骨が少ない、痛みに弱いなど
多様な悩みに沿ったインプラント治療
きむ歯科口腔外科医院
(大阪市生野区/鶴橋駅)
最終更新日:2025/03/14


- 自由診療
虫歯(う蝕)や歯周病などで歯をなくした時の選択肢の一つであるインプラント治療。でも人によっては、骨量が足りなかったり、病気があったりして、治療できないケースもあるそうだ。そういったインプラント治療が難しい人にも対応しているのが、大阪市生野区にある「きむ歯科口腔外科医院」。院長の金龍門(きむ・よんむん)先生は、長く病院の口腔外科で勤務し、難症例の手術経験も豊富な歯科医師。その経験を生かし、骨を増やすための骨造成に対応したインプラント治療や、生体モニターを用いたインプラント手術にも対応。安心して治療を受けてほしいと、静脈内鎮静法を用いたインプラント手術も行っている。「多くの人に安全で良質な治療を届いたい」と話す金院長に、骨造成や静脈内鎮静法によるインプラント治療とその流れについて詳しく聞いた。
(取材日2025年3月5日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラント治療はできないと言われたのですが相談できますか?
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A
もちろんです。治療を断られた原因には、インプラントを埋入するための骨が足りていないことが考えられます。長く歯がない状態を放置していたり、加齢や歯周病で骨が失われていたりして、手術できないケースがあります。また上顎には空洞があり、そもそもインプラントが難しいとされています。そんな場合に対応する治療として骨造成という方法があります。ほかの原因としては、糖尿病や骨粗しょう症などの全身疾患が考えられます。その場合も、当院には脈拍や血圧をモニタリングできる機器や酸素吸入器など、病院と同レベルの設備が整っています。他院で断られた場合でも、当院では対応可能な場合がありますので、まずはご相談ください。
- Q骨造成とはどのような治療ですか?
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A
骨造成とは、骨の量を増やすための手術です。骨が足りない部分に無理にインプラントを埋入すると、歯茎から露出するといったトラブルが懸念されます。十分な骨量の確保を図り理想的な位置に埋入して安定を図ることで、抜け落ちるなどの心配が軽減され良好な予後が期待できます。歯茎のバランスも改善が望め、若々しい口元の印象も期待できるなど、さまざまな面で有用です。骨造成にはいくつか種類がありますが、当院では上顎洞にインプラントを埋入するために行うサイナスリフトやソケットリフトといった難しい手術も多数実績を重ねています。ただインプラント治療をするだけではなく、より長持ちする治療の提供を心がけています。
- Q手術が不安なのですが……。
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A
手術中の痛みや恐怖などに配慮し、当院では静脈内鎮静法を用いたインプラント手術に対応しています。麻酔下で手術を受けることができるので、リラックスした状態で治療に臨むことができます。私はこれまで大きな病院の歯科麻酔科で研鑽を積み、麻酔に関しての知識はもちろん、数多くの手術や臨床経験を重ねてきました。痛みや恐怖心に不安がある方も安心してほしいですね。また当院では、お一人お一人に応じた事前シミュレーションに力を入れています。血管や神経の場所を詳しく分析し、適切な位置や深度、角度を支援するためのサージカルガイドを作製して手術しますので、腫れや痛みを抑えた低侵襲な手術の実現が望めます。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1コンサルティング・診査診断
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インプラント治療についての説明を聞いた後、安心してインプラント手術を行うために必要な精密検査を行う。歯科用CT撮影、歯周検査、噛み合わせのチェックなどを行い、収集したデータからシミュレーションを画像が作成される。同院では安全な手術となるよう、このコンサルティング・診査診断に十分な時間をかけることを大切にしている。通常たっぷり1時間かけて1回行うが、より複雑な手術の場合には2回行う場合もあるそう。
- 2必要に応じて、骨造成などの治療を行う
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加齢や歯周病、長く歯がない状態が続いていた時には、顎の骨が減ってしまっていることも。インプラント手術に対して骨量が満たない場合は骨造成を実施する。同院では足りない骨を自分の骨で補う自家骨移植のほか、人工の骨を利用する他家骨移植にも対応。骨が造成されるまで数ヵ月ほど待つ必要があるが、土台が安定し、より丈夫で長持ちすることが期待できる。また虫歯や歯周病があった場合は、先に治療を行ってから手術となる。
- 3手術にてインプラント体を埋入
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手術時間は準備も含めて約1〜2時間。手術では事前のシミュレーションをもとに作製したサージガルガイドを使い、精密な手術をサポートする。局部麻酔を使うため痛みの心配はほとんどないが、同院では静脈鎮静法を実施。さまざまなインプラント手術方法に対応しているため、患者の状態により2回に分けて手術することや当日中に仮歯の装着が望めることも。一人ひとりに合わせた治療計画にのっとり手術が進められる。
- 4歯型を採り、人工の歯を作製・装着
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3~6ヵ月間インプラント体に力が加わらないようにし、骨と結合したら人工歯を装着。審美面も考慮した美しい人工歯を、歯科技工士との綿密なやりとりを重ねることで作り上げていく。また同院では噛み合わせを重要視しており、インプラントが入ったことで違和感がないか、残存歯に影響がないかなど、細かにチェックしているという。人工歯の装着をもってインプラント手術は完了となる。
- 5定期的なメンテナンスに通う
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インプラントであっても、自分の歯と同様に毎日のケアが大切。ケアを怠るとインプラント周囲炎という歯周病に似た病気になり、最終的に抜けてしまうことも。歯を長持ちさせるためにも、自宅での歯磨きやデンタルフロスといったセルフケアに加えて、治療後も定期的なメンテナンスに通い、通常の歯磨きでは取りきれない汚れをプロに除去してもらおう。通院の目安はおよそ3ヵ月に1回のペースがいいという。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/36万3000円~、骨造成/11万円~、静脈内鎮静法/6万6000円~