全国のドクター9,287人の想いを取材
クリニック・病院 158,646件の情報を掲載(2024年4月19日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 中野区
  4. 中野駅
  5. 中野タカハシ整形外科クリニック
  6. 高橋 祐成 院長

高橋 祐成 院長の独自取材記事

中野タカハシ整形外科クリニック

(中野区/中野駅)

最終更新日:2024/02/28

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック main

JR中央・総武線中野駅南口から徒歩3分という好立地に位置し、線路沿いからも見える看板が多くの人の目に届く「中野タカハシ整形外科クリニック」。2022年6月に高橋祐成院長が開院した同クリニックの院内は、ナチュラルな風合いで整えられたリラックスできる空間となっており、開院以来、近隣住民の幅広いニーズに応えている。外の見える窓があり開放感ある処置室や、明るく広いリハビリテーション室など、患者が快適に時間を過ごせるような工夫が随所に施されている。「患者さんの希望に寄り添うことを大切にしている」という高橋院長に、クリニックの特徴や診療内容などについて話を聞いた。

(取材日2023年11月14日)

受診のハードルを下げ、小さなことからでも相談を

どのような患者さんが多く受診されていますか?

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック1

整形外科は、急性期の外傷から、加齢とともに増えていく骨粗しょう症や関節痛まで、さまざまな疾患を対象とします。当院の特徴として中野駅に近いこともあり、地域住民の方だけでなく、働いておられる社会人の方や学生さんも多く受診されています。デスクワークの方のパソコンやスマホ作業に伴う肩凝りや、お店にお勤めの方の腰痛、営業職の方の足の痛みなども多い印象です。また当院の近くにスポーツジムがありますが、運動に熱心な方も多く、スポーツに関連したケガで受診される方も少なからずいらっしゃいます。健康意識の高まりから、ジョギングや筋トレなどに取り組んでおられる方も多くなってきていると思いますが、スポーツに伴う捻挫や肉離れなどの診療にも力を入れています。お仕事後に受診されたい方や土曜日に受診したいというニーズも高いため、平日の診療時間を少し長くし、土曜日も13時まで受付するなどして対応しています。

待ち時間が発生することもあると思いますが、院内で工夫されていることはありますか?

先ほどお話ししたとおり、仕事の空き時間でないと受診しにくいなどのご要望があることから、30分ごとの時間帯で予約をとっています。予約をお取りいただいたほうがスムーズなご案内ができますが、すべての方の予約は時間の制約上難しいですね。一方で外傷やぎっくり腰の場合など、予約が取れる日まで待つのも難しい場合があります。そこで、時間帯予約が取れなかった方や緊急の方も順に受けつけ、少しお待たせするかもしれませんが、当日必ず診療しています。待合室のサイネージでは、予約のある方とない方の診療の進行具合をそれぞれご案内しています。スマホでも診療中の番号が確認できますので、初診の患者さんが集中するなど混雑している場合は、一旦外出していただいて、ご自分の受付番号が近づいてきたらクリニックに戻ってきていただくということも可能です。

受診のハードルを下げることも心がけていらっしゃるそうですね。

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック2

ちょっと気になることがあり、病気かどうかわからないけど、まずは相談したいということはありますよね。また、クリニックや病院へ行くと、すぐに注射をされたり手術を勧められたりするのではないかなどの不安から、受診に対する心理的なハードルが上がってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。当クリニックは整形外科の専門医院ですので、運動器に関わるさまざまな悩みに対して気軽にご相談いただければと思います。痛みやしびれだけでなく、筋肉の張り感、体の固さ、姿勢や疲れなどでも構いません。これって病気かな、とか、接骨院へ通っていても良いのだろうか、などといったことに対して、医学的見地からアドバイスし、できるだけ手術以外で治す方法をご提案します。

より良いリハビリを提供するため環境を整備

開院の経緯を教えてください。

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック3

勤務医時代には救急医療や手術治療が中心で、疾患治療の最初と最後を見ることが多かったのですが、実際に患者さんの診察過程で、生活習慣やホームエクササイズ、リハビリ等の工夫により改善を図れる例をたくさん経験すると、手術に至るまでにできる治療の奥深さに、より魅力を感じるようになったんですね。例えば、肩に症状があるとしても、腰や下半身の筋肉の固さや筋力低下が原因であることがあります。体の仕組みや動きのつながりを意識し、運動療法を十分提供できるクリニックにしたいと考え、開業に至りました。私がそれまで勤務していた病院が中央線沿線だったこともあり、もしそのまま継続して診させていただける患者さんがいらっしゃるならアクセスが便利な場所がいいだろうなと、同じ中央線沿線の中野を選びました。また中野区内に普段お世話になっている先生がおられたことも、大きな理由ですね。

リハビリ室は明るく広く、設備も充実していますね。

リハビリを行うスペースを十分とれるように配置しています。大切にしているのは明るさと清潔感です。リハビリをするには患者さんご自身が明るく前向きな気分にならないといけませんので、大きな窓のあるスペースをリハビリ室としています。換気も定期的に行い、感染症対策の面でも安心してご利用いただけると思います。理学療法士が行う運動器リハビリの空間と、専用の機器を用いて行う消炎鎮痛の空間をつなげて、一体となって改善を図る雰囲気を意識しています。仕事などで忙しくなかなか時間が取れない方であっても、個別に最適な方法をご提案しますので、ぜひ活用していただきたいですね。

導入されている機器について教えてください。

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック4

レントゲン撮影は立位撮影などの自由度が高く、被ばく量の少ないものを、骨密度検査はガイドラインで推奨される腰椎と大腿骨で測定できるものを、超音波診断機器はエコーガイド下で注射する際に活用できるものをそろえています。リハビリの器具もこだわって選んでいます。例えば、天井から吊り下げたロープを使って重力の影響を排除したエクササイズを行うマシンは、ロープに体を預けて力を抜くことで、本来の自分の筋肉や関節の硬さに気づくことができるので、問題点を抽出することに役立ちます。その他、鍼のように体に刺激を与えることができる電気治療器やゲーム感覚で筋力アップを図れるマシンも用意しています。体の機能が不調な時はつらいものですが、少しでも前向きに取り組んでいただけるよう願っています。

患者の希望に寄り添いながら悩みの解決に全力を尽くす

診療にあたり、大切にしていることは何でしょう。

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック5

私が診療で重視しているのは、どうして受診したのか、患者さんが本当にできるようになりたいことは何だろうか、といった患者さん本人の悩みや要望をしっかり把握することです。また最近は、インターネットにある情報から先入観を持たれている方や、接骨院とどちらへ通えばよいか悩んでいる方もいらっしゃいますね。これらは患者さんご自身に合うものかどうかがわかりませんので、医療機関の使命としては、まず正確な情報を伝えたいと思います。医学的なエビデンスを踏まえたうえで、患者さんの希望に寄り添い、どこに解決の糸口があるのかを考えています。特に慢性疾患はゴールが漫然となりがちですが、診察のたびに患者さんのお話の中からヒントを得て、次の受診日までの目標を立てて、治療のモチベーションや達成感が得られるよう後押ししています。

理学療法士との連携も大事にされているようですね。

整形外科の診療にはリハビリテーションが欠かせません。整形外科医が診断し治療指針を立て、理学療法士さんと二人三脚でリハビリを行います。理学療法士さんが行う運動器リハビリは完全予約制。患者さんの様子などを共有しながら進めていますので、診察日とリハビリ日は基本的に別日とさせていただいたいます。必要に応じて機械による消炎鎮痛も用いながら、治療がスムーズに回るよう計画しています。また、仕事などで忙しく、十分に通院できない方へは、自宅で行えるエクササイズの指導などもしています。まずは理学療法士さんと相談して、お一人お一人に合ったやり方でリハビリを進めていただきたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック6

地域の方々の健康や運動器の悩み事の相談所になれればと思いますので、ぜひお気軽にご利用いただければと思います。また、当クリニックでは近隣の医療機関との連携もしっかり行っておりますので、当院だけでは診断や治療が十分に行き届かない場合や、手術が必要になる可能性がある方に関しても、適切に他院との橋渡しをしております。安心してご来院ください。

Access