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石村 武志 院長の独自取材記事

【2022年10月開院予定】いしむら腎泌尿器科クリニック

(神戸市東灘区/摂津本山駅)

最終更新日:2022/06/28

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【2022年10月開院予定】※開院前の情報につき、掲載情報が変更になる場合があります。
JR神戸線摂津本山駅と甲南山手駅、阪神本線青木駅、深江駅、魚崎駅、阪急神戸本線岡本駅、6駅のほぼ中心にあたる、神戸市東灘区本山南町に新設されるバリアフリーの医療モール2階。2022年10月開院予定の「いしむら腎泌尿器科クリニック」は、泌尿器科・腎臓内科の外来診療や腎移植患者のケアなど、幅広い専門性を生かした地域のかかりつけをめざす。院長の石村武志先生は、神戸大学泌尿器科を中心に25年の経歴を持つ医学博士。排尿障害から腎移植手術、がん診療まで、多くの患者に寄り添い続けてきた。新たなステージを迎えるにあたり、クリニックでの診療や医療の特徴、抱負や意気込みなど、石村院長の現在の胸中にじっくりと迫ってみた。

(取材日2022年6月10日)

一般泌尿器科から腎移植、生活習慣病まで幅広く

まずは、ご自身のクリニックを開業しようとした経緯を教えてください。

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私は医師となって25年間、ほとんどを神戸大学泌尿器科で診療を行ってきました。近年話題のロボット手術や泌尿器科がん手術およびケア、排尿障害、尿路結石などの治療も行ってきました。中でも私の一番の専門は、腎不全を患った患者さんを、外科手術と内科治療を組み合わせて治療する「腎移植」です。腎移植は非常に優れた医療です。ただし、手術後は定期的に専門の外来を受診して、定期検診と全身管理を行っていくことが重要です。この数年で腎移植を受ける方がとても増えたせいか、大学病院の腎移植患者さん専門の外来の診察予約枠は常にあふれています。朝一で来た患者さんの診察が午後まで食い込むこともよくあります。専門知識を備えた、腎移植患者さんの診察を担当する専門クリニックが必要だと痛切に感じました。

腎移植患者さんの術後ケアでは、何を行うのですか?

腎移植患者さんは、拒絶反応を抑えるために免疫抑制剤を終生服用します。また、生活習慣病や感染症、がんなどに注意する必要があり、多くの方が高血圧や脂質異常症、糖尿病などの治療を同時に受けています。われわれは腎臓を中心とし、これらの疾患の包括的管理を行うのです。現在、神戸大学に通院している腎移植患者さんのうち、多くの患者さんが当クリニックへの転院を予定していただいています。同じく腎移植を行っている兵庫県立西宮病院や兵庫医科大学とも連携できれば理想的です。

開院までの間、大学でも診療されているとお聞きしましたが。

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実は、2022年3月をもってすでに神戸大学を退職しています。しかし開院まで半年間、患者さんをお待たせするのは申し訳ないと思い、非常勤講師として火・水の週2回、大学病院の外来診療を継続させてもらっています。また神戸大学を退職する際に、主任教授から、「毎週木曜日は、腎移植手術を手伝いに来なさい」と、ありがたい励ましのお言葉をいただきました。クリニックを開院するにあたり、「あれほど夢中で習得した手術をすることはもうなくなるのか」というさみしさも当然感じていましたので、そんな私を気遣ってくださったのかもしれません。火・水の大学病院での外来診療はクリニックが開院するまでの期間限定ですが、手術は今後当面はお手伝いさせていただく予定ですので、クリニックは木曜日を休診日にしました。しばらくは休みなく働かないといけないので、まあまあ忙しいことになりそうですね。

クリニックは泌尿器科、腎臓内科、腎臓移植外科となっています。

クリニックを志したきっかけは確かに腎移植患者さんのケアです。もちろん、そのために今まで周到に準備をしてきて、いかに腎移植患者さんの通院治療が、水準を保ちながら利便性が上がるのかを考えてきました。またそれと同時、あるいはそれ以上に、これまでの泌尿器科での知識や経験を生かして、周辺地域にお住まいの方たちに自分にしかできない医療を展開していきたい、と考えたのが開業を決断したもう一つの大きな理由です。「尿が漏れる」といった排尿症状は、日常生活を大きく妨げます。実際に医療機関を受診されていなくても困っている方はたくさんいらっしゃいます。そのような方がもし当クリニックを受診されれば、悩みをとことん解決した上で、長生きしてもらうため腎臓や血圧の管理も担当する、というのが私の理想です。

老若男女、あらゆる尿の悩みを引き受ける

一般泌尿器科では、どのような診療が中心ですか?

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泌尿器科の診療で一番多いのは、「尿が漏れる」、「尿が出にくい」、「尿回数が多い」といった排尿トラブルです。泌尿器科の患者さんといえば、高齢者のイメージがあると思います。確かに実際受診されるのはご高齢の方が大半です。しかし実際は、老若男女誰もが排尿トラブルを持っているものです。特に着目すべきは女性の尿もれや頻尿です。泌尿器科を受診される女性は氷山の一角で、恥ずかしいと病院を受診せず我慢しているのです。また最近クリニックを開院した知り合いの先生には、性感染症の相談に来る若い男性が非常に多いと聞きました。性感染症は、人が社会生活を行っていれば誰でもかかる可能性がある病気です。恥ずかしがる必要はまったくありません。できるだけ若い方や女性でも受診しやすいように、あまり泌尿器科っぽくない、安心してくつろげるスペースをめざしています。ぜひ期待してください。

こちらは腎臓内科、生活習慣病にも対応するそうですね。

例えば血尿が出た場合、「膀胱がん」など泌尿器科の病気、「腎炎」など腎臓内科の病気、両方の可能性があります。本来両方の診療科を受診するべきです。当院ではどちらも扱いますので、「尿に関することなら全部お任せ」というのが、強みではないかと考えています。また、腎移植に関わってきた経験を生かし、慢性腎臓病、高血圧、脂質異常症や糖尿病といった生活習慣病に対する治療も可能です。「泌尿器科で高血圧?」と思われるかもしれません。どこで治療を受けるにしても、治療を受けるか受けないかで健康に大きな差が出ます。ぜひこうした領域でも地域の皆さんのお役に立ちたいと考えています。

検査や治療に用いる医療機器について教えてください。

レントゲンや超音波(エコー)などはもちろん、院内で1時間以内に結果が出る採血検査機械や、全自動の尿検査機械を導入予定です。これらは時間短縮につながり、待ち時間を減らせます。その上、検査結果を踏まえて迅速に適切な治療を行うことにつながるわけですね。あと女性の尿失禁には、薬物治療のほか、椅子に座って施術できる干渉低周波を使った治療器を導入予定で、そのための専用の部屋も用意します。尿漏れがごくポピュラーな病気で、今後治療の重要性が必ず高くなると思っているからこそ、専用の治療室は不可欠と考えました。

患者の一言を真摯に受け止めるかかりつけでありたい

診療で大切にしている心がけを教えてください。

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例えば尿が泡立つという症状。実は異常でない場合も多いのですが、心配で受診される方も結構多いんです。「その程度なら心配ありません」と一言で終えることも可能ではあります。しかし、私は腎臓内科も担当していますから、「こういう理由で、病気が原因の場合とそうでない場合があります。心配なら検査をしてみましょう」など提案ができます。可能な限り解決の手立てを考えるのは当然ですが、特に心配がなくても、簡単に受け流したりしたくありません。患者さんが思い切って泌尿器科を受診をして、勇気を振り絞って伝えてくれた一言を、私は逃さずしっかりと受け止め、わかりやすく説明し安心させてあげたいですね。

最後に、開業への意気込みをあらためてお聞かせください。

やるからには、地域の皆さんに「あそこは、本当にいいクリニックだ」と言われたいですね。もちろん治療の内容から会話、雰囲気、利便性、すべてを含めてです。なんでも話せるかかりつけとして、地域の皆さんの健康に貢献することを一番に考えたいです。それと同時に、近隣他科のクリニックからも頼りにされる存在が理想です。医療モールには整形外科と消化器内科、調剤薬局も入るので、協力できれば医療サービスも向上するでしょう。また、例えば男性のEDやAGA、男性更年期障害、女性のための美容に関する診療など、生活の質を上げるような自由診療も含めて、医療の幅も広げていきたいと考えています。初めての経験で不安も少しはありますが、今はわくわくする気持ちでいっぱいです。皆さんとお会いできることを楽しみにしていますので、その際はどうぞよろしくお願いいたします。

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