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IBDと内視鏡の専門家による
負担が少なく精密な大腸内視鏡検査

かごしまIBD消化器内科クリニック

(鹿児島市/天文館通駅)

最終更新日:2025/07/14

かごしまIBD消化器内科クリニック IBDと内視鏡の専門家による 負担が少なく精密な大腸内視鏡検査 かごしまIBD消化器内科クリニック IBDと内視鏡の専門家による 負担が少なく精密な大腸内視鏡検査
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男女ともに、日本人の死因の上位に挙げられる大腸がん。大腸がんは大腸内視鏡検査によって早期発見が見込める病気であり、検査の認知度も比較的高いといえる。それでも進行がんによって命を落とす人が後を絶たないのは、今もなお検査に対するハードルを感じる人が多いからだと「かごしまIBD消化器内科クリニック」の小野陽平理事長は話す。手遅れになる前に治療に介入できるよう、同院では患者が受診しやすい診療体制と負担の少ない検査環境づくりに注力。一人ひとりの要望に幅広く応えるために、検査方法も多数の選択肢を用意している。先進の機器と消化器内科・炎症性腸疾患(IBD)の専門家ならではの技術を生かし、痛みに配慮しながら行う大腸内視鏡検査について、その重要性や受診するタイミング、前日・当日の流れなどを小野理事長に聞いた。

(取材日2025年6月11日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q大腸内視鏡検査は、いつ受けたら良いのでしょうか?
A

35歳で1回、40歳を過ぎたら定期的な検査をお勧めします。毎年受ける必要はなく、40歳以上で異常がない方は2~3年ごとで十分でしょう。日本女性のがんの死亡者数で一番多いのが大腸がんで、男性の場合も大腸がんは上位。しかし、きちんと検査を受けていれば進行がんに発展するケースはほとんどないとされています。病変を直接確認でき、ポリープを小さい段階で切除すれば進行を食い止めることにもつながります。数あるがんの中でも指折りの見つけやすさなのですが、検査を受けなかったために多くの方が命を落としてしまっているのが現状です。検査の重要性の啓発と受診ハードルを下げる努力が不可欠だと考えています。

Q正直にいうと、内視鏡検査は怖いように感じます。
A

内視鏡検査は決して楽なものではありませんので、長年磨いてきた手技を生かし、優しく丁寧な検査に取り組んでいます。また受けても良いと思える苦痛の少ない検査をめざし、衛生環境の整備や、患者さんの不安を減らすための声かけも欠かしません。また、検査前は下剤の服用がつらいと感じる方も多くいらっしゃいます。当院では、形状や味、温度の異なる下剤を多数用意し、患者さんの好みや使用感に合わせてお選びいただいています。さらに検査時は、鎮静剤の使用も可能です。使った場合は検査後に休憩時間が必要なので、車を運転できないなどの制約がありますが、負担の大きな軽減が見込めます。ご希望の方はお申し出ください。

Qこちらで行っている大腸内視鏡検査の強みを教えてください。
A

私は内視鏡検査に約17年間従事し、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医資格も取得しました。その分野のプロとして長年研鑽してきた自負があり、さまざまなケースに柔軟に対応可能です。さらに潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患(IBD)の専門家でもあるため、IBDの患者さんの大腸内視鏡検査も得意としています。IBDを患う方は腸内に炎症があり、痛みへの配慮が一層必要です。またIBDを患っていない方よりも大腸がんのリスクが高い上に、炎症が起きている状態からがんを見つけることも非常に困難です。しかし、そうした症例に専門的に携わり、大腸がんを探す目を養ってきましたので、お任せいただければ幸いです。

検診・治療START!ステップで紹介します

1医師による事前の問診・検査説明
かごしまIBD消化器内科クリニック 医師による事前の問診・検査説明

大腸がんなど、疑わしい病気があるかを確認するために問診を実施する。既往歴やアレルギーなどの一般的な質問のほか、過去の検査歴や帝王切開を含むおなかの手術を受けたことがあるかも答える。これらの情報はより快適な検査をする上でとても有用なのだという。検査説明は初めに医師が行った後、看護師がより詳細な説明をマンツーマンで実施。渡された説明書を見ながら検査の流れや下剤の飲み方といった話を聞き、帰宅する。

2検査前日・当日の準備
かごしまIBD消化器内科クリニック 検査前日・当日の準備

前日の夜9時以降から検査までは絶食し、脱水症状にならないよう水または茶をしっかりと摂取する。当日も水分を飲まないといけない場面が多くあるため、水を持参しよう。下剤は院内の専用スペースか自宅で服用。リラックスできる場所でゆったり過ごしたい、下剤を飲みつつ家事も済ませたいといった要望に合わせて場所を選べる、フレキシブルな検査体制が整っている。

3大腸内視鏡検査
かごしまIBD消化器内科クリニック 大腸内視鏡検査

高性能の機器を使用し、内視鏡の専門家が繊細に操作しながらなるべく負担のかからないよう検査を行う。そこで見つかった大腸ポリープはその場で切除する。検査中は腸に空気を入れるが、普通の空気だと監査後におなかが張って苦しいため、同院では腸内に速やかに吸収される炭酸ガスを使用している。検査時間の目安は約10分、ポリープがあった場合は15分から20分程度。

4リカバリールームで休憩
かごしまIBD消化器内科クリニック リカバリールームで休憩

鎮静剤を使用した場合は、検査後にリカバリールームに移動する。リクライニングチェアに横になり、寝るなどして1時間ほど休憩してから帰宅する。またポリープ切除を行った場合、切除後5日ほどの間に出血する可能性があるため、排便のたびに出血の有無を確認する。出血していたら主治医に連絡し、必要に応じて再受診する。

5検査結果の報告
かごしまIBD消化器内科クリニック 検査結果の報告

ポリープがなければ当日中に検査結果がわかるため、その場で説明を受けてすべてが1日で終了する。切除した場合は病理検査を経て、約2週間後に説明を聞きに受診。結果と一緒に今後の生活における注意点なども教えてもらう。その後も定期的に大腸内視鏡検査を受け、進行がんを予防しよう。

ドクターからのメッセージ

小野 陽平理事長

大腸がんは、定期的な検査によって早期発見がしやすいがんです。警告症状としては血便、便が細くなった、急に便秘になったなどの変化が挙げられます。治療ができる段階にあるうちに見つけたいという気持ちが一番にありますので、どうか放置せず、手遅れになる前にお越しください。また、当院では開業時より、土曜日も平日と同じスケジュールで内視鏡検査を行っています。このような診療体制を取っている理由は、仕事などを休んで受診するのを手間に感じ、検査に後ろ向きになってしまう方が多いからです。皆さんが負担の少ない検査を受けられる環境を整えていますので、がんを進行させないためにぜひ一度内視鏡検査を受けましょう。

小野 陽平理事長 かごしまIBD消化器内科クリニック
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