにしましょう。当院では、精密な検査によって白内障の進行を診断し、適切な時期に水晶体を人工の眼内レンズに置き換える白内障手術を行っています。先進の眼科手術機器を導入しており、適切で安全な手術に努めています。
- Qその眼内レンズにはいろいろな種類があるのですね。
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A
眼内レンズにはどこか1つにピントが合う単焦点眼内レンズと、遠くから近くまでピントが合う多焦点眼内レンズがあります。単焦点眼内レンズでは眼鏡が必要になることがほとんどです。一方、多焦点眼内レンズは幅広い距離にピントが合うため眼鏡の必要のない点が大きなメリットです。ただ、光の周りに輪がかかったり光がまぶしく感じたりする場合もあります。人によっては慣れるのに時間がかかるかもしれません。ですので、眼内レンズを選ぶ際は、レンズそれぞれの性質を丁寧に説明するとともに、患者さんのお仕事やライフスタイル、年齢、どのような見え方が良いのかなど、さまざまな点を考慮しながら患者さんとよく相談しながら決定しています。
- Q子どもの近視矯正にも積極的に取り組んでいるそうですね。
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A
今、日本をはじめアジア諸国で子どもの近視が急増していて、できる限り近視を矯正するとことが非常に重要です。近視は遺伝要因と環境要因がありますが、その両方にアプローチしながら矯正することが重要と考えられています。近視になると目の長さである眼軸長が伸びてラグビーボールのような形になっていくため眼球や網膜にストレスがかかり、緑内障や網膜剥離などになりやすくなります。成長期に近視を矯正することは将来の目の健康を守るために重要なのです。
- Q子どもの近視矯正治療としてはどのようなものがあるのですか。
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A
オルソケラトロジーという方法があります。これは就寝時に高酸素透過性のコンタクトレンズをつけて、角膜の形状を少し平坦化させて視力の回復を図るものです。日中は裸眼で過ごせるメリットがあります。ただ、この近視矯正治療は自由診療となっています。子どもの近視矯正法というと眼鏡やコンタクトレンズを思い浮かべる方も多いでしょう。ですが、今では眼科医療も進化し、自由診療ではありますが、こうした治療法もあることをぜひ皆さんに広く知っていただきたいと考えております。
- Q他にこちらではどんな疾患を診てもらえるのでしょうか。
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A
開業前には大学病院や都立病院などの第一線でさまざまな疾患の診療を行ってきていますので、幅広く対応させていただいています。ドライアイや眼精疲労、ものもらい、緑内障、糖尿病性網膜症、加齢黄斑変性、強度近視など専門性の高い疾患まで幅広く診ています。緑内障や網膜剥離、糖尿病網膜症に対する各種レーザー治療や加齢黄斑変性に対する硝子体内注射、後発白内障手術なども行っています。当院では先進の検査機器を取りそろえ、適切な検査のもと治療を行っています。いつもと見え方が違うなど気になることがあれば気軽に受診してください。
自由診療費用の目安
自由診療とはオルソケラトロジー/13万2000円~(特殊レンズの場合は値段が変わります)、白内障手術の多焦点眼内レンズ/26万円~ ※各種、円安などの影響で金額は変動する可能性があります。