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武内 在雄 院長の独自取材記事

糸島武内クリニック

(糸島市/筑前前原駅)

最終更新日:2023/07/07

武内在雄院長 糸島武内クリニック main

JR筑肥線・美咲が丘駅から徒歩14分。住宅やショッピングセンター・学校に囲まれた場所にある「糸島武内クリニック」は、2022年5月に開院したクリニックだ。院長の武内在雄先生は、九州大学病院を中心に多くの病院で研鑽を積んできた泌尿器科のスペシャリスト。カナダへの留学経験もあり、日本を外から客観的に見たことで価値観が変わったと言う。そんな経験も生かしながら、「生まれ育った糸島に医療で恩返ししたい」という武内院長。クリニックにはCT装置・超音波診断装置・軟性膀胱内視鏡・尿流量測定機器・レーザーなどの医療設備を導入しており、どの世代も受け入れ可能だ。「糸島のファミリークリニック」をめざしているという武内先生に、経歴やクリニックの強みなどを聞いた。

(取材日2023年1月19日)

地域住民に貢献したいという思いから開院を決意

まずは先生のご経歴からお聞かせください。

武内在雄院長 糸島武内クリニック1

私は生まれも育ちも糸島で、九州大学病院泌尿器科に入局後もずっと糸島から通っていました。九州大学を中心に、泌尿器科を専門として外来や手術などの臨床一本で多くの患者さんを診療してきましたね。北九州市にある済生会八幡総合病院やJCOH九州病院、大分県立病院でも勤務経験を積んできました。2011年からは2年間、カナダに留学しています。その当時は、誰にでもできる経験ではないと思ったので、思いきって留学しようと決めたんです。結果的に行って良かったですね。住む環境がまったく違い、言葉も通じない場所で結果を出すのは難しかったですが、周りに認めてもらえた時に自信へとつながりました。

医師を志したきっかけはあったのでしょうか?

私が幼い頃、家族が腎臓の病気で亡くなったことがきっかけです。家族は当時、いくつかの救急病院を回った結果助からなかったんですね。それから、私は幼いなりに「腎臓の病気で悩む人を助けたい」と思うようになっていました。しかも地元の糸島で自分のクリニックを開院するという願いがかなったので、今は地域の人がいつでも気軽に来てもらえるクリニックをめざしています。週末は一般的にどの病院も閉まっていますが、当院は土日も診療しています。土日にしか来られない人や、急に具合が悪くなった人に対応できる医療機関が必要だと思ったからです。

クリニックは住宅地の中にあってとても良い場所ですね。

武内在雄院長 糸島武内クリニック2

そうですね、ここは糸島半島の中心部です。当院がある通りにはスーパーマーケットがあったりカフェがあったりと、人通りも車通りも多いんです。昼間はわりとにぎわっていますね。場所がわかりやすいので糸島の方なら来院しやすいと思いますし、前原インターチェンジから約10分の位置にあるため、郊外の方でもアクセスに困らないのではないでしょうか。ちなみに隣にある美容室は私の両親が経営しています。当院では美容皮膚科も扱っており、美容室と連携しながら美のトータルケアにも力を入れていきたいと考えています。

患者を第一に考えた診療を続けていく

クリニックの強みを教えてください。

武内在雄院長 糸島武内クリニック3

まず設備が充実しているところです。泌尿器科に関しては先端の膀胱鏡がありますし、CT・エコーも備えています。CTがあるクリニックは糸島ではまだ少数だと思います。あと、前立腺がんの確定診断は針を刺す検査が必要で、それを当院では日帰りでできるよう整えました。またエコーは、がんかどうかの確認に役立てていますし、CTも患者さんの痛みなどの原因を追求するのに役立てています。例えば、腹痛や発熱の原因が不明な患者さんのCTを撮ると、ある程度原因をつかめることが多いんです。なので、患者さんには自分の身を守るために、ぜひそのような設備がある医療機関を選んでほしいと思います。微熱が続いて咳が止まらないという患者さんがCTを撮ったら、実は肺がんだったということも考えられますから、不安な方はぜひ検査していただきたいですね。

