学生でも始められる
マウスピース型装置を用いた矯正
てらす歯科 京成稲毛駅前
(千葉市稲毛区/京成稲毛駅)
最終更新日:2023/02/20


- 自由診療
歯並びが気になって思い切り笑えない、もう少し歯列を整えたい、そんな悩みに応えてくれるのが歯列矯正だ。ただ矯正を受けようと思っても、装置の見た目や期間の長さなど、不安や疑問があってなかなか一歩踏み出せない人も多いのではないだろうか。しかし、「最近では透明で目立ちにくく取り外しのできるマウスピース型装置を用いた矯正を希望する人が増えています。矯正によって歯列が整えば見た目の改善が期待できるだけでなく虫歯や歯周病の予防にもつながります」と「てらす歯科 京成稲毛駅前」の今井康之院長は言う。以前と比べるとマウスピース型装置によって矯正に対するハードルもかなり低くなっているそうだ。マウスピース型装置を用いた矯正の方法やそのメリットについて詳しく聞いた。
(取材日2022年9月1日)
目次
健康な歯、整った歯列で過ごす時間をより長く。できるだけ早い時期に受けたい歯列矯正
- Q矯正の種類や特徴について教えてください。
-
A
▲一人ひとりの口腔内に合わせて治療計画を立てる
矯正の方法には、ブラケットとワイヤーを装着して歯を移動させるワイヤー矯正と、マウスピース型装置を用いた矯正があります。当院ではマウスピース型装置を用いた矯正を主に行っています。ワイヤー矯正は固定型で取り外しができず、またその見た目から少し敷居が高いと感じている方が多いですね。それと比べるとマウスピース型装置を用いた矯正では、装置が透明なので見た目があまり気にならず、ご自身で取り外すこともできます。何か特別なイベントがある時なども一時的に外せますから、日常生活にさほど支障が出ることなく矯正を続けられます。
- Q矯正は何歳から始めるべきなのでしょうか。
-
A
▲目立ちにくい透明なマウスピース型装置を用いた矯正
大人の歯の場合、基本的に年齢制限はなく、骨が健康な状態であれば何歳からでも始められます。健康的に、より長くご自身の歯を使いたいと考えている方は、できるだけ早い時期、口腔内がさほど悪くなっていない時期に始めたほうが良いでしょう。例えばご高齢になって歯周病が進行して口腔内が崩壊してしまった段階では矯正は難しいかもしれません。今は寿命も長いですから将来的に健康な歯で過ごせる期間をより長くするという観点からも若い頃に受けると良いですね。ただ、社会人になると仕事や付き合いなどで忙しくなり難しい側面も出てきますので、学生時代に受けておくことをお勧めしたいです。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正の流れを教えてください。
-
A
▲「健康な歯の期間を長くするためにも矯正を考えてほしい」
まず口腔内を詳細に診て、虫歯や歯周病などがないか確認し、矯正が可能であれば画像撮影や型採りをして精密なデータを取ります。その後、データをもとに矯正計画を立て、歯の動きのシミュレーションを患者さんにも確認してもらいます。問題がなければ、矯正計画に基づいて製作されたマウスピース型装置を1日20時間以上装着し、1週間~2週間ごとに新しい装置に交換しながら歯の移動を図ります。期間は症例によって個人差があり、半年から1年半程度、交換する装置の数も症例によって異なります。矯正中は1ヵ月に1回程度の割合で定期的に通院していただき経過観察を行い、矯正後は後戻りを防ぐためにマウスピース型装置を夜間に装着します。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正の利点は何でしょう。
-
A
▲半個室の院内で治療を進める
装置を外して歯磨きができますので口の中をきれいに保ちやすいです。また、弱い力で歯を少しずつ動かしていくため、ワイヤー矯正と比べると痛みが少ない点もメリットです。当院が導入しているマウスピース型装置を用いた矯正システムでは、世界各国で行われた膨大な数の臨床データが集積されていますので、以前と比べるとより幅広い症例に対応できるようになっています。ただ、骨の外科的処置が必要な症例など骨格的な問題のある場合などは対応できません。また、食事と歯磨き以外、1日20時間以上の装着が必要ですので、それをきちんと守らないと適切な効果が得られなかったり、矯正期間が延びたりすることも。自己管理が重要です。
- Q矯正は噛み合わせにも良い影響を与えるのですね。
-
A
▲患者一人ひとりと向き合って治療を進めていく
噛み合わせが悪いと特定の歯にだけ負担がかかり、いずれその歯が駄目になってしまうことも想定されます。これまでの診療経験の中で、早くに歯を失う方は、そもそも噛み合わせに問題がある場合が多いのです。歯列が悪く噛み合わせも悪いと虫歯や歯周病も進行しやすくなります。噛み合わせが整えばブラッシングが行き届いてプラークコントロールもしやすくなり、虫歯、歯周病の予防に役立ちます。それは別の視点で見ると、将来的に治療費の軽減につながるともいえるでしょう。若いうちに歯列矯正によって健康的な口腔環境に導き、その状態を維持していけば体の健康維持にもつながるのです。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/33万円~77万円(症例により異なります)
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。