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樋口 麻子 院長の独自取材記事

新大久保にじいろおやこクリニック

(新宿区/新大久保駅)

最終更新日:2022/06/21

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新大久保駅から徒歩7分。韓国料理店など各国の飲食店や雑貨店が立ち並ぶ大通りを越えた、閑静な住宅街に「新大久保にじいろおやこクリニック」はある。院長の樋口麻子先生は子育て中の家族のサポートをするため、2022年4月に開院。勤務医時代に培ってきた医療知識をもとに予防接種や乳幼児健康診査はもちろん、一般的な小児科疾患だけではなく、低身長など内分泌疾患の相談など専門的な診療にも対応している。また、3人の子どもを育てた経験も生かし、子育ての相談にも応じているという。「私自身が子育てで苦労した経験があるからこそ、今の親御さんたちには子どもがいて良かったと思えるように手助けしていきたいです」と優しい笑顔で語る樋口先生に、クリニックのコンセプトや取り組みについて詳しく話してもらった。

(取材日2022年5月19日)

医師、そして子育て経験者として親子をサポート

まずはどのようなクリニックなのか教えてください。

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当院では小児内科の全般、ゼロ歳児からの予防接種、子どもの定期健診に対応しています。私の専門分野である小児の内分泌の診療も行っているので、低身長や思春期が早い遅いなど、子どもの成長に関する心配事もご相談ください。また、子どもが元気に育つには、まずは親が心身ともに元気であることが大切ですので、子どもの風邪などがうつってしまった親御さんも一緒に診察したり、子育ての相談に乗ったりもしています。親が不調だと、子どもの体調に影響を及ぼすことがありますからね。家族全員のサポートを行っているので、ぜひ頼っていただけたらうれしいです。

お子さんだけではなく、親御さんのサポートにも力を入れているのですね。

そうですね。親御さんは子どもがちゃんと育つかやっぱり心配だと思います。働きながらの子育てとなると「仕事をしないで子どもを見ていれば良かったのかも……」と余計に不安を抱えてしまうこともあるでしょう。私自身、仕事をしながら3人の子どもを育ててきましたが、時には抱っこしながら寝たことがあるほど子育ては大変でした。最近は核家族の家庭が多いですから、どうしても煮詰まりやすくなります。子どもが成人するまで、家族をそばで見守ってくれる第三者の存在の大事さも痛感しました。そこで、子どもの診療だけではなく親御さんのサポートにも力を入れようと思ったのです。大変でも親御さんが「子どもがいて良かった」と思えるように、私が第三者として支えていければと思っています。

長く勤務医をされていたそうですが、なぜ開院しようと思ったのですか?

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先ほどもふれましたが、私も子どもがいることを楽しめなくなった時期があったんです。育児しながら仕事を始めた時にもし、寄り添ってくれる人がいればもっと楽しめたのかなと思っていました。子どもはかわいいけれど子育ては苦労も多いと実感し、私が得意とする医療を介して子育ての支援を始めようと思いました。支援だけなら勤務医のままでも十分できますが、子どもと親御さんたちのコミュニティーを広げるきっかけとなる場所もつくりたかったので開院したんですよ。

自分で選びながら子育てする大切さを伝えることに注力

診療するにあたって大切にしていることは何ですか?

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診療にしても子育てにしても、アドバイスではなく提案を心がけています。アドバイスは「これをやりなさい」と指示に近いイメージであるのに対し、提案は「こういう選択肢があるよ」と、あくまでも親御さんに選んでもらえるようにするイメージがあると思うのです。自分で考えて子どものために選択できるようになってほしいと思うので、そのためにもしっかりと丁寧に説明をさせていただいています。

機器や設備について教えてください。

腹痛や皮膚のトラブル、甲状腺疾患など、さまざまな症状に対応できるポータブル超音波を導入する予定です。超音波はエックス線のように被ばくのリスクがないため、安心して検査を受けてもらえるでしょう。また、当院では吸入器を貸し出して、各ご家庭で対応してもらうスタイルを採用しています。何度も来院する手間が省けますし、必要に応じて親御さん自身で処置ができるきっかけになるのではないでしょうか。初めてでも使えるようにしっかりとサポートするので、安心していただければと思います。

感染症対策で工夫されていることはありますか?

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実施しているのは基本的なことばかりですが、院内に空気洗浄機を設置し、診療の度に消毒を行い、マスクやフェイスシールドの徹底を心がけています。当院ではウェブ問診を導入しているため、事前にある程度の情報を入力してもらっているのですが、その際に発熱や感染症の疑いがあると判断したら、こちらから電話をしてさらに詳しい情報を教えてもらうようにしています。そして、必要に応じて隔離室にご案内することもあります。感染症対策もしっかり行い、患者さんも安心して来ていただけるように努めています。

オンライン診療も実施されているのですね。

はい。仕事をしながら子育てをしていると一分一秒が大切になりますから、それぞれの生活スタイルに合わせて選べるようにオンライン診療も実施することにしました。電話診療と違い患者さんの様子を画面越しに診られるので、来院してもらうのに近い診療の提供ができると思います。「押してみるとどうですか?」のように、こちらの指示に従って対応していただき、子どもの反応を教えてもらうことで、自分が触診するのと似たような情報も得られるんですよ。初診は来院をお願いしていますが、2回目以降は「感染症対策のために」「行く時間がないから」などの理由で構いませんので、気軽にオンライン診療を活用していただけたらと思います。

家族のように気軽に頼れる存在をめざして

診療時間外に相談会をされているとか。

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そうなんです。毎週水曜日14時から30分と短い時間ですが、2階のカフェスペースを使って「子ども健康・子育て相談タイム」を開催しています。私やスタッフと、もしくは相談会に来た親御さん同士でコミュニケーションを楽しんでいただく目的で始めました。相談会と銘打っていますが、医師と患者というより、同じ親として対等にお話しさせていただくので、診療の時よりも話しやすく感じてもらえるでしょう。予約制ではないので、診療で話せなかったことがある時や、誰かと話したいと思う時に気軽に立ち寄ってみてください。

スタッフさんについて教えてください。

現在5人のスタッフが交代で勤務しています。みんな自ら率先して行動してくれるので、とても助かっているんですよ。スタッフを選ぶ際は、信頼できる人柄と子育て経験を重視しました。そのため、診療のときの待ち時間、私以外にも子育ての相談をしたい時に、安心してスタッフに頼っていただけるでしょう。

今後の展望を教えてください。

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子どもの成長を親御さんと一緒に見守らせてもらい、来ていただいた方に「ここがあって良かったな」「ここがあったから頑張れた」と思ってもらえる場所にしたいですね。楽しく子育てできるような取り組み、アドバイスをどんどんしていきたいと思います。そのためには、今の親御さんたちは何を求めているのかを詳しく聞き、ニーズに合わせてクリニックも変わっていこうと思います。

最後に、読者や患者さんへのメッセージをお願いします。

25年以上医療に携わってきた医師として、また、3人の子育て経験がある親としてさまざまな経験を積んできましたので、「頼りたいな」と思ったらいつでも来てください。私やスタッフを含む当院に集う方々が、お互いを信頼し合って何でも話せる家族のようにつながれたらうれしいですね。

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