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入江 員行 院長の独自取材記事

相模大野内視鏡・内科クリニック

(相模原市南区/相模大野駅)

最終更新日:2024/03/08

入江員行院長 相模大野内視鏡・内科クリニック main

「相模大野内視鏡・内科クリニック」は、小田急線相模大野駅南口から徒歩3分の場所にある。院長の入江員行(いりえ・かずゆき)先生は、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医として、数多くの検査を行ってきた。自身では「口下手」だというシャイな入江先生だが、知れば知るほど癖になるユーモアの持ち主だ。クリニック内には入江先生のユーモアセンスが光る置物が随所に配置されている。それらを見ているだけでも気持ちが和むが、そこには、「怖がって検査を受けずに病気の発見が遅れる患者さんを減らしたい」という、入江先生の想いが込められている。そんな入江先生に、内視鏡検査の痛みや恐怖心を和らげる工夫や内視鏡検査の必要性などを聞いた。

(取材日2024年02月20日)

苦痛の緩和を図り、検査を受けやすい環境につなげる

診療内容や診療体制について教えてください。

入江員行院長 相模大野内視鏡・内科クリニック1

当クリニックでは、胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査に対応した内科診療を行っています。現在の診療体制は、院長の私を含め消化器内視鏡専門医が3人、日本アレルギー学会アレルギー専門医が1人います。胃内視鏡検査では、鼻からと口からの両方のカメラを備えていますので、患者さんの状況に合わせて選択できます。胃と大腸の内視鏡検査を同日に行うことも可能です。患者さんには、検査に伴って食事制限などを行っていただくため、同日に胃と大腸両方の検査を行うと負担が少ないと思います。お仕事などで平日に都合がつかない方は、土曜日に検査を受けていただくことも可能です。

先生はご自身の経験もあって、内視鏡検査の苦痛を和らげる工夫に取り組んでいらっしゃるそうですね。

はい。私も内視鏡検査を受けたことがありますが、とても怖かった記憶があります。医師として何千という検査を行ってきて、どのように検査が進むのかもよくわかっているのに、ベッドに上がった途端に怖くなったんです。医師の私が怖いのだから、患者さんはなおさらですよね。そうした自分の経験もあり、できる限り患者さんの不安や苦痛を和らげようと決めています。例えば、さまざまな状況に対応できるように麻酔薬を数種類そろえたり、大腸の検査時に飲む下剤の種類を増やしたりするなどです。大腸検査で使用する下剤にはさまざまな種類があり、味や飲む量などそれぞれ異なります。私も実際にいくつか飲みましたが、味はかなり違う印象です。前回の検査で下剤が合わなかったという方は、ご相談いただければと思います。

クリニックを医療機関らしくない場所にしたいということですが、詳しく教えてください。

入江員行院長 相模大野内視鏡・内科クリニック2

私は医師ですが、個人的には医療機関という場所が怖くて苦手でした。ですので、当クリニックは医療機関らしさを出さないようにしたかったんです。クリニックは病院に行く前の「入り口」のようなところだと思っていて、「入り口」からわざわざ医療機関らしさを出さなくてもいいじゃないかと。患者さんが「入り口」で怖がって入らないよりは、間口を広くして悪いところを早く見つけられるほうがよっぽどいいと思うんです。「通院嫌だな」「検査怖いな」と足踏みしないように、入りやすいクリニックづくりにこだわりました。また、バックヤードをできるだけ広くとり、スタッフの働きやすさにもこだわっています。スタッフの居心地の良さは患者さんにも伝わるものだと思いますし、スタッフにはいい環境で仕事に専念してもらいたいのでこのようにしました。検査後にお休みいただく場所や待合室もスペースに余裕を持たせているので、くつろいでいただけると思います。

内視鏡検査は小さな異変も発見しやすい

どのような人が内視鏡検査を受けるべきですか?

