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重盛 朋子 院長の独自取材記事

mocoこどもクリニック

(杉並区/久我山駅)

最終更新日:2023/04/27

重盛朋子院長 mocoこどもクリニック main

2022年に重盛朋子院長が開業した「mocoこどもクリニック」。同院は、京王井の頭線・久我山駅から徒歩5分のところにあり、かわいらしい母親と子どもたちの顔がトレードマークのクリニックだ。重盛院長がめざすのは、患者も家族も「ほっとできる」クリニック。開業の際は設計士の弟と一緒に院内づくりを考え、患者がゆったりとくつろげる広さや、感染症対策に配慮した間取りなど、さまざまな点にこだわった。愛称である「もこ先生」と呼びかけられることがとてもうれしいと笑顔で話す重盛院長に、治療で心がけていること、開業医としてのやりがいなどについて、話を聞いた。

(取材日2023年3月27日)

患者が安心してゆったりと過ごせるクリニックに

医師を志したきっかけ、小児科を選んだ理由について教えてください。

重盛朋子院長 mocoこどもクリニック1

祖父と父が内科の医師で、長野の実家の隣で開業していたんです。小さな頃から医師として働く姿をずっと見ていて、子ども心に「私もあんなふうに仕事をしてみたい」と感じていました。何か大きなきっかけがあったというよりは、選択肢として医師の道が一番に浮かび、迷うことなく自然と選んでいました。現在、父のクリニックをお手伝いすることもあるのですが、一緒に働けるのはとてもうれしいですね。診療科については、最初から小児科と決めていたわけではないんです。いろいろな科を回って考えようと思っていたのですが、小児科は、研修の最後のほうに回った科でした。いざ小児科に行ってみると、それまで研修で見てきた他の科と病棟の雰囲気が違って感じられたんです。小さな子どもがたくさんいることで空気が和らぎ明るく感じたのかもしれません。自分にはこの雰囲気が合っていると感じ、小児科に進むことに決めました。

新しくクリニックを開業するにあたって、こだわった点は何かありますか?

まずは、お子さんが伸び伸びと過ごせるように、全体的にゆったりとした広い造りにしました。それから、クリニックの設計を考えている時期が、ちょうど新型コロナウイルス感染症が流行し始めた頃だったこともあり、感染症対策としてもいろいろと工夫をしています。例えば入り口や待合室を分けて、予防接種や健診で来院する患者さんと、熱などの症状がある患者さんが同じ空間にいる時間をできる限り減らすようにしています。医療機関での感染を懸念して、受診控えなども起きていたため、安心して来院できるよう、クリニックに来てから帰るまでの人の流れ・動線についても細かく配慮しました。弟に設計をお願いし、両親からもアドバイスをもらいました。家族みんなで考えてつくったクリニックです。

久我山に来て感じた街の印象や、診療していて感じることがありましたら教えてください。

重盛朋子院長 mocoこどもクリニック2

久我山の患者さんは皆さん穏やかで優しい方ばかりなので、開業して間もないですが、私も緊張せずに楽しく診療させていただいています。1年ぐらいたって、少しずつですが顔なじみのお母さんやお子さんも増えてきました。クリニック名の「moco」は、私の名前の「ともこ」からとっているんですが、皆さんに「もこ先生」と呼んでもらえるのが、すごくうれしいですね。周辺は住宅街で、近くに幼稚園や保育園、小学校もあるので、来院しているお親御さんやお子さんがクリニックの前を通るときもあるんです。ちょうど見かけると、院内から手を振ってあいさつするんですが、そんなちょっとしたコミュニケーションも毎日楽しいですね。

子どもが泣くのは当然。頑張ったことを褒めてあげたい

症状としては、どのような理由でいらっしゃる患者さんが多いでしょうか。

重盛朋子院長 mocoこどもクリニック3

一番多いのは、やはり風邪の症状でいらっしゃる患者さんですね。他には、最近はアレルギーや皮膚のご相談もたくさんあります。アレルギー症状に苦しんでいるお子さんがとても多く、当院では、アレルギーに対する「舌下免疫療法」という治療も行っています。アレルギーの原因となっているスギやダニのアレルゲンをちょっとずつ繰り返し投与して体をアレルゲンに慣らし、症状を和らげることをめざす治療法です。ラムネのような錠剤を舌の下になめる感じで入れる方法で、5歳ぐらいから治療が可能です。最近は、すごく小さなお子さんでもアレルギーの症状が出ていることが多いので、先のことを考えると早めにそういった治療をするのも一つの選択肢かなと思っています。

小児科だと、予防接種の相談も多いと思います。対応などで意識している点はありますか?

そうですね。予防接種はだいたい生後2ヵ月から始まるのですが、今は種類が本当にたくさんあるので、親御さんは大変だと思います。予防接種でいらした患者さんに対しては、次は何月何日くらいに、これを打つといいですよ、という形で必ず次の案内をするようにしています。また、予防接種以外の診察で来た方にも、予防接種について困っていないかお伺いし、ご案内をするようにしています。それから、海外から戻ってきた患者さんも多いのですが、国によって予防接種の打ち方が違うこともあるんです。そうした方にはお話を聞いて確認し、漏れがないようにご相談に乗ります。予防接種は流れに乗るのが大事なので、スケジュールを組んで流れに乗って行けるよう、サポートできればと思っています。

お子さんが注射を怖がって泣いてしまう場合は、どう接しているのでしょうか。

重盛朋子院長 mocoこどもクリニック4

私個人の考えとしては、小さなお子さんが注射を怖がる、泣いてしまう、というのは当たり前のことです。大人だって時には痛いし、人によって怖い方もいらっしゃいます。そのため、怖くないよ、痛くないよとその場でなだめるような方法はとらないようにしています。そうではなく、できるだけ明るい雰囲気で必要なことなんだということをお話しして、「頑張ろうね!」と励ますようにしています。大切なのは、打った後に、たとえ泣いてしまったとしても、偉かったねとしっかりと褒めること。そうすることで、注射ができた、頑張れたということに対してお子さんが満足感を得て、自信をつけてくれるといいなと思っています。

改めて感じた、地域に根差した開業医としての喜び

開業しておよそ1年、お仕事の楽しさ・やりがいを感じるのは、どのような時ですか?

重盛朋子院長 mocoこどもクリニック5

勤務医として大学病院で働いていたときは、2、3年で異動があったため、担当していた患者さんとも途中でお別れになってしまうことが多くありました。いつも、もう少し長く診ていたかったと思いながら、こちらから患者さんに異動になったことをお伝えしてお別れしていたんです。それが開業してからは、まだ1年弱ではありますが、引っ越しすることになった方から、離れることを寂しいと言っていただけたんです。もちろんお別れはこちらとしてもとても寂しいのですが、これからは自分がいなくなるのではなく、この場所でずっと患者さんに関わっていける立場になったんだと改めて感じました。今後、5年10年とたっていき、小さなお子さんの成長を見守っていけるんだなと思うと、地域の開業医ならではのやりがいを感じますね。

今後の展望として、どのようなクリニックを運営していきたいか、目標などはありますか?

まだ開業して1年弱なので、まずは地域の皆さんにクリニックの存在を知っていただいて、患者さんから「もこ先生」と呼んでいただける関係をたくさん築いていきたいですね。私は、親御さんだけではなくお子さんのお話もじっくり聞くように心がけています。質問すると、小さなお子さんなりに、自分の体のことやその日あった出来事などを一生懸命に説明しようと頑張ってくれるんです。お子さんの声にも耳を傾けて、親御さん、お子さん両方に安心して来ていただけるクリニックにしていければと思っています。

最後に、地元の方々、患者さんに向けたメッセージをお願いいたします。

重盛朋子院長 mocoこどもクリニック6

患者さんやご家族の皆さんがほっとできる、そんな場所を作りたいなと思って、この場所にクリニックを開院しました。何か症状がある場合はもちろん、病気に限らず、子育ての悩みやちょっと心配だなと思うことを聞いてほしい、そんなご相談も歓迎しています。ここに来て話をすることで、気持ちがちょっと楽になった……そんなふうに思ってもらえるクリニックにしていきたいと思っていますので、ぜひ、気軽に立ち寄っていただけるとうれしいですね。

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