患者層と主訴について教えてください。

やはり60代以上の高齢の方が多いですね。ですが老若男女問わず来られますよ。9割が糸島の患者さんで1割が福岡市西区とそのほかの地区といった感じでしょうか。当院は日曜も開いていますから、日曜に関しては福岡市内から来られる方が多いですね。糸島市では日曜に診察を行っているクリニックは少ないんです。どうしても休みの日に具合が悪くなることもありますから、救急病院以外で診られるクリニックとして、患者さんに活用していただきたいですね。患者さんの主訴は、発熱を含めた内科疾患や泌尿器科、皮膚科と満遍なくいろいろな不調があります。前述しましたが、原因不明の体調不良の方も結構多いんですね。そういった方がいらっしゃったら、ほかでは見つからなかった病気の発見につながるかもしれないため、CTを撮影します。脳出血などもCTで発見することができるんですよ。

どんなことに気をつけながら患者さんと接していますか?

武内在雄院長 糸島武内クリニック4

患者さんの主訴、症状に応じて丁寧に対応するよう心がけていますね。特に泌尿器科の疾患は非常にデリケートな問題ですから、デリカシーに欠けた態度を取らないように配慮しながら慎重に診察します。ただ、医師が私1人ということもあり、患者さんの待ち時間が長くなりがちなので、スタッフが事前に患者さんから話を聞いて、私に引き継ぐことを徹底しています。そうすることで診察する時には患者さんの状況が把握でき、スムーズに進むんです。ですので、院内全員で連携を取りながら効率良く診察できるように工夫しています。患者さんの中には、ただ話を聞いてほしいという高齢の方などもいらっしゃいますから、そんな時はしっかり話を聞いて安心してもらえるよう配慮します。「早く診てほしい」という患者さん、「じっくり診察してほしい」という患者さん、それぞれのニーズをくんで適宜対応します。

地域への恩返しは、より良い医療を提供すること

今後の展望があればお聞かせください。

武内在雄院長 糸島武内クリニック5

訪問診療を行いたいと思っています。今の高齢の方たちは私が子どもの頃にお世話になっていて、その方々がいたからこそ今があります。なので、今度は私が高齢の方たちを支える番だと思っているんですね。なかなかクリニックに足を運ぶのが大変な人もいらっしゃるでしょうから、訪問診療で皆さんの手助けをしていきたいですね。実際、糸島で訪問診療をしているクリニックはごく少数ですから、できれば当院が本格的に参入したいと考えています。訪問診療ではお子さんから高齢の方まで、その家族全体を診られますから、地域のホームドクターとして動いていきたいですね。現時点では、木曜・土曜・日曜の午後に訪問診療ができるかなといったところです。開院してまだ年月が浅いため、行政とも連携を取りながらいろいろなことをやって患者さんのお役に立ちたいと思います。

クリニックのお休みが祝日しかない中、普段はどのようにリフレッシュされていますか?

休みの日は家族サービスをしてリフレッシュしていますね。4歳と1歳の子どもがいますから、必ず家族で出かけるようにしています。普段はほとんど休みがありませんが、私の両親も糸島にいますし妻の実家や私の妹家族も近隣に住んでいますから、よく子どもの面倒を見てくれるんです。家族がとても仲が良く関係が良好で、とても助けられています。私がこだわっている、「患者さんのためになる医療を提供すること」を実現できるのは家族のおかげです。休みの日に家族でどこかに遊びに行くことがリフレッシュになるので、また仕事を頑張ろうと思えます。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

武内在雄院長 糸島武内クリニック6

当院は、患者さんの身近にあってどんなことでも相談に乗る「プライマリケア」の提供に努めています。すべての患者さんの窓口となり、必要であれば近隣の病院に連携を取るなど迅速に対応します。体調に不安があれば、予約なしでも受けつけますので気軽に来院してください。また当院は院内処方もしています。体調が悪い時ほど、診察と薬の処方は同じ場所でなければつらいと思います。このように、患者さんに満足してもらえるようなシステムや設備、スタッフの教育にこだわっているほか、先進の機器をそろえています。内科・泌尿器科・皮膚科・美容皮膚科オールラウンドに診療しますので、いつでもご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/6000円~、しみのレーザー施術/5万円~

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