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高橋 祐成 院長の独自取材記事

中野タカハシ整形外科クリニック

(中野区/中野駅)

最終更新日:2023/03/30

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック main

中野駅南口から徒歩3分という好立地に位置し、線路沿いからも見える看板が、多くの人の目に届く「中野タカハシ整形外科クリニック」。2022年の6月に開院した清潔感あふれる院内は、ナチュラルな風合いで整えられたリラックスできる空間となっており、開院して4ヵ月ながら多くの患者が訪れている。外の見える窓があり開放感がある処置室や、明るく広いリハビリテーション室など、患者が快適に時間を過ごせるような工夫が随所に施されている。開院後、気づく課題も多く、日々理想の状態を追求しているという高橋祐成院長に、クリニックの診療内容や今後の展望について話を聞いた。

(取材日2022年10月20日)

気軽に受診したいと思える身近なクリニックをめざして

今年の6月に開院されたそうですね。

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック1

はい、6月半ばに開院して、あっという間に4ヵ月が経過しました。おかげさまで多くの患者さんにご来院いただいていますが、まだスタッフの動きや動線でぎこちない部分もあり、流れをつくるのが大変だなという時期ですね。患者さんにもっと快適に時間を過ごしていただくよう、日々気づいては改善、また改善の毎日です。ここに来て良かったと、皆さんに喜んでもらえるようなクリニックに近づけていきたいと思っています。ご縁があって来院くださる方のお役にしっかり立っていきたいですね。

今現在、課題として取り組んでいることはありますか?

来院くださる患者さんの待ち時間を減らす、ということでしょうか。患者さんが増える中、まだオペレーションが整わずにどうしてもお待たせしてしまう場面がありまして。お待たせするにしても、その時間をもっと心地良く過ごしていただけるように、スタッフ一同工夫をしていきたいと考えているところです。また、開院に併せて設備などのハード面は理想に近いかたちで調えることができているのですが、人員的にはまだまだ不足して、今頑張ってくれているスタッフに負荷がかかっている部分もあると思うので、もう少しマンパワーを充実していきたいと思っています。

こちらへの開業の経緯を教えてください。

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック2

開業前に勤務していた病院が中央線沿線だったこともあり、もしそのまま継続して診させていただける患者さんがいらっしゃるなら、アクセスがいい場所がいいだろうなと、同じ中央線沿線の場所を選びました。私の専門は肩関節で、勤務医の時代には手術を多く担当してきました。しかし手術というのはあくまで最終手段なんです。例えば、肩に症状があるとしても、体は全身つながっているので、腰や他の場所との動きとの関連性にも目を向ける必要があるんです。体の動き、体の仕組みを熟知して、本当の原因や問題点に気づいて、それに対してどうアプローチしていくのかということを提案できないといけないと思い至るようになりました。そのためにはもっとリハビリテーションを充実させる必要があると考え、リハビリに注力したクリニックをつくりたいという想いが膨らみ、開業に至りました。

より良いリハビリを提供するための環境を整備

リハビリ室は明るく広く、設備も充実していますね。

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック3

ビルの中のテナントなので場所に限りはありますが、限りある中でも最大限リハビリのための環境を整えたいと考えました。大きな窓のおかげで室内は明るく、換気もできますし、強力な空調システムも入れているので、感染症対策の面でも安心してご利用いただけると思います。また、カーペット敷きにして、靴を脱いで上がってもらうスタイルにしています。カーペットなので、足にも負担がかかりませんし、小さなお子さんの診察も、診察室ではなくて、こちらのほうが和やかに進むこともあるんです。リハビリに取り組む方が嫌にならないように、和やかでほっとする空間にしたいと思いました。患者さんが快適に利用できるよう、今後も患者さんにとっていいと思うことは、どんどん取り入れていきたいと思っています。

患者さんはどのような方が多いのですか?

開院前までは、腰痛や膝痛などの慢性疾患を抱えた、ご近所にお住まいの高齢の方が多いのかなと思っていたのですが、実際には20~50代の働き世代の方が多い印象ですね。就業後やお仕事のない土曜の受診を希望される方も少なくないので、その辺りはもう少しニーズに合わせていかないといけないなと感じています。そんなこともあり、診療時間を少し長くし、土曜の午前中も診療するなどして対応しています。

導入されている設備について教えてください。

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック4

まずエックス線撮影装置にはこだわって、病院レベルのものを導入しました。立位や座位など撮影時の姿勢の自由度が高いのが特徴です。実際に痛みが出る時の姿勢で撮影することができるので、見立てにも役立ちますし、被ばく量が少ない点もメリットです。リハビリの器具もいろいろこだわって選びました。例えば、天井から吊り下げたロープを使って重力の影響を排除したエクササイズを行うマシンは、ロープに体を預けて力を抜くことで、本来の自分の筋肉や関節の硬さに気づくことができるので、問題点を抽出することが可能です。自身でも問題点を発見できると、改善を図ることができるので、より深い治癒につながると思います。その他、下肢の筋力強化につながる自力運動訓練装置など、楽しみながらゲーム感覚で膝の筋力を鍛えられる機器も導入しています。

患者の希望に寄り添いながら悩みの解決に全力を尽くす

診療にあたり、大切にしていることは何でしょう。

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック5

一番はやはり患者さんの希望に寄り添っていくということです。慢性疾患というのは、加齢を理由に片づけられがちです。でも、年齢のせいと決めつけてしまったら根本的なところは解決しないままだと思うんですよね。私が診療で重視しているのは、どうして受診したのか、患者さんが本当にできるようになりたいことは何だろうか、といった患者さん本人の悩みや要望をしっかり把握することです。例えば、この患者さんが痛みが取れたらやりたいことは、散歩なのか登山なのか。めざす活動量や目的が違えば、当然必要なトレーニングの内容も変わるので、一人ひとりのゴールを明確にするということはいつも大切にしているところですね。慢性疾患は特に、ゴールが漫然となりがちです。だからこそ、まずは当面の目標を決めて、その目標を達成するための期間とゴールを決めて、リハビリを続けていくことができるように伴走しています。

今後の展望について教えてください。

自分一人でできることには限界があるので、理学療法士とタッグを組んでもっと体の機能評価や運動器リハビリをもっともっと拡充していきたいですね。今はまだ十分な人員体制を組めていないので、一人ひとりのスタッフに負荷がかかっている部分があるのですが、今いるスタッフは皆すごく頑張ってくれていて、患者さんのためにできることは、お互い助け合ったり補い合ったりしながら、どんどんやっていこうという意識がしっかり共有できていると思います。患者さんにとっては、安心で気軽にしかも長く通い続けられる場でありたいですし、そういう場をつくり守ってくれているスタッフのためにも、働きやすい環境を整えていきたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

高橋祐成院長 中野タカハシ整形外科クリニック6

ふと気になることがあった時に、気軽に来ていただける場所でありたいなと思っています。何げない日常のお話の中に、診察やリハビリのヒントになるようなことがあったりするので、診察の際にも「こんなこと話していいのかな」なんて思わずに、気楽にいろいろなことをお話しください。どんなことでも構いません。少しでも気になることやお悩みの症状がある時には、お気軽にご来院の上、ご相談ください。スタッフ一丸となってお悩みの症状を解決し、痛みのない日常生活をサポートしていきたいと思っています。

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