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菅 隼歩 院長の独自取材記事

かんこども歯科

(岡崎市/美合駅)

最終更新日:2022/07/04

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名鉄美合駅から東へ徒歩4分ほどの広々とした敷地に立つ「かんこども歯科」。院内に入ってまず目に飛び込むのは壁いっぱいのクライミングウォールだ。来院した子どもたちが嬉々として登る様子を親がにこやかに見守っている。「歯科医院は嫌なことをするところではなく、楽しくてお口を気持ち良くするところと思ってほしい」と話すのは菅隼歩(かん・はやと)院長だ。一般歯科医院や大学病院で小児も成人も対象に幅広く治療の経験を積んだが、小児期の予防が何より大事との信念で開業した。小児歯科をメインとし、住宅地ゆえ近隣の住民も訪れている。一児の父でもあり、「スポーツも、漫画もゲームも好きだから、お子さんとは話が合いますよ」と笑う菅院長に、心がけや展望などさまざまな話を聞いた。

(取材日2022年6月7日)

未来ある子どもの歯と健康を守りたいと開業

この場所に、「こども歯科」を開業した経緯を教えてください。

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ここは私の実家があった場所です。子どもの頃はまだ建物が少なく原っぱが広がっていてよく駆け回って遊んだものです。野生のキジもいましたね。大学卒業後、一般歯科医院での勤務や大学病院の歯科口腔外科での経験を経て、子どもも大人も対象に、虫歯や歯周病の治療から入れ歯、抜歯、インプラント治療など、ワイヤー矯正以外のことはすべて経験してきました。大学病院では手術のアシストに入ることもあり学びが深まりましたね。そうした中で大人の患者さんを診ていると、神経がボロボロだったり抜歯せざるを得なかったりと口内環境が悪化している人がとても多かったんです。こんなに悪くなる前に何とかできなかったのだろうかと考えていくと、ずっと遡って子どもの頃の予防や早期治療が大事なのだと思い至りました。子どもは未来を背負う存在であり、その子どもに歯はもちろん体も健康でいてほしいという願いもあって「こども歯科」として開業しました。

院内は広々として気持ちがいいですね。

子どもが来て楽しいと思ってくれる場にしたかったので、待合室にクライミングウォールを設けました。喜んで登っている子どもたちを見ると、作ってよかったなあと思います。また、主にお母さんなのですが、大人にも居心地良く過ごしてほしいと思い、色合いは淡いパステルカラーを基調に落ち着いたやわらかい雰囲気となるようにしました。診療フロアの波とクジラがデザインされた水色の壁紙は、私が探しに探してドイツから取り寄せたものです。なかなか届かなくて開院ギリギリに間に合いました(笑)。フロア中央に歯磨き専用のスペースがあり、チェアに座れない3歳以下のお子さんの歯磨き指導を行っています。チェアはオープンなものが4つ、うち2つのチェアはファミリールームとして小さいお子さんが待てるスペースが設けられています。個室のチェアは大人の方やご家族一緒に、また笑気麻酔を使うときや、お子さんが泣いてしまうときに使っています。

開業して1ヵ月余り、患者はどのような方々が来られていますか?

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0歳から80代まで近隣の方がほとんどです。全体の8割は15歳以下のお子さんでしょうか。中でも6~9歳、つまり小学1~4年生ぐらいが多いです。乳歯と永久歯の混合歯列期で、歯並びを心配されて来院される方もありますね。また、開業前に勤務していた歯科医院の患者さんが来られることもあり、ありがたく思っています。

笑顔でまた来たいと思える歯科医院に

先生が考える小児歯科の大切さとは?

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成長期にある子どもの歯は、その後の人生に関わります。まず乳歯は虫歯になりやすいため虫歯にならないようにすることが肝心です。子どもがぐずったときなど、つい甘い物を与えることもあると思いますが、糖分は食事のときの食事中のおかずや果物で摂取する量で十分。おやつで採る必要はありません。味覚が発達途中の幼少期に強烈な甘さを覚えさせないほうがいいと考えています。また、歯は体と結びついているため、食生活や姿勢、癖などにも注意することが大事になります。猫背や頬づえといった癖は噛み合わせに影響しますし、逆に噛み合わせの悪さが全身に関係することもあります。特に口呼吸になって口が常に開いていると、ウイルスなどが直接口から入るリスクがあるほか、歯全体が外へ広がりやすく、幼少期のうちに鼻呼吸に直すことが望ましいです。小児歯科は歯だけでなくお口周りや体、習慣など発育に関わるところを見ますので大切といえますね。

こちらではどのような対応をされているのですか?