入江員行院長 相模大野内視鏡・内科クリニック3

症状がなくても検査で異常が見つかる方は少なくないので、1年に1回は内視鏡検査を受けることをお勧めします。特に、近い親類にがん経験者がいらっしゃる場合は、定期的に検査するといいでしょう。検査で病変が見つかった際は、診断と治療を兼ねて病変ごと切除する場合もあります。ここで治療が難しいと判断した場合は、一部を採取して検査を行うことも可能ですが、一部を採取したことで治療が難しくなる病気もあるので、その場合は観察のみを行い治療可能な病院をご紹介します。当クリニックはいわゆる働き盛りの世代、65歳以下の患者さんが多いですが、10代の患者さんもいらっしゃいます。若くても胃の不快感や不調を感じたら、まずは受診してもらいたいですね。

バリウム検査を受ける方は多いと思いますが、胃内視鏡検査との違いについて教えてください。

バリウム検査と胃内視鏡検査の違いは、検査の詳細さです。検査できる範囲は基本的に同じですが、バリウム検査は粘膜の表面の細かいところまではカバーできません。内視鏡であれば、直接目で見て確認できます。また、バリウム検査では、発泡剤で胃を膨らませて検査を行うのですが、発泡剤の量が十分でなかったり、患者さんがげっぷをしてしまったりして、検査条件が整わない中で行われることもあるでしょう。内視鏡検査であれば、カメラの先端からガスを注入して膨らませるので、細かい部分までしっかりと見ることができます。当クリニックで使用しているガスは消化管内での吸収が早い炭酸ガスですので、検査後のおなかの張りも軽減できます。その他、内視鏡検査では被ばくのリスクも抑えられるというメリットもありますね。

こちらでは鼻からと口からの内視鏡検査が可能ということですが、どのような違いがありますか?

入江員行院長 相模大野内視鏡・内科クリニック4

口から内視鏡を挿入する検査では、舌の根元に内視鏡が触れ、嘔吐反射が起きやすくなります。これに対し、鼻からの内視鏡検査は、内視鏡が舌の根元に触れにくいため嘔吐反射が起きにくいというのが違いの一つです。画像の見え方にも多少の違いがあり、鼻からの内視鏡に比べて口からの内視鏡のほうがカメラの解像度が高く、より詳しく診られます。どちらの検査方法をとるかは、患者さんと相談しながら状況に合わせて対応しますのでご安心ください。ただし、鼻からの内視鏡検査は、鼻炎の症状があったり鼻腔が狭かったりすると内視鏡を挿入できない可能性があります。その場合でも口からの検査で対応可能です。口から挿入する内視鏡も、当クリニックでは外径5~6ミリ程度の細いものを採用しており、嘔吐反射を軽減できるようにしています。

医師だけでなく、クリニック全体で患者をサポートする

クリニック内にはユーモアあふれるグッズがいろいろと置いてありますが、これは先生の趣味でしょうか?

入江員行院長 相模大野内視鏡・内科クリニック5

実は、クスっと笑ってもらえるような面白いことをするのが好きで、クリニック内にもフィギュアやカプセルトイでとったグッズを飾っているんです。ここはクリニックなので、楽しい場所ではないのですが、少しでも患者さんの気持ちが軽くなればいいなという思いでいます。密かに診察中もウケを狙っているのですが、見事にすべっているというか、気づいてもらえていないというか……間違いなく言えることは、スタッフには完全にあしらわれているということですね。見た目は堅く見えますが、面白いことが好きなので、ぜひ勇気をもってツッコんでください(笑)。

お話から先生のスタッフの皆さんへの信頼感が伝わってきます。

はい、スタッフの働きにはとても感謝しています。患者さんとは、私や他の医師よりもスタッフが接する時間が多いですが、スタッフそれぞれが自分で考えて患者さんのためになることを実践してくれているからです。例えば、検査前の患者さんへは頻繁に声をかけて緊張をほぐしてあげたり、雨の日に来院した患者さんへは「雨ですけど、足元大丈夫でしたか?」と声をかけたり、当クリニックのスタッフながら感心しています。私は口下手なので、思っていることをあまりうまく表現できないのですが、私のボケに呆れながらもしっかりと仕事をしてくれるスタッフには感謝しかありません。

クリニックの今後の展望をお聞かせください。

入江員行院長 相模大野内視鏡・内科クリニック6

当クリニックを、「安心して医療を受けられる場所」と感じてもらえる場所にしたいですね。特定の医師を信頼して受診してくださるというのも大切なことですが、いつ来ても誰に対応してもらっても信頼できるというクリニックも必要だと思うんです。どんなにすごい医師でも24時間365日診療できるわけではないですから。そのために、今も私以外の医師も診療を行っていますし、来てくれている医師は私が信頼している医師ばかりです。10年以上勤めた前職では、内視鏡検査の指導も行っていましたので、検査技術も互いに高め合いながら、より高いレベルの医療を提供できるクリニックをめざしていきたいです。

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