歯並びは頬と唇、舌の筋肉のバランスが均等な状態にあることできれいなアーチが作られます。筋肉を鍛えることでバランスも整っていきますので、当院では必要に応じてお口の体操を指導しています。また、子どもが生まれる前、妊婦さんが検診に来られたときは、お母さん自身の歯の健康についてお話しするとともに赤ちゃんの歯の大事さについてもお伝えしています。歯が生える前にも意識することはたくさんあって、授乳のしかたでお口の形や顔の形が変わってくることもあり、抱っこのしかたや寝かせ方などもアドバイスします。できる限り、お母さんに正しい歯科の知識を持っていただいて、その知識がママ友や地域に広がっていけばいいなあと思います。

子どもに対し、心がけていることを教えてください。

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一つは、無理強いしないことです。痛みがあって急を要するときは親御さんの了解を得て抑制具を使用して治療をすることもありますが、その場合できるだけ早く5分程度で終わらせるようにしています。基本は、お子さん本人が一つ一つトライして壁を乗り越え自主的にチェアに座って口を開けるようになるまで待つという姿勢です。もう一つは、優しく声がけをして楽しく話をすることを心がけています。私は今までいろいろなスポーツをしてきたので大抵のスポーツの話はできますし、漫画もゲームも好きなので、お子さんとは結構話が合います(笑)。どうしても治療が怖いというお子さんと30分枠のうち25分おしゃべりしていたこともありますね。お子さんに笑顔になって帰ってほしい、また来たいと思ってほしいというのが、私やスタッフの願いです。

元気な子どもが育つことを願い、歯科で貢献

治療の際、気をつけていることはありますか?

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大人の方にもですが、できるだけ痛みの少ない治療をするように気をつけています。麻酔は電動の注射器で、一定のスピードを保ちムラのない圧力で注入して痛みを極力軽減させます。お子さんには笑気ガス麻酔装置を活用し、リラックスした状態で治療を受けていただくこともできますよ。治療自体は特に子どもには素早く正確に、が重要ですね。また、かぶせ物でも削り口をガタガタではなくきれいに整えるようにしています。上からかぶせると隠れてしまうのですが、中がきれいだと治療後の持ちも良いので、よく後輩たちにもそのように指導していました。当院には大人の方も来られていますが、ニーズにお応えし、丁寧に説明することに重きを置いています。

スタッフさんについても教えてください。

現在、歯科衛生士が4人、歯科助手が4人在籍しています。子育て経験者はうち3人ですが、皆、子ども好きで笑顔がすてきな人が集まりました。私は最初は怖がられるほうなので(笑)、スタッフには随分助けられています。歯磨き指導もメインはスタッフですね。先ほどからお話ししているように、成長期である子どもの歯やお口、体はとても大事なので、スタッフにも育児関連の本を読んでもらい、3歳までに必要な要点をまとめて親御さん向けの冊子を手作りしてもらいました。かわいいイラスト入りで読みやすい冊子ができ上がりました。待合室に置いてあり、必要な方に積極的にお渡ししています。

今後の展望についてお聞かせください。

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いずれは子どもたちであふれかえるほどの歯科医院になりたいですね。子どもたちには、よく運動し、よく食べ、よく笑って元気に育ってほしい。勉強は放っておいてもやる子はやります(笑)。「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」といいますが、お口の健康が体につながり、心につながると思っています。地方の一歯科医院ですが、ここから元気な子どもの体の土台をつくるお手伝いをしたいです。親御さんを応援する気持ちでゆくゆくはここでセミナーを開きたいと考えていて、最近では、岡崎市のお母さんのグループが開催するイベントに参加し、協力しました。親御さんやお子さんに、「歯医者さんは楽しくおしゃべりして歯をきれいにするところ」と思ってもらい、健康のため歯科検診を生活の一部に取り入れていただければうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた小児矯正/20万